連休中に「浜名湖で釣りがしたい──」て人もいるでしょう。
ところがGW中は、浜松市が観光客数で全国トップクラスになるタイミングで、市内の車移動もままなりません。
その核となるのが浜松まつりです。
現地の渋滞回避策は、地域住民に聞いたほうがはやい。
てことで地域住民の私が、なるたけスムーズな釣行や観光ができるよう、クソ渋滞ゾーン回避をアドバイスします。
GWに自動車で浜松市に来るのはあまりオススメしない理由
通年5月3~5日は「浜松まつり」が開催されます。中田島公園での「凧揚げ」が有名。
そちらはあまり関係なく、渋滞の核は夜の「御殿屋台」。
参加する町が浜松駅前に向けて屋台を曳き、市内を練り歩きます。
簡単にいえば、方々からデコトラが一斉に徐行しつつパレードするようなもの。
これにより、道路上の屋台回避や町内の交通規制があり、予想しにくい渋滞が散発します。
──の理由で、車を使った移動はオススメしません。
でも浜名湖や遠州灘で釣りをするなら、交通機関より車の方がまだ楽です。
というわけで、渋滞ポイントをざっくり説明して、スムーズな車移動方法をアシストします。
祭り期間中に必ず渋滞するポイント
浜松まつり期間に、渋滞が起きやすいポイントはこんな感じ。
GW期間の観光客数は、地味に全国トップクラス。
車社会の都市なので、中心部に近づくほど信号交差点が無駄に多く、交通集中により、全域で自然渋滞が起きやすい。
圧死しそうでも目的地に近づくだけ、満員電車の方がマシだと思うんですが……。
3箇所の渋滞回避ポイントを説明
では渋滞回避のポイントを説明します。
①御殿屋台練り歩きゾーンの回避テク
車で浜松駅周辺に近づくのは、日中なら16時まで。
17時以降は通行止めの規制が敷かれるし、屋台も集まり出すので、行くも地獄──帰るも地獄になります。
市内を車で移動するなら日中にしましょう。
終了した21時以降も、地元に戻る屋台と観光客がブッキングして、高速道路と国道1号線などのバイパスは混みやすい。
東西への大移動は、22時以降からはじめるほうが若干マシです。日付が変わる頃は大丈夫。
要するに、市内への移動をスムーズにしたいなら、0~8時くらいしかありません。
範囲外は普段の倍以上ほど移動時間を見積もっておきましょう。
②マイカー規制がある凧揚げゾーン
マイカー規制は凧揚げ会場へ直接の場合。通過するだけなら問題ありません。
国道1号線に規制はないけど、会場から東方面は信号多めで、もともと自然渋滞が起きやすいポイント。
海岸沿い道路のほうが、信号がないため渋滞回避に使えます。
問題は天竜川を渡る2つの橋。
どちらも国道150号線ですが、一般道の「掛塚橋」と、有料の「新掛塚橋」があります。一般道のほうは渋滞の名所。
磐田方面から浜松に入るなら、新掛塚橋を使ったほうがマシです。
料金も普通車まで100円ですから、気軽に利用してください。
※参考:遠州大橋料金表|静岡県道路公社
凧揚げ会場へは、浜松駅から出発するシャトルバスを利用してください。
※参考:会場までのアクセス|浜松まつり公式
駐車料金は大都市よりは安いけど、駅前にそれほどキャパがないので、一駅離れた所を利用する手もあります。
③理不尽な渋滞をするレジャーゾーン
弁天島─雄踏─村櫛を繋ぐ浜名湖大橋は、橋上に信号交差点があるため、交通集中により渋滞しやすい。
潮干狩りシーズンの週末時は、だいたい混みますね。
GWと夏休みの大型連休は、おにちく交差点を起点に、弁天島と雄踏はこんな感じで渋滞します。
今まで経験した最長がこんな感じ。
端から橋の交差点を越えるまで30~60分かかります。ギャグじゃねぇ。
交差点からガーデンパーク(村櫛)に向かうなら大丈夫、逆から来る場合も大丈夫です。
浜名湖沿岸は無料の潮干狩り場もあるため、シーズン中の週末はだいたい混みます。
画像の地域は、「弁天島の潮干狩り」開催中だとさらに倍。
この橋は愛知方面から志都呂イオンに向かう最短ルートのため、弁天島と雄踏の相互交通はまいど混んでますね。
GW中にここ(橋)を通過するなら、もれなく1時間はかかるので要注意。(平常10分以内)
みんな大好きのイオンに行くだけなら、R1バイパスの「坪井IC」を降りて北上するのが断然早いです。
ガーデンパークに行くのも同様で、三ヶ日からぐるりと進むか、「はまゆう大橋(有料)」を利用しましょう。
※参考:はまゆう大橋料金表|静岡県道路公社
【まとめ】GW中に車で来るなら1.5倍は時間に上乗せすること
浜松まつり期間に市内観光する場合、スケジュールの移動時間は、参考時間の1.5倍見積もりましょう。
旅行雑誌の移動時間が「20分」なら、設定は最低30分。40分以上なら余裕が産まれるし、後ろのリスケも楽になります。
GW中の車移動は、普段の倍近く時間がかかるので、引きこもってるか電車で遊びに行くほうがマシ(地元民並感想)。
市内で渋滞しやすいポイントは固定されていて、抜け道も多くあります。
Googleマップのナビを使うほうが渋滞回避能力は高い。けれど、運転に慣れない人を容赦なく細い道に誘うリスクもあります。
まあ観光地の最終地点(例えばパルパルとか)に行くなら、それもあまり意味はないです。
遠州灘サーフの浜松エリアで釣りをする人向けの注意点
浜松市沿岸域防潮堤整備事業 海岸利用する方へのお知らせ
遠州灘の砂浜に立ち入れる場所は、上記HPを参照してください(他力本願)
要点をいうと、凧揚げ会場の中田島公園駐車場が閉鎖&マイカー規制されます。
工事休止中なら、「卸本町」「トビオ」「篠原」「舞阪プラント」「表浜駐車場」の海岸通り抜けが利用できるはず。
サーファーも多く訪れるので、駐車場が広い「表浜駐車場」がベスト。
ちなみに今切口から西は湖西市。
そこから伊良湖岬までは通行止め以外、制限なく入れるので、GW中の浜松沿岸で渋滞と格闘しつつサーフルアーをする理由もないと思います。