浜名湖といえば弁天島・新居弁天海釣公園が有名ですが、実は奥浜名湖エリア(細江湖・庄内湖)にも魅力的な釣りスポットが多数あります。観光客が少なく、地元アングラーだけが知るような穴場的なポイントが存在し、クロダイ・シーバス・ハゼ・ウナギなどが狙えます。
このページでは細江湖・庄内湖周辺の釣り場を浜松丸が完全ガイドします。
奥浜名湖エリアの特徴
細江湖(ほそえこ)とは
浜名湖の最奥部に位置する細江湖(別名:猪鼻湖)は、細長い形をした浜名湖の一部です。奥浜名湖とも呼ばれ、山間部から流れ込む淡水(新所川・大谷川など)と海水が混じり合う汽水域です。
水深は比較的浅く(最大6〜8m程度)、底質は砂泥から泥にかけてのポイントが多い。護岸整備された場所も多く、岸からの釣りがしやすい環境が整っています。
庄内湖(しょうないこ)とは
庄内湖は浜名湖北西部に位置する小さな湾状の水域で、都田川が流れ込む河口エリアです。淡水の影響を強く受けるため、表浜名湖より塩分が低く、ハゼ・ウナギ・テナガエビなど汽水〜淡水系の魚が多く生息します。
護岸が整備されており、車を横付けできるポイントも多いため、高齢者や子ども連れのファミリーにも釣りやすいエリアです。
細江湖の釣りポイント詳細
① 気賀駅前の護岸(クロダイ・シーバスの実績ポイント)
天竜浜名湖鉄道の気賀駅近くの護岸は、地元のフカセ釣り師に知られた穴場ポイントです。護岸沿いの水深は2〜4mで砂泥底。春の乗っ込みシーズンにクロダイが入ってくる実績があり、表浜名湖の混雑した釣り場を避けたい方には最適です。
アクセス:国道362号線を浜松市北区方面へ。気賀ICを降りてすぐ。駐車スペースは路肩に限られるため注意。
おすすめ釣法:フカセ釣り(クロダイ)・ルアー釣り(シーバス)・ちょい投げ(ハゼ・キビレ)
② 細江公園前の護岸
細江公園前の護岸は駐車場があり、釣りのベースキャンプとしても使いやすいポイントです。水深は1〜3mの浅場で、夏のハゼ・キス釣りや、夜のウナギ・アナゴ釣りで実績があります。
おすすめ釣法:ちょい投げ(ハゼ・キス)・夜釣り(ウナギ・アナゴ)・エギング(コウイカ)
③ 奥浜名湖北部:三ケ日・大崎地区
浜名湖最北端エリアの三ケ日・大崎地区は、観光客がほとんど来ない静かな釣り場です。石積みの護岸やテトラが点在し、カサゴ・メバルなどの根魚が多く生息しています。
春〜夏にかけてはシーバスも回遊し、橋脚下や杭周りにはクロダイも付いています。釣り人が少ないため、大型が残っている可能性があります。
特徴:人が少なく、のんびりした釣りができる。ミカン畑を見ながらの釣りは浜名湖らしい風景。
庄内湖の釣りポイント詳細
① 都田川河口(庄内湖流入点)
都田川が庄内湖に流れ込む河口エリアは、シーバス・クロダイ・キビレが年間を通じて狙えるポイントです。淡水と海水が混じる汽水域はベイトフィッシュが豊富で、魚が集まりやすい地形です。
シーバス狙い:日没から夜間にかけてミノー・バイブレーションで河口沿いをトレースする。上げ潮の流れが入り始める時間帯が最も活性が高い。
クロダイ・キビレ狙い:春の乗っ込みから秋にかけて、チニング(ルアー)またはフカセ釣りで狙える。底のカケアガリ付近が好ポイント。
② 庄内湖岸の車横付けポイント
庄内湖の西岸には道路沿いに護岸が続き、車を横付けして釣りができる場所が複数あります。特に釣り解放区の看板が設置されている場所では、テントを張っての長時間釣りも可能です。
ハゼ釣り(7〜10月):庄内湖内はハゼの好ポイントとして地元では有名。簡単なちょい投げ仕掛けに青イソメをつけて底を引けば、次々とハゼが釣れます。子どもの入門釣りに最適。
ウナギ釣り(6〜9月):都田川〜庄内湖にはウナギが生息しています。夜間にドバミミズを餌にして底でウナギを狙う「ウナギ釣り」は、浜名湖周辺の伝統的な釣りです。詳細は漁業権の規制を確認してから実施してください。
奥浜名湖エリアで釣れる魚種一覧
| 魚種 | 釣れる時期 | おすすめポイント | 釣法 |
|---|---|---|---|
| クロダイ(チヌ) | 春〜秋(通年) | 気賀護岸・都田川河口 | フカセ・チニング |
| キビレ | 春〜秋 | 庄内湖全般 | チニング・ウキ釣り |
| シーバス | 通年(夜) | 都田川河口・橋脚周辺 | ルアー |
| ハゼ | 7〜10月 | 庄内湖岸・細江湖浅場 | ちょい投げ |
| カサゴ | 通年 | テトラ・石積み護岸 | 穴釣り・ワーム |
| メバル | 11〜4月 | 三ケ日・大崎テトラ | メバリング |
| ウナギ | 6〜9月(夜) | 都田川・庄内湖 | 夜釣り(要漁業権確認) |
| アユ(遡上) | 6〜10月 | 都田川中流 | 友釣り(要遊漁券) |
| コウイカ | 春・秋 | 奥浜名湖各所 | エギング |
奥浜名湖の特殊な魅力:ボートでの釣り
細江湖・庄内湖はおかっぱり(岸からの釣り)だけでなく、レンタルボートでの釣りも魅力的です。ボートに乗ると岸から攻められないポイントへのアクセスが可能になり、大型クロダイが隠れる深場や杭周りを丁寧に攻められます。
浜名湖周辺には複数のボート屋がありますが、奥浜名湖エリアに特化したレンタルボート施設も存在します。事前予約が必要な場合が多いので、釣行前に確認してください。
アクセス情報
細江湖エリア
浜松市北区細江町周辺。東名高速浜松ICから国道257号線を北上(約20〜30分)。または天竜浜名湖鉄道「気賀駅」下車徒歩圏内。
庄内湖エリア
浜松市西区舞阪町・都田町周辺。浜松市街から国道1号線を経由して浜名湖西部へ(約30〜40分)。都田川沿いの道を進むと庄内湖岸に出ます。
奥浜名湖釣行の注意事項
- 漁業権:浜名湖のウナギ・アユには漁業権が設定されています。釣りを行う前に必ず浜名湖漁業協同組合のルールを確認してください
- プライベートな釣り場:護岸の一部は私有地の場合があります。釣り禁止の看板や柵がある場所には立ち入らないこと
- ゴミの持ち帰り:奥浜名湖は地元住民の生活環境に近いエリアです。ゴミは必ず持ち帰り、コマセ(撒き餌)も使用後は水で洗い流すこと
- 夜釣りの注意:住宅地に近い場所での夜釣りは騒音・光に注意してください
まとめ:混雑を避けたい釣り人に最高の選択肢
表浜名湖(弁天島・新居)が混雑するシーズンでも、細江湖・庄内湖エリアはほとんど釣り人がいません。地元の常連だけが通うような静かな釣り場で、のんびりとクロダイのアタリを待つ——これも浜名湖ならではの釣りの楽しみ方です。
「今日は混んでいる」「人気ポイントに入れなかった」という時こそ、奥浜名湖エリアへの遠征を試してみてください。新しい発見と穴場ポイントとの出会いが待っています。



