静岡県の東部——富士山の麓から駿河湾へ注ぐ富士川。山梨・長野の山岳部を源流とする一級河川は、豊富な栄養分を海へ運び、河口部に豊かな釣り場を生み出しています。浜松市からは約100km・高速道路で約1時間。日帰り遠征圏内の「東の釣り場」として、遠州灘ではなかなか狙えない大型シーバス・クロダイ・ヒラメが狙える魅力的なフィールドです。
本記事では、浜松丸が富士川河口・富士市エリアの釣り場・ポイントマップ・狙える魚種・シーズン・アクセス情報を完全ガイドします。
Contents
1. 富士川と駿河湾の特徴
河川の概要
| 項目 | データ |
|---|---|
| 流路延長 | 128km(山梨・長野・静岡を流下) |
| 河口位置 | 静岡県富士市(駿河湾西岸) |
| 流量 | 大型河川(増水時は流速が速い) |
| 河口の環境 | 砂州・砂浜・干潟・護岸が混在 |
| 浜松からの距離 | 約100km(新東名高速・富士IC利用) |
なぜ富士川河口が釣れるか
- 大量の有機物流入:山岳部から栄養豊富な水が流れ込み、ベイトフィッシュが集まる
- 黒潮の影響:駿河湾は黒潮(暖流)が直接入り込む湾。温水域の魚(カンパチ・シマアジ・イサキ)が河口近くまで来ることも
- 潮の干満差が大きい:駿河湾は太平洋側の湾で潮位変化が大きい。干満の差が大きいほど潮の流れが強くなり、魚が活性化する
- 広い河口域:砂地・岩礁・護岸が混在する複雑な地形がターゲット魚を集める
2. 富士川河口エリアの主要釣りポイント
ポイント①:富士川河口・右岸(北側)護岸
アクセス:新東名「新富士IC」から車で約15分。富士市内から国道139号線経由で河口へ。
- 地形:護岸沿いに流れのある護岸。テトラが入っている箇所あり
- ターゲット:シーバス(セイゴ〜ランカー)・クロダイ・キビレ・ハゼ
- 釣り方:ルアー(シンキングミノー・バイブレーション)、ウキ釣り(クロダイ)
- 時期:春〜秋(シーバス)、秋〜冬(クロダイ)
ポイント②:富士川河口・左岸(南側)砂浜
- 地形:砂浜海岸が続く。河口から数百mの砂浜がフラットになっている
- ターゲット:ヒラメ・マゴチ・シロギス・シーバス
- 釣り方:サーフルアー(メタルジグ・ヘビーシンキングミノー)、投げ釣り(キス)
- 時期:秋(ヒラメ・マゴチ最盛期は9〜11月)
- 特徴:富士山を背景にした景観が美しい「絶景ポイント」。富士川河口左岸は富士市の砂浜公園「ふじのくに田子の浦みなと公園」に隣接
ポイント③:田子の浦港(富士市)
- 地形:富士川河口南西の大型港湾
- ターゲット:アジ・サバ・イワシ(回遊)、クロダイ・シーバス(港内)、青物(外堤防)
- 釣り方:サビキ(回遊魚)、ルアー(シーバス・クロダイ)、ウキ釣り(クロダイ)
- 施設:駐車場完備。トイレあり。富士山を望む釣りが楽しめる
- 注意:港内の一部エリアは立入禁止区域があるため事前確認
ポイント④:富士川左岸〜岩松地区の護岸
- 地形:河口から1〜3km上流の汽水域護岸
- ターゲット:シーバス(60〜80cm級の大型も)・クロダイ・ウナギ
- 釣り方:シーバスルアー(夜釣りのミノー・バイブレーション)、ウナギぶっ込み(夏〜秋)
- 特徴:汽水域(海水と淡水が混じるゾーン)特有の濁り水がシーバスを引き寄せる
3. 富士川エリアの季節別釣り情報
| 季節 | ターゲット | おすすめポイント | 備考 |
|---|---|---|---|
| 春(3〜5月) | シーバス(乗っ込み)・クロダイ | 河口〜上流の護岸 | 桜の季節のバチ抜けパターンに注目 |
| 初夏(6〜7月) | シーバス・青物(ハマチ)・ヒラメ | 河口砂浜・田子の浦港外 | 田子の浦港外堤防では青物回遊チェック |
| 夏(8月) | キス・マゴチ・シーバス(夜) | 河口左岸砂浜・田子の浦 | 高水温期は夜釣りシーバスが本命 |
| 秋(9〜11月) | ヒラメ・マゴチ・青物・シーバス | 全ポイント | 年間最高シーズン。遠征価値が最も高い |
| 冬(12〜2月) | クロダイ・カレイ・シーバス | 河口右岸護岸・田子の浦港内 | 寒クロダイが良型。カレイの投げ釣りも |
4. アクセスと駐車場情報
浜松からのアクセス
- 高速道路(推奨):浜松西IC→新東名高速→新富士IC→国道139号経由で富士川河口へ(約1時間〜1時間15分)
- 国道1号線(下道):浜松市内から国道1号線を東進。約1時間30分〜2時間(混雑時は2時間以上)
駐車場情報
- 田子の浦みなと公園:無料駐車場あり(100台以上)。トイレ完備。早朝から利用可
- 田子の浦港北側岸壁:路肩駐車可能なエリアあり(早朝〜混雑状況による)
- 富士川河口右岸:護岸沿いに数台分の路肩スペースあり(他の釣り人・地元漁業関係者に配慮)
5. 浜松アングラーが富士川遠征で注意すること
情報収集
- 富士市・富士川エリアの釣具店(市内複数店舗)に最新の釣果情報を問い合わせる
- SNS(X・Instagram)で「富士川 釣り」「田子の浦」などで検索して直近の情報を確認
立入禁止区域
- 田子の浦港・富士川河口には工業地帯が隣接している。立入禁止区域の看板を必ず確認
- 漁協・港湾管理者の規制が変わることがある。現地の掲示を優先
増水・濁水への対応
- 富士川は上流の雨で急増水することがある。天気予報だけでなく上流域の降水状況を確認
- 増水・強濁り時は河川から離れる。無理な釣行は命取り
まとめ——「富士川河口は浜松から日帰りで行ける「東の一級ポイント」
富士川河口は遠州灘とは異なる駿河湾の魚が集まる、浜松アングラーにとって「新鮮な遠征先」です。秋のヒラメ・シーバスシーズンには、遠州灘では味わえないフィールドを体験できます。
新東名高速を使えば1時間ちょっとでアクセスできる富士川へ。富士山を見ながらの釣りという贅沢な体験も待っています。
※田子の浦港・富士川河口は立入禁止区域・漁業関係者の業務エリアが存在します。現地の掲示に従って釣行してください。富士川は急増水する可能性があります。上流域の天気を確認し、増水時には河川から離れてください。



