「舞鶴親海公園(まいづるしんかいこうえん)」は、京都府舞鶴市の舞鶴湾口・千歳地区にある入場無料の海釣り護岸です。結論から言えば、安全柵とトイレ・レストラン・広い駐車場がそろい、サビキのアジからアオリイカ・タチウオまで一年を通して魚種が入れ替わる、関西でも屈指のファミリー向けフィールドです。開場は季節で変わり(夏7時〜19時/春秋7時〜18時/冬7時〜17時)、定休は毎週水曜。日本海の外洋と波静かな湾奥をつなぐ潮通しの良さが、豊富な釣果を生んでいます。この記事では「舞鶴親海公園 釣り」で知りたい開場時間・アクセス・月別に釣れる魚・家族での攻略法を、2026年7月時点の公開情報と各釣果サイトの報告をもとに整理します。浜松からは新名神・舞鶴若狭自動車道経由で片道おおむね4時間半前後、日本海遠征の候補地です。
舞鶴親海公園とは|舞鶴湾口の公営海釣り護岸
舞鶴親海公園は、舞鶴市が整備した親水公園で、その中に無料で竿を出せる「海釣り護岸」が組み込まれています。舞鶴市公式の案内(2026年7月時点の公開情報)によれば、護岸の利用料は無料で、駐車場・トイレ・レストランがそろい、車椅子対応のバリアフリー設備も整っています。子ども連れでも安心して過ごせる、公営ならではの整った釣り場です。
立地は舞鶴湾の入口にあたる千歳地区。舞鶴湾は湾口から湾奥へと細長く入り込んだ地形で、親海公園はちょうど日本海の外洋水と湾内の穏やかな水がぶつかる「のど元」に位置します。この潮通しの良さが、回遊魚から根魚まで幅広い魚を寄せる理由です。護岸には安全柵が設けられているため、波をかぶりにくい湾内の立地とあわせて、堤防釣り特有の転落リスクを抑えやすいのも大きな利点です。
じつは京都府(日本海側の丹後・舞鶴エリア)は、当メディアがこれまで扱ってきた静岡・伊豆・愛知の釣り場情報とは離れた「空白地帯」でした。関西・日本海方面へ足を伸ばすアングラーにとって、設備が整い、無料で、しかも魚種が豊富な親海公園は、遠征先の第一候補になり得ます。
「舞鶴 釣り 家族」で釣り場を探している方にとって、親海公園が優れているのは、いわゆる漁港の釣りにつきものの「足場の悪さ・柵のなさ・トイレの遠さ」といったハードルがほぼ解消されている点です。舞鶴湾自体が外海の荒れを受けにくい内湾であることに加え、護岸として整備されているため、初めての海釣りでも安心感が高いのが特長です。実際、各釣果サイトでも「子ども連れでも安心して楽しめる釣り護岸」として繰り返し紹介されており、需要の高さがうかがえます。
開場時間・定休日・アクセス2026|季節別の開場時間と設備
親海公園の海釣り護岸は、季節によって開場時間が変わります。舞鶴市公式の案内(2026年7月時点の公開情報)にもとづく開場時間と定休日は次のとおりです。夜釣りをしたい場合でも、閉場時刻を過ぎての利用はできない点に注意してください。
季節別の開場時間・定休日
| 区分 | 該当月 | 開場時間 |
|---|---|---|
| 春・秋 | 4月・5月・9月・10月・11月 | 7時〜18時 |
| 夏 | 6月・7月・8月 | 7時〜19時 |
| 冬 | 12月・1月・2月・3月 | 7時〜17時 |
定休日は毎週水曜日(祝日と重なる場合は翌日が休み)です。あわせて年末年始(おおむね12月29日〜1月3日)も休場となります。護岸内のレストラン「M’s deli(エムズデリ)」も水曜定休で、営業は昼を中心とした時間帯です。飲食を予定するなら、水曜を外して計画するのが無難です。
アクセス・駐車場
所在地は舞鶴市字千歳。公共交通ではJR「東舞鶴」駅から車でおおむね25〜30分、車では舞鶴若狭自動車道「舞鶴東IC」から国道27号・府道を経由して25分ほどが目安です。駐車場は公園として乗用車数十台分が用意され、少し離れた区画とあわせて相当数を収容できます。ただし週末やハイシーズンの朝は混み合うため、良い釣り座を確保したいなら早着が有利です。
