コマセ釣りとは|撒き餌で魚を集める「集魚釣法」の基本原理

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コマセ釣りは、撒き餌(コマセ)を使って魚を特定の場所に引き寄せながら釣る、日本を代表する海釣りの釣法です。「コマセ」とは「こませ(細かくした餌)」が語源で、アミエビ・オキアミ・パン粉などを海中に撒いて魚を集め、そこに本命の仕掛けを漂わせて喰わせる戦略的な釣り方です。単純に「餌を撒いて集める」だけでなく、どのコマセを選ぶか・どのタイミングで撒くか・仕掛けとどう同調させるかという高度な技術が問われます。

コマセ釣りを覚えると、アジ・サバ・グレ(メジナ)・チヌ(クロダイ)・マダイ・イサキなど、堤防から船釣りまで幅広い魚種を狙えるようになります。逆に言えば、コマセを使わずにこれらの魚を釣ろうとすると、効率が著しく落ちます。本記事ではコマセの種類・仕掛け・撒き方の基本から、船釣りの「ビシ釣り」・磯のウキフカセまで、コマセ釣りの全技術を体系的に解説します。初めてコマセ釣りに挑戦する方も、もう一段レベルアップしたい中級者も、この記事を読めば「コマセ釣りの本質」が理解できます。

Contents

コマセの種類と使い方|アミエビ・オキアミ・配合エサの使い分け

アミエビ(アミコマセ)|アジ・サバ・グレの基本コマセ

アミエビはアミという小型の甲殻類の総称で、冷凍ブロックまたは解凍済みのものが釣具店で販売されています。価格は冷凍ブロック(2kg前後)で500〜800円程度、解凍済みチューブタイプは200〜400円程度です。アミエビはアジ・サバ・グレ(メジナ)・カタクチイワシなど、中層から表層を回遊するプランクトン食の魚が特に好む素材です。

アミエビを選ぶ理由は、魚のプランクトン食の習性にあります。アジやサバはアミエビに非常によく似た小型甲殻類を主食としており、アミエビを撒くと「自然の餌場」に見立てて積極的に近づいてきます。また水中に漂う際のふわっとした動きと独特のアミノ酸系の匂いが、魚の嗅覚と視覚を同時に刺激します。堤防でのサビキ釣り・カゴ釣りでは最も一般的なコマセです。

オキアミ|チヌ・グレ・マダイを引き寄せる高集魚コマセ

オキアミは南極沖などで採取される小型の甲殻類で、釣り用には冷凍ブロック(3kg)と解凍済みパック(500g)があります。価格は冷凍ブロックで700〜1200円。サイズはSS・S・M・L・LLがあり、ターゲットによって使い分けます。チヌ・グレ・マダイ・イサキなど、中〜底層を回遊する大型魚を狙う際の必須コマセです。

オキアミはアミエビに比べてタンパク質・アミノ酸の含有量が多く、特に「グリシン」「アラニン」などの遊離アミノ酸が豊富です。これらの成分がグレやチヌの嗅覚を強く刺激するため、集魚効果がより高くなります。また粒が大きいためそのまま刺し餌(ハリに付ける本命の餌)としても使えるのが大きなメリットです。「コマセと刺し餌が同一素材」になることで、魚がコマセを食べながら自然に仕掛けを口に入れるという理想的な状況を作れます。

配合エサ(パン粉・米ぬか・ヌカパン)|コマセの質を高める必須追加材料

配合エサとはオキアミ・アミエビに混ぜることでコマセの性質を変える粉状・固形の材料です。代表的なものとして以下があります。

種類特徴主な使用場面価格目安
チヌパワー(日清丸善)チヌ専用。集魚力が高く、底に溜まりやすいウキフカセ・チヌ釣り700〜900円/500g
グレパワー(マルキュー)グレ専用。ふわっと広がる粒子でグレを引き寄せるウキフカセ・グレ釣り750〜1000円/500g
米ぬか安価で水中でふわふわ広がる。海底への沈降が遅いコマセのかさ増し・表層漂わせ100〜200円/kg
重く沈む。カゴ釣りで深いタナに届けるのに使うカゴ釣り・深場狙い200〜400円/kg
アミノX・集魚剤液体タイプで匂いを強化。コマセ全体にまぶして使用全釣り方500〜800円/150ml

