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釣り糸の結び方完全マスターガイド|クリンチノット・パロマーノット・FGノットの正しい手順
釣りで最も大切な「結び」。せっかくの大物も結び目が解けてしまえば全て水の泡です。本記事では、初心者が絶対に覚えるべき3つの基本ノット(クリンチノット・パロマーノット・ユニノット)から、PEラインとリーダーを繋ぐFGノットまで、用途別に正確な手順を解説します。
結び目の強度と選び方の基本
- 強度100%は不可能:どんな結びでも、結び目では元のライン強度の60〜95%まで落ちる
- 結び目の摩擦熱:結ぶ前に唾液で濡らして摩擦を防ぐ。これで強度が5〜10%アップ
- ゆっくり締め込む:急いで締めると結び目で切れやすい
- 余り糸:3〜5mm残してカット。短すぎると抜ける。長すぎると絡む
必須ノット1:クリンチノット(ルアー・針への基本)
用途:ルアーのスプリットリング・スナップ・針への直結。最もシンプルで覚えやすい
強度:ライン強度の約80〜85%
- ラインをリング(スナップ・スプリットリング)に通し、15〜20cm出す
- ラインを本線に対して4〜5回巻き付ける(細いラインは5〜7回)
- 巻き付けた先端をリングと最初の巻きの間の輪に通す
- 大きな輪に通す(この工程で「改良クリンチノット」になる)
- 本線と余り糸を引っ張って締め込む。水で濡らしてからゆっくりと
- 余り糸を3mm残してカット
⭐ ポイント:4〜5回巻きが最適。それ以上は逆に強度が落ちる。PE・フロロは5〜7回巻き推奨
必須ノット2:パロマーノット(最強ノットの一つ)
用途:ルアー・ジグヘッド・スナップへの結び。強度最強クラス
強度:ライン強度の約95〜100%(最も強度が出やすいノット)
- ラインを二つ折りにして、二重のまま針・スナップのリングに通す(20〜25cm程度)
- 二重のラインで通常の結び(オーバーハンドノット)を作る。リングは輪の中に
- 輪をルアー・針の先端から通して本体全体をくぐらせる
- 二重ラインを水で濡らしながらゆっくり締め込む
- 余り糸を3〜5mm残してカット
⭐ ポイント:ルアーが大きいとくぐらせる工程が難しい。小型ルアーに最適。FGノット前のリーダー-ルアー間でも有効
必須ノット3:ユニノット(汎用万能ノット)
用途:針への結び・スナップへの結び・ライン同士の結び(ダブルユニ)
強度:約85〜90%
- ラインを針の軸・リングに通し、本線と平行に20cm程戻す
- 先端を本線と並行したラインに4〜6回巻き付ける輪を作る
- 先端を最初に作った輪の中に通す
- 先端と本線を同時にゆっくり引いて締め込む
- 結び目を針・リングに向かって滑らせて完全に締める
針の結び方:外掛け結び
用途:フカセ釣り・投げ釣り・船釣りでハリスに針を結ぶ。必ず習得すべき基本
- ハリス先端から針を持ち、軸と並行に20cm程ハリスを伸ばす
- 針軸を囲むようにハリスを6〜8回巻き付ける
- 最後に針のチモト(軸の末端)側の輪に先端を通す
- 本線と先端を引いて締め込む。完全に締め込む前に水を付けて
PEライン+リーダー:FGノット(PE接続の最強手法)
用途:PEラインとフロロカーボンリーダーの接続。強度・細さが最高クラス
強度:90〜95%(編み込み回数が多いほど強い)
- リーダーの先端を輪にして手に持つ(15〜20cm程度の輪)
- PEラインをリーダーの輪の中に交互に通して行く(10〜20回)。「ハーフヒッチ」を交互に繰り返す
- 最後にリーダー本線にPEラインでハーフヒッチを4〜5回行う(ハーフヒッチ後処理)
- PEの余り糸を5mm残してライターで焼いてコブを作る
- リーダーの余り糸も3〜5mm残してカット
⭐ 初心者向けFGノット代替:「電車結び(ダブルユニノット)」でも実用上十分。FGに慣れるまでの入門ノットとして使用可
電車結び(ダブルユニノット):PE×リーダーの入門版
- PEラインをリーダーに沿わせて20cm重ねる
- PEの先端でユニノット(5〜6回巻き)をリーダーに対して作る
- リーダーの先端でユニノット(3〜4回巻き)をPEに対して作る
- 両方を引っ張って締め込み、結び目を合わせる
釣りの種類別・推奨ノット一覧
| 釣りの種類 | PEとリーダー | ルアー・スナップへ | 針への結び |
|---|---|---|---|
| ショアジギング | FGノット | パロマーノット | – |
| シーバス | FGノット | クリンチノット | – |
| アジング | 電車結び(またはFG) | ユニノット | – |
| フカセ釣り | ナイロン直結 | ユニノット | 外掛け結び |
| 投げ釣り | – | – | 外掛け結び |
まとめ
釣りの結びは繰り返し練習することで自然と手が覚えます。まずはクリンチノットと外掛け結びの2つを完璧にマスターし、慣れてきたらFGノットに挑戦してください。結び目の品質が釣果に直結することを忘れずに。