周辺には、日本海側でも大規模な海鮮市場として知られる道の駅「舞鶴港とれとれセンター」があり、釣りの前後に立ち寄る楽しみもあります(こちらも水曜が休みの日があるため、営業日は事前確認をおすすめします)。浜松方面からは、新東名・新名神から舞鶴若狭自動車道へと乗り継ぐルートが基本で、地図上の目安として片道4時間半前後を見込んでおくとよいでしょう。
月別シーズンカレンダー早見表|潮通しが生む魚種マトリクス
親海公園の魅力は、日本海の回遊魚と湾内の居着き魚が季節ごとに入れ替わり、ほぼ一年中なにかしら狙える点にあります。各釣果サイト(アングラーズ・カンパリ・TSURI HACK等)の報告や地元釣具店の情報を総合すると、月別の狙い目は次のように整理できます。数値はあくまで報告例の目安で、その日の潮・天候・ベイトの有無で大きく変わります。
| 魚種 | 春(3-5月) | 夏(6-8月) | 秋(9-11月) | 冬(12-2月) | 主な釣り方 |
|---|---|---|---|---|---|
| アジ | ◎ | ◎(豆アジ) | ◎(良型) | △ | サビキ・投げサビキ |
| キス | ○ | ◎ | ○ | △ | ちょい投げ |
| カレイ | ◎ | △ | ○ | ○ | 投げ釣り |
| キジハタ(アコウ) | ○ | ◎ | ○ | △ | 探り・胴突き |
| サヨリ | △ | ○ | ◎ | ○ | ウキ・サビキ |
| アオリイカ | ○(春親) | △ | ◎ | ○ | エギング・ヤエン |
| サワラ・サゴシ | ○ | △ | ◎ | ○ | ショアジギング |
| タチウオ | △ | △ | ◎ | ◎(大型) | ウキ・ワインド |
| メバル・ガシラ | ○ | △ | ○ | ◎ | 探り・ライトゲーム |
◎=最盛期/○=狙える/△=数は落ちる、の目安です。以下、季節ごとに具体的な狙い方を見ていきます。
釣り座選びとタックルの基本|潮とベイトを読む
魚種ごとの季節に入る前に、親海公園で結果を出すための「共通の考え方」を押さえておきましょう。舞鶴親海公園の釣果が安定して出ている人ほど、魚種よりも先に「潮の動く時間帯」と「ベイトの有無」を見ています。
まず時間帯。回遊魚(アジ・サワラ・サゴシ・タチウオ)も根魚(キジハタ・メバル・ガシラ)も、活性が最も上がるのは朝まずめと夕まずめ、そして潮が動いている時間です。潮止まりの時間は食いが落ちやすいので、タイドグラフを確認し、まずめと潮の動きが重なるタイミングを狙うと効率的です。公開されているタイドグラフや潮見表は無料で確認できるため、釣行日の潮回りを事前にチェックしておきましょう。
次に釣り座。護岸は横に長く、湾口に近い側と湾内寄りの側で潮の当たり方が変わります。回遊魚を狙うなら潮通しの良い先端寄りや潮の当たる面、根魚を狙うなら足元の捨て石(沈み石)が入っているエリアが有利です。捨て石周りはキジハタ・メバル・ガシラの好ポイントである一方、根掛かりも多いので、胴突きや探り仕掛けで丁寧に攻めるのがセオリーです。
タックルは狙いによって大きく2系統。ファミリーのサビキなら3〜4mの磯竿やサビキ専用竿に小型スピニングで十分で、仕掛けはアミエビのカゴ付きサビキが定番です。青物・アオリイカを本格的に狙うなら、9〜10フィートのMクラスショアロッドに4000番前後のスピニング、PE1.0〜1.5号にフロロリーダーという組み合わせが扱いやすいでしょう。まずはサビキで魚を掛ける楽しさを味わい、慣れてきたらルアーやエギに広げていくのが、この釣り場らしい遊び方です。
春(3〜5月)|サビキのアジとキス・カレイの投げ釣り
春の親海公園は、冬の低活性から抜けて魚っ気が戻ってくる時期です。まず狙いたいのがサビキのアジ。水温の上昇とともに群れが接岸し、足元のサビキで手軽に釣れ始めます。数・型ともに秋ほどではないものの、ファミリーの入門には十分な釣趣があります。
