MajorCraftのジグパラシリーズは、おそらく業界随一の種類と廉価を誇る。
その多さゆえに、「もうこれだけでソルトルアー対象魚全種制覇が可能じゃねぇかな……」と思います。
そして何を狂ったのか、小型の35mmと大型の140mmをさらに追加したことで、組み合わせは無限大レベルになりました。
小さいアジからマグロクラスまで死角がないルアーです。
”この記事のまとめ”
MajorCraftのジグパラシリーズは、種類の多さと低価格で業界トップクラスのルアーです。最近、35mmと140mmのサイズが追加され、選択肢がさらに広がりました。これにより、小型のアジから大型のマグロまで、幅広い魚種に対応可能です。特にジグパラブレードは7つのサイズ、7つのカラー、10の重さバリエーションがあり、用途に応じて最適なルアーを選べます。メタルバイブであるジグパラブレードは、場所やターゲットに合わせた多様な選択が可能で、その結果として釣果が期待できます。ただし、大型サイズはフックの絡まりやすさが課題となります。フックの配置やバランスが重要で、最適なフックの数と位置を選ぶことで、魚のバラシを防ぐことができます。
サイズが7種類になったジグパラブレードに隙がない
えーとなになに? サイズが7種類でカラーも7種、それと重さは10パターンと……。
覚えるのが面倒くせぇ(直球)
もしも商品棚にジグパラブレードを並べるなら、(全種だと)70個置けるスペースが必要になるのか……。
シリーズも含めると、店内の棚がすべてジグパラになるレベル。
「そんな多さからどう選べってんだ!」
と思うし、同意する人は多いでしょう。
でもジグパラブレードだけに絞れば迷うほどじゃない。
ルアーは場所と魚種によって選択するもの。
選択肢が多いほどポイントに対しての融通が効きやすく、メリットが勝るまであります。
ジグパラブレードはメタルバイブだけど廉価で種類が多いのがポイント
ジグパラシリーズはとにかく派生が多い。
紹介する”ブレード”だけならまだ少ないほうだが、種類と重さのバリエーションが非常に豊富。
少し羅列するとこんな感じ。
- 140mm 50g
- 130mm 42g
- 100mm 27・35g
- 75mm 23・18g
- 55mm 14g
- 44mm 7・5g
- 35mm 3g
……多すぎじゃないかな?
最近追加されたのは「130・140mm」の特大サイズと「44・35mm」の小型サイズ。
特大サイズはより遠くに投げることと大型魚に合わせた物。小型サイズは足元にいるような小さめから中型まで余裕なサイズになる。
140mmは50gあるので、ぶん投げれば100m近く飛ぶし遠くのボイルも逃さない。
あとは水深の深い場所でも、ボトムに当たる感触がなれない人でもわかりやすいと思う。
ショアだけでなくボートでも使えるし、場所の選ばなさは上と思う。
ただしこのサイズは、メタルバイブの難点が一気に露呈する。
メタルバイブは大きくなるほどフックに何かが掛かりやすい
メタルバイブは本体のバランス上、どうしてもフックに”何かが”引っかかりやすいデメリットがああります。
それはバランスが良ければ軽減されますけど、ジグパラブレードでいえば、最も絡みにくいのは75mmと55mm。100mmを超えるとセンターフックが、本体に絡みやすくなります。
防ぐにはフックを小さくするか、センターフックをなくせば解決!
「ルアーをどのように動かしている時に魚が喰ってきやすいか?」
それを考えると、3箇所にフックが付いている物は、中央が一番無駄です。
巻いている時は魚が追ってくるため、後ろに掛かりやすいわけです。仮に下から襲って中央に噛みついたとしても、「バイトだ!」と瞬間にあわせれば後ろのフックが魚にかかるからです。
センターにかかりやすいのはフォール中。前傾姿勢で落ちている最中は、フックが中央寄りになるから、ここに掛かることが多い。
ようするにフックが3箇所にある場合は、前か後ろがサポートしてくれるので、中央はあまり必要じゃなかったりします。
「フックは多いほど釣れやすい」と思っているのは見当違いなんです。
メタルバイブはなぜバレやすい?
メタルバイブは魚がバレやすいといわれますが、これはフック位置のバランスが悪いため。
前後だけに掛かると、魚が暴れてガッチャガッチャ動くから外れやすく、スナップに負荷がかかりやすいからブレイクしやすい。
この状態はスナップを支点とした天秤、もしくはシーソーみたいなもの。
そのため荷重がスポンと抜けたり変形しやすく、それが要因になっています。
そのバランスまで考慮されたメタルバイブの代表作は、邪道の冷音ですかね。
70mmサイズのメタルバイブはほとんどバランスに隙がなく、どれも大差なかったりします。
3本フックのルアーは「同時に2本喰わせないとほぼバレる」と思ってくれていいです。
ジグパラブレードで海から河川のルアーゲームはおまかせ!
そんなわけでジグパラブレードは、メタルバイブの宿命から多少の難点があります。
でもメバルからシーバス、そしてヒラメはもちろん、外洋キャスティングでブリをはじめとする大型まで対応できるバリエーションが魅力ですね。
ちなみにフロント部の塗装がすぐハゲる人は底をズリすぎです。
サーフヒラメで使っているなら、もう少し早くリールを巻いたほうがいいです。
余談ですが、ジグパラの全種全カラーを一度に持った場合、約1.6kgになります。
ヒューッ! 足腰が鍛えれるね!