浜名湖・遠州灘エリアの釣法の中で、ウキフカセ釣りは最もテクニカルで奥深い釣法の一つ。撒き餌(マキエ)でターゲットを浮かせ、刺し餌(サシエ)と同調させてウキを沈める瞬間は、他の釣法では得られない独特の興奮があります。
本記事では、浜名湖・遠州灘エリアでウキフカセ釣りが楽しめる厳選5ポイントを、専門的な観点から解説。各ポイントの特徴・ターゲット・最適シーズン・駐車情報まで完全ガイドします。
フカセ釣りに適した場所の選び方
必要な条件
- 足場が安定している:テトラ・護岸・磯
- 潮の流れがある:撒き餌が流れてタナを作れる
- 根・障害物がある:クロダイ・メジナの着き場
- 水深2m以上:撒き餌のタナが確保できる
Best 1|今切口(舞阪堤・新居堤テトラ)
ポイント概要
浜名湖と遠州灘を結ぶ今切口は、フカセ釣りの聖地と称される浜名湖最高峰のクロダイ・キビレ場。両岸のテトラ帯には大型クロダイが回遊し、特に春〜夏の上げ潮時は60cmオーバーも狙える実績ポイントです。
狙い魚種と最適シーズン
- クロダイ(チヌ):年中。5〜7月・9〜11月が最盛
- キビレ(キチヌ):4〜11月。夏の夜フカセが特に好調
- シーバス:秋〜冬の潮通し良い時間帯
フカセ釣り攻略のコツ
- 撒き餌のタナ:満潮時は底から1〜2m上(チヌは底付近)
- ウキ設定:G2〜B(流速が速いため重めで馴染ませる)
- ハリス:フロロカーボン1.5〜2号(根ずれ対応)
- 撒き餌:オキアミ3kg+チヌ用配合餌1袋(底に沈むタイプ)
アクセス・駐車
- 舞阪堤側:JR舞阪駅から徒歩20分 / 舞阪漁港駐車場利用
- 新居堤側:JR新居町駅から徒歩15分 / 新居海釣公園駐車場(有料)
- 注意:テトラは滑落危険。釣り靴・ライフジャケット必須
Best 2|弁天島海浜公園護岸(浜松市西区)
ポイント概要
赤鳥居で有名な弁天島は観光地としても知られますが、護岸周辺はフカセ釣りで良型クロダイ・キビレが狙える穴場スポット。海水浴場側の護岸よりも、北側の静かな護岸帯が実績高い。
狙い魚種と最適シーズン
- キビレ(キチヌ):5〜10月(浅場の泥底を好む)
- クロダイ:春・秋の水温安定期
- ハゼ(大型):秋のフカセでも外道で良型が来る
フカセ釣り攻略のコツ
- 水深が浅め(2〜4m):軽いウキ(B程度)でゆっくり流す
- 撒き餌:少量ずつ打ってラインを作る(近距離戦)
- 刺し餌:コーンやボイルオキアミ(キビレに特効)
- 最適時間:朝マズメ〜干潮前後(底が見える時間帯は避ける)
アクセス・駐車
- 車:浜名湖ガーデンパーク周辺駐車場(無料・夏は有料)
- 電車:JR弁天島駅から徒歩5分
- 施設:近くにトイレ・コンビニあり(ファミリーにも安心)
Best 3|御前崎〜相良の地磯(牧之原市)
ポイント概要
浜松から東に1時間の御前崎・相良エリアの地磯は、遠州エリア唯一のメジナ(グレ)フカセ聖地。岩礁帯に潮が当たる磯場には30〜45cmのメジナが群れ、クロダイ・イシダイも狙える本格磯釣りフィールドです。
狙い魚種と最適シーズン
- メジナ(グレ):11〜3月(冬の磯釣りシーズンがピーク)
- クロダイ:春〜秋(磯際のフカセで40cm超も)
- イシダイ:夏〜秋(磯釣りの最高峰ターゲット)
フカセ釣り攻略のコツ
- 撒き餌:アミエビ3kg+グレ用配合餌(メジナは沖目まで浮かせる)
- ウキ設定:00〜G1(軽い浮力で磯際まで馴染ませる)
- ハリス:フロロカーボン1.5〜2.5号(磯ずれ対応)