投げ物では、この時期はカレイが面白い季節です。カレイは産卵後の荒食い期にあたる3〜5月に浅場へ寄る個体が増え、投げ釣りでアオイソメやイシゴカイを使い、カケアガリを探ると期待できます。カレイの投げ釣りは仕掛けの置き所とタイミングが釣果を分けるため、狙い方の基本は冬のカレイ投げ釣り完全攻略の記事も参考になります(フィールドは異なりますが、仕掛けと誘いの考え方は共通です)。
加えて、5月に入るとキスがちょい投げで顔を出し始め、水温がさらに上がればアオリイカの「春親(大型の親イカ)」の実績も報告されています。春はまだ数がまとまりにくい時期なので、朝夕のまずめを中心に、複数魚種を欲張らず狙う「五目」の姿勢が結果につながりやすいでしょう。
夏(6〜8月)|豆アジ数釣り・キジハタとファミリーサビキ最盛期
夏は親海公園がもっとも賑わう、ファミリーフィッシングの最盛期です。主役は足元のサビキで釣れる豆アジ。釣果サイトの報告では、条件が合えば豆アジが100匹前後の数釣りになることもあり、見えている範囲にアジの群れが寄ってくる光景も珍しくありません。サビキにアミエビをこまめに詰めて、群れを足元に留めるのがコツです。この時期のサビキ入門や、子ども連れでの準備・装備については子供・ファミリーで楽しむ夏休み釣り入門完全ガイドが実践的にまとまっています。
数釣りの豆アジと並んで、夏に狙い甲斐があるのがキジハタ(関西名アコウ)です。護岸の足元から数メートル沖に沈む捨て石周りが主なポイントで、根掛かりを避けるために胴突き仕掛けの探り釣りが有効とされます。エサはアオイソメなどの虫エサやオキアミが定番で、釣った豆アジを泳がせて良型を狙う方法も知られています。活性が上がるのは朝夕の薄暮時。日中の高水温・潮止まりは食いが落ちやすいので、時合いを絞って攻めましょう。キジハタの生態や狙い方をもっと知りたい方はキジハタ(アコウ)完全図鑑もあわせてどうぞ。
夏は日差しと暑さが最大の敵です。柵つきで足場が良い護岸とはいえ、こまめな水分補給・日除け・ライフジャケット着用は必須。子ども連れなら、無理のない短時間釣行で「釣れて楽しい」体験を優先するのがおすすめです。
秋(9〜11月)|アオリイカ・サワラ・タチウオの好機
秋は親海公園が一年でもっとも「大物」に近づく季節です。夏に育ったベイト(小魚)が湾内に溜まり、それを追って回遊魚とイカが接岸します。
まず秋の主役はアオリイカ。夏に生まれた新子(あきいか)が成長し、エギングやヤエンで数・型ともに狙いやすくなります。護岸から届く範囲にも回遊してくるため、初めてのエギングにも向いた時期です。基本のシャクリやエギ選びはエギング(アオリイカ)入門〜中級完全マスターで体系的に確認できます。
回遊魚では、サワラ・サゴシがショアジギングの好対象になります。親海公園は関西でも知られたサゴシポイントで、30〜40gのメタルジグやブレード系ルアーの速巻きで手軽に青物とのファイトが楽しめます。タックルは9〜10フィートのMクラスロッドに4000番前後のスピニング、PE1.0〜1.5号が目安です。歯が鋭いためワイヤーや太めのリーダーは必携です。
そして秋が深まるとタチウオが加わります。夕まずめからのウキ釣りやワインド釣法で、良型が期待できる時期に入ります。サヨリもこの頃に数が伸び、ウキ釣りやサビキで数十匹単位の報告も見られます。魚種が最も多彩になる秋は、狙いを一つに絞らず、時間帯で対象を変える立ち回りが有効です。
冬(12〜2月)|タチウオ・メバルと防寒短時間釣行のコツ
冬の親海公園は、数こそ落ちるものの「型」が狙える季節です。まず冬に本命となるのがタチウオ。釣果サイトの報告では、冬場に70cm前後の良型サワラや大型のタチウオが上がる実績があり、防寒さえ整えれば真冬の一発大物が現実的です。タチウオの釣期・タックル・料理までまとめて知りたい方はタチウオ完全図鑑を参考にしてください。
ライトゲームでは、メバル・ガシラ(カサゴ)が冬から早春にかけての主役になります。護岸の際や捨て石周りを、ワームや小型の探り仕掛けで丁寧に攻めると数が伸びます。低水温期は魚の動きが鈍いため、リアクションよりもゆっくり見せる誘いが有効です。
