浜名湖・都田川の天然ウナギとテナガエビは、夏の風物詩的な釣りの対象です。近年は資源保護の観点から規制が強化されており、正しいルールを理解した上で楽しむことが大切です。2026年の最新情報をまとめます。
Contents
浜名湖・静岡県のウナギ資源状況(2026年)
天然ウナギの現状
ニホンウナギ(Anguilla japonica)は環境省レッドリストで「絶滅危惧IB類」に指定されています。浜名湖でも天然ウナギの個体数は過去50年で大幅に減少しています。
- シラスウナギ(稚魚)の漁獲量が1980年代の1/10以下に減少
- 浜名湖ではウナギ養殖が盛んだが、天然ウナギとは別物
- 釣り人が天然ウナギを釣ることは依然として可能だが、資源保護の意識が重要
ウナギ釣りの基本情報(2026年)
遊漁のルール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 遊漁券 | 都田川・浜名湖の内水面漁業協同組合の遊漁券が必要(一部区域) |
| 購入方法 | 近隣釣具店・漁協事務所で購入。日釣り券・年券あり |
| 採捕制限 | 一般遊漁者は1日あたりの上限あり(各漁協の規定に従う) |
| 禁止区域 | 漁業権設定区域の一部では釣りが禁止の場所がある |
ウナギ釣りのシーズン
- 最盛期:6月〜9月(水温が高い夏が最も活発)
- 夜釣りが基本:ウナギは夜行性。夕方〜深夜が最も釣れやすい
- 梅雨時:増水・濁りのタイミングが特に好調
ウナギ釣りの仕掛けとエサ
- 竿:延べ竿2〜3m または ぶっこみ釣り用竿
- 仕掛け:夜光玉+丸セイゴ針12〜15号・ハリス2〜3号
- エサ:ドバミミズ(最定番)・アオイソメ・サバの切り身・エビ
- ポイント:石積み護岸の際・水門周辺・川の曲がり角・大きな石の下
テナガエビ釣りの完全ガイド
テナガエビとは
テナガエビは長い前腕(テナガ)を持つ淡水エビ。天ぷらにすると絶品で、子どもも楽しめる釣りの対象として人気があります。
テナガエビ釣りの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最盛期 | 5〜8月(産卵期の5〜7月が特に活性が高い) |
| 生息場所 | 石積み護岸・テトラ・木の根・橋脚下 |
| 適した環境 | 流れが緩やか・石が多い・濁りが少ない浅い川 |
テナガエビ釣りの仕掛け
- 竿:延べ竿1.8〜2.7m(穂先が繊細なもの)
- 道糸:フロロカーボン0.8〜1号
- ウキ:小型の玉ウキ(赤白の小さなもの)
- 錘:ガン玉G1〜G3(小さい方が食い込み良い)
- 針:テナガエビ専用針3〜5号 or タナゴ針
- エサ:アカムシ(赤虫)が最もよく釣れる。アオイソメの細切りも有効
テナガエビ釣りの手順
- 石積み護岸・テトラ帯の際にウキ仕掛けを置く
- エサを底すれすれに合わせる(テナガエビは底にいる)
- ウキが静かに沈んだら少し待ってからアワセ
- テナガエビはゆっくり引いてくる(急ぐと針から外れる)
浜名湖・都田川のテナガエビポイント
- 都田川(本流):石積み護岸が続く区間に多い。流れが緩い場所を選ぶ
- 浜名湖北岸(猪鼻湖接続部):浅い護岸にテナガエビが多く生息
- 引佐細江(細江湖):浜名湖の支湖。穏やかな水域でテナガエビ多数
天然ウナギ・テナガエビの料理
テナガエビの天ぷら
- 泥抜き:釣れたエビを清水に3〜4時間置く
- 塩で軽く揉み、水洗いする
- 天ぷら衣をつけて170℃の油で2〜3分揚げる
- 頭・殻ごと食べる。香ばしく香る夏の味
天然ウナギの蒲焼き(白焼きから)
天然ウナギは養殖に比べて身が引き締まっている。白焼き(タレなし)で食べると、天然の旨みが際立ちます。
- 捌き方:目の後ろを打ち付けて動きを止め、背開きで内臓を除去(技術が必要)
- 焼き方:グリルで表面の脂が滲み出るまで焼く。この焼き色が命
- タレ:醤油:みりん=1:1で作るシンプルなタレ
資源保護への取り組み
- 小さいウナギはリリース:全長30cm以下の小型はリリースを推奨
- 遊漁券の購入:遊漁券の収益は稚魚放流・河川環境整備に使われる
- 釣りすぎない:自分が食べられる量だけ持ち帰る意識を
浜名湖・都田川の天然ウナギとテナガエビは、夏の釣りの醍醐味。正しいルールと遊漁券を持って楽しみながら、大切な資源を次世代に残していきましょう。