- 釣り座:波が穏やかな潮が当たるポイントを選ぶ
アクセス・安全
- 車:御前崎港から磯場まで各アクセス路利用
- 注意:波が高い日は入磯禁止。磯靴・ライフジャケット必須
- 波高確認:御前崎灯台の波浪情報を必ずチェック
Best 4|浜名湖・三ヶ日北岸(猪鼻湖北側)
ポイント概要
浜名湖最北部の三ヶ日・猪鼻湖エリアは、静かな汽水域でのフカセ釣りが楽しめる穴場的フカセポイント。岩礁と砂泥が混在する底質に大型キビレが多く、湖面が静かなため超軽いウキ(00)を使ったテクニカルなフカセが楽しめます。
狙い魚種と最適シーズン
- キビレ:5〜9月(浅場の砂泥底で最盛)
- クロダイ:春・秋のメジナが少ないシーズンに主役
- ウナギ:夜フカセで外道として良型が来ることも
フカセ釣り攻略のコツ
- 超ライトタックル:1〜1.5号の磯竿、00ウキでほぼ流れに乗せる
- 撒き餌は少量:静かな場所のため匂いで誘う少量多打ち
- 底取り重要:キビレは底付近を意識(底から10〜30cm)
- 朝マズメ〜午前中が好時合
アクセス・駐車
- 車:国道301号線から各アクセス道
- 天竜浜名湖鉄道:気賀駅から自転車で5〜15分(電車釣行も可能)
- 駐車:三ヶ日周辺の路肩スペース・漁港駐車場
Best 5|今切口北岸・浜名湖側(浜松市西区)
ポイント概要
今切口の湖側(北岸)は、南岸(海側)ほど荒れず初心者〜中級者向けのフカセポイント。水深3〜6mの護岸帯に大型クロダイが居着き、上げ潮のタイミングで積極的にコマセを追ってくる。穏やかな湖面でのフカセ練習にも最適。
狙い魚種と最適シーズン
- クロダイ:5月〜11月(産卵絡みの大型が春の大本命)
- キビレ:夏(水温高い時期に活性最高)
- シーバス:上げ潮時の夕マズメ(フカセの刺し餌に反応)
フカセ釣り攻略のコツ
- 上げ潮一択:潮が外から中に流れ込む上げ潮の時合いが最強
- 撒き餌:潮上から打ち、流れに乗せて狙い場に届ける
- ハリス:1.5〜2号(クロダイの力に耐えられる強度)
アクセス・駐車
- 電車:JR弁天島駅から徒歩20分
- 車:今切口周辺の路肩・弁天島駅周辺のコインパーキング
フカセ釣りに必要なタックルまとめ
| アイテム | スペック | 備考 |
|---|---|---|
| 磯竿 | 1〜1.5号 × 5〜5.3m | クロダイ用(柔らかめ) |
| スピニングリール | 2500〜3000番(レバーブレーキ推奨) | 道糸ライン操作のため |
| 道糸 | ナイロン1.5〜2号 | のびのある素材が操作しやすい |
| ウキ | G2〜00(フィールド別) | 撒き餌と同調できる浮力を選ぶ |
| ハリス | フロロ1〜2号 | 根ずれ対応で号数を調整 |
| 撒き餌バッカン | 40〜50cmサイズ | 撒き餌の混ぜ・保管用 |
まとめ——浜名湖・遠州灘でフカセ釣りを楽しもう
今切口・弁天島・御前崎磯・三ヶ日北岸・今切口北岸の5ポイントは、浜名湖・遠州灘エリアにおけるウキフカセ釣りの代表的な舞台。初心者は足場の安全な弁天島や今切口北岸から、熟練者は御前崎地磯や今切口テトラへと挑戦してください。
2026年の春〜夏は水温の上昇とともにクロダイ・キビレが最高の活性期を迎えます。コマセを打ち、ウキが「スッ」と沈む瞬間——その感動を、遠州灘の海で体験してください。
※磯場への入磯は波況・気象条件を必ず確認の上、ライフジャケット着用・2人以上で臨んでください。



