リールのベアリングは家でいうなら基礎みたいなもの。
動きが鈍いと巻き心地が悪くなりストレスがたまる。土台が良ければ向こう何年も快適です。
メンテナンスフリーを謳うベアリングもありますが、それに関する話題はロクな話を聞かない。
それってもしかして……マグシールド?
マグシールドの話題は尽きない(悪い意味で)
メンテナンスフリーを謳う、ダイワの肝いり技術なマグシールド。
そのメンテナンスで多いのが、「マグシールドのトラブル」みたいですね。
とんちかな?
「ガリガリ音がするようになった」「ベアリングなどが塩で固着した」などのトラブルが多いようです。それも高価なモデルになるほど。
うーん、もしかして……本当にメンテナンスフリーで使えると思っているの?
防錆は錆びないじゃなく錆びにくいだけ
「防錆だから錆びない。なら洗わなくてもOKだろう?」
メンテフリーに関しては、どうもそこを勘違いしている人が多い。
金属は塩に滅法弱いので、特に海の釣りは道具にとって、かなり過酷な状況です。
その辺は「ダイワの公式サイト」でも言及されています。
公式もね、宣伝文句として”そういうしかない”わけでして、事の本質はもっとシンプルなんですよ。
マグシールドは防水技術、手段のひとつです。
オイルがなければ防水もなにもないし、金属についた海水を洗い流さなけれステンレスだって錆びます。
マグシールドでトラブルになる人は、メンテフリーを鵜呑みにして、水洗いなど一切何もしていないのではないかなーと思います。
──それじゃ塩ガミもするし、錆びるでしょうよ。
リールのベアリングは定期的に交換してもいいくらい実は安い
マグオイルを使うダイワのベアリングは別ですが、ごく普通のベアリングは、あまり高い物でもありません。
使い捨てで交換しても許せる値段に感じるかもしれないほどです。
ベアリングはリールの肝である「巻き心地」に関係する部品。
特にスムーズなハンドルを手に入れたいなら、こだわってもいい場所ですね。
それが釣果に繋がるわけでもないですが、「ベアリングのカスタムを頼んでみたい!」と思うなら、リール全般のカスタムを請け負う「ヘッジホッグスタジオ」を利用するのもありかと。
パーツの軽量化でタックルバランスを追求したり、部分的な変更で見た目をゴージャスにしたり。
リールのカスタムは釣具の中でも自由度が高いです。