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釣り針の種類を知ろう
釣具店に行くと、針(フック)コーナーには何十種類もの針が並んでいます。「どの針を選べばいい?」と迷うのは初心者の共通の悩みです。針の形状は魚の口の形・捕食スタイル・釣り方に合わせて設計されています。主要な5種類の針と選び方を完全解説します。
針の基本構造
どの針も基本構造は共通です:
- チモト(上部):ハリスを結ぶ部分(丸い形や平たいもの)
- 胴(軸):針の長さを決める部分。長い=エサを大きく刺せる、短い=口が小さい魚に対応
- 腰曲がり(bend):針の曲がり部分
- 針先(point):魚に刺さる部分。内向き(貫通しやすい)、直(汎用)など形状が異なる
- カエシ(barb):針が外れにくくする逆向きの突起(カエシなし=バーブレスフックもある)
針の号数の見方
日本では針の大きさを「号数」で表します。号数は大きいほど針が大きくなります。ただし針の種類ごとに実際のサイズが異なるため、種類別に号数を覚えましょう。
5大針種の特徴と使い分け
① 袖針(そでばり)
胴が長く、針先が横を向いた形状の針。
- 特徴:細長い体型の小魚(アジ・キス・サバなど)に対応。エサが針から外れにくく、飲み込まれた時も外しやすい。
- おすすめ魚種:アジ、サバ(サビキ針に使用)、キス(投げ釣り)、ハゼ
- サイズの目安:豆アジ・キス:3〜5号 アジ大型・ハゼ:5〜7号
- 浜名湖・遠州灘での使用場面:弁天島サビキ釣り(袖3〜5号)、シロギス投げ釣り(袖4〜6号)
② 丸セイゴ針
軸が短めで、針先がやや内向きの汎用針。「セイゴ」はシーバスの幼魚を指す。
- 特徴:口が大きい魚に向いた汎用性の高い形状。飲み込まれても外しやすい。エサ釣りの定番。
- おすすめ魚種:シーバス(スズキ)、クロダイ、カサゴ、タチウオ、メバル
- サイズの目安:カサゴ・メバル:8〜10号 クロダイ・シーバス:12〜16号 タチウオ:18〜20号
- 浜名湖・遠州灘での使用場面:浜名湖シーバスのウキ釣り(丸セイゴ14〜16号)、夜の電気ウキタチウオ釣り(丸セイゴ18号)
③ チヌ針(チヌ鉤)
クロダイ専用設計。軸が短く、針先が若干内向きで口の固い場所に確実に刺さる設計。
- 特徴:クロダイの硬い口に対して刺さりが良い形状。フカセ釣りの主役針。
- おすすめ魚種:クロダイ(チヌ)、キビレ、フカセ釣り全般
- サイズの目安:小型チヌ:1〜2号 中型:3〜4号 大型:5〜6号
- 浜名湖・遠州灘での使用場面:浜名湖フカセ釣り(チヌ3〜4号)、チニングのフカセ仕掛け
④ グレ針(伊勢尼系)
メジナ(グレ)の吸い込む捕食スタイルに合わせた設計。軸が細く、針先が鋭い。
- 特徴:メジナの「吸い込む」食い方に合わせて細軸・鋭利な針先。コマセ釣り(フカセ)に最適。
- おすすめ魚種:メジナ(グレ)、小型クロダイ
- サイズの目安:小型メジナ:4〜5号 中型:6〜7号 大型:8〜9号
- 御前崎・遠州灘磯での使用場面:御前崎磯のメジナフカセ(グレ6〜7号)
⑤ ムツ針
針先が大きく内側に曲がった独特の形状。根魚の穴釣りに向く。
- 特徴:根魚は穴の中でエサを咥えて逃げる習性があり、内側に曲がった針先が口の中で確実に刺さる。根掛かりしにくい形状でもある。
- おすすめ魚種:カサゴ、メバル(穴釣り・ロックフィッシュ)
- サイズの目安:小型根魚:10〜14号 大型カサゴ・アイナメ:16〜18号
- 御前崎・遠州灘テトラでの使用場面:テトラの穴釣り(ムツ10〜14号)
針選び早見表
| 魚種 | 釣り方 | 推奨針 | 号数 |
|---|---|---|---|
| アジ(豆〜中型) | サビキ・ウキ釣り | 袖針 | 3〜6号 |
| キス | 投げ釣り・ちょい投げ | 袖針・キス専用 | 4〜7号 |
| クロダイ(チヌ) | フカセ釣り | チヌ針 | 3〜5号 |
| メジナ(グレ) | フカセ釣り | グレ針 | 5〜8号 |
| シーバス・クロダイ | ウキ釣り・ぶっこみ | 丸セイゴ | 12〜16号 |
| カサゴ・メバル | 穴釣り | ムツ針 | 10〜14号 |
| タチウオ | 電気ウキ・テンヤ | 丸セイゴ | 18〜22号 |
入門太助の針選び3原則
- 「狙う魚に合わせた針を使う」 ─ 汎用の丸セイゴから始め、専用針に移行するのが王道
- 「小さすぎる針は使わない」 ─ 大物に細い針はNG。しっかり刺さる適切なサイズを選ぶ
- 「針は使い捨て感覚で」 ─ 錆びたら即交換。釣果に直結するのでケチらない