ただし冬の開場時間は7時〜17時と短く、日照時間も限られます。夕まずめの時合いは日没とほぼ同時に閉場が近づくため、時間配分がシビアです。防寒着・手袋・カイロで体温を保ち、「短時間で時合いだけを刈り取る」意識で臨むのが冬の親海公園の攻略法です。無理をせず、風の弱い凪の日を選ぶことも大切です。
ファミリー向け安全情報と周辺スポット|安全・規制・マナー
親海公園が家族連れに支持される最大の理由は、安全柵つきの護岸・トイレ・レストラン・広い駐車場という「困らない設備」がそろっている点です。とはいえ海釣りである以上、リスクはゼロではありません。以下を守って安全に楽しんでください。
- ライフジャケットは全員着用。特に子どもは必ず着けること。柵があっても油断は禁物です。
- 開場時間・定休日を守る。夏7時〜19時/春秋7時〜18時/冬7時〜17時、水曜定休(2026年7月時点の公開情報)。時間外の利用はできません。
- ゴミは必ず持ち帰る。エサやオキアミの汚れは水で流す。無料で開放されている公営の釣り場を守るのは利用者の責任です。
- 混雑時は釣り座を譲り合う。仕掛けを大きく投げる釣りは周囲への配慮を。ルアーやジグのフルキャストは人の少ない時間・場所で。
エサや仕掛けは現地に売店がない場合もあるため、舞鶴市街地の釣具店やコンビニで事前に調達しておくと安心です。飲食は護岸内のレストランのほか、周辺の道の駅も利用できます。
子ども連れで失敗しないための実践Tips
「舞鶴 釣り 家族」で初めて親海公園を訪れる方に向けて、現地で困らないための具体的なコツをまとめます。
- 朝イチ着で釣り座を確保。夏・秋の週末は人気で混み合います。開場の7時前後を狙えば、良い場所とスペースにゆとりが生まれ、子どもの動線も安全に保てます。
- 最初はサビキ一択で成功体験を。豆アジの数釣りは初心者でも釣れやすく、子どもが「釣れる楽しさ」を最短で味わえます。あれこれ手を広げず、まずはサビキで群れを寄せることに集中しましょう。
- 暑さ・寒さ対策を最優先。夏は日除け・水分・塩分、冬は防寒着・カイロ。快適さが釣行の満足度を大きく左右します。
- 短時間で切り上げる勇気。子どもの集中力は長く続きません。時合いの朝夕2〜3時間で「楽しかった」で終える方が、また来たくなる釣りになります。
サビキや仕掛けの基礎から装備の選び方まで、家族での釣りの準備をもう少し丁寧に知りたい方は、当メディアの入門記事もあわせて参考にしてください。無料で設備が整った親海公園は、その「最初の一歩」を踏み出す場所として理想的です。
周辺スポットの注意|宮津市海洋つり場は現在休止中
丹後エリアで親海公園とあわせて候補に挙がりやすいのが「宮津市海洋つり場」ですが、2026年7月時点でこの施設は休止中です。宮津市公式の案内によれば、2025年11月にクマの出没が相次いだことで同年のシーズンを早期に終了し、その後、指定管理者の高齢化・人員不足(特に緊急対応にあたる船舶免許保有者の確保が困難)により、令和8年度(2026年度)から当面のあいだ休業とされています。再開時期は決まっておらず、市が運営のあり方や老朽化対策を整理する段階にあります。
つまり「宮津市海洋つり場に行こう」と計画すると、現地でつり場に入れず徒労に終わる可能性が高い状況です。恒久的な廃止と断定されたわけではありませんが、当面は利用できないと考え、丹後方面の海釣り護岸としては親海公園を軸に計画するのが現実的です。宮津市海洋つり場の再開情報は、宮津市の公式ホームページで最新の告知を確認してください。
最後に重要な注意点として、釣り場の立入禁止・釣り禁止・利用可否は、現地の掲示と自治体・漁協の最新の公式情報が最優先です。開場時間・料金・アクセス・設備の情報は変更されることがあります。本記事の内容は2026年7月時点の公開情報にもとづく整理であり、釣行前には必ず舞鶴市および宮津市の公式ホームページで最新情報を確認したうえで、無理のない安全な釣りを楽しんでください。