配合エサを使いこなすことで、コマセが海中に落ちる速さ・広がり方・匂いの強さをコントロールできます。例えば、流れの速い場所では「重いコマセ(麦多め)」を作って仕掛けのタナまで届け、流れが緩い場所では「軽いコマセ(米ぬか多め)」で広く集魚するという使い分けが可能になります。

カゴ釣りの仕掛けと撒き方|上カゴ・下カゴの違いと選択

カゴ釣りの基本構造と仕組み

カゴ釣りは、コマセを入れたカゴ(アミカゴ・プラカゴ)をウキと仕掛けに組み合わせ、投げ込んだ後にカゴからコマセが出てくる仕組みを利用した釣法です。カゴが海中でコマセを自動的に撒き続けることで、仕掛けのエサ(刺し餌)を常にコマセの中に同調させ続けることができます。

仕掛け全体は上から「ウキ止め→ウキ(遠投ウキ5〜15号)→コマセカゴ→クッションゴム→ハリス(2〜4号・50〜150cm)→ハリ(チヌバリ4〜6号またはグレバリ5〜8号)」の構成が基本です。コマセカゴの位置によって「上カゴ式」と「下カゴ式」に分かれます。

上カゴ式・下カゴ式の使い分け

方式カゴの位置コマセの出方適した状況・ターゲット
上カゴ式ウキ直下・ハリスより上上から落ちてくるコマセをハリスが追う形サビキ釣り・アジ・サバ・イワシ(中層〜表層)
下カゴ式(基本形)ハリスより下仕掛けの下にコマセが流れる。ハリスが自然に漂うカゴ釣り基本形・アジ・チヌ・グレ(中層〜底)
天秤カゴ(船釣り)天秤の先端に固定水圧でコマセが飛び出す船釣りのビシ・アジ・マダイ・イサキ

堤防でのカゴ釣りには「下カゴ式(ロケットカゴ、6〜8号)」が最も汎用性が高くおすすめです。カゴの出口の開き具合を調整することで1投あたりのコマセ放出量をコントロールでき、流れに応じた緻密な攻め方が可能です。1投あたりのコマセ量は「ロッドを1〜2回シャクる量」が目安で、多すぎると魚が腹いっぱいになって刺し餌を食わなくなります。

カゴ釣りのタナ(棚)設定と調整

タナとは「魚がいる水深」のことです。カゴ釣りの成否の7割はタナ設定で決まると言っても過言ではありません。最初はウキ下(ウキからカゴまでの長さ)を「水深の半分〜3/4程度」に設定し、アタリがなければ30cm刻みで上下させて探ります。アジは潮が澄んでいると底近く、プランクトンが多い活発な時間帯は中層〜表層にいます。夜釣りでは表層まで浮いてくることが多いため、ウキ下を短めに設定します。

ウキフカセ釣りのコマセ技術|グレ・チヌ狙いの本命技法

ウキフカセ釣りとは何か

ウキフカセ釣りはカゴを使わず、手や柄杓(ひしゃく)でコマセを直接海面に投入し、流れに乗って漂うコマセの中に仕掛けを同調させながら釣る最高難易度の釣法です。グレ(メジナ)・チヌ(クロダイ)釣りで使われ、磯釣りの「王道」とされています。

タックルはウキフカセ専用のフカセロッド(1.2〜1.5号、4.5〜5.3m)、スピニングリール(2500〜3000番)、ナイロンライン2〜2.5号にウキ(0号〜1号の感度重視タイプ)を組み合わせます。ハリスは1〜1.5号と細く、グレ・チヌの警戒心に対応します。

コマセと仕掛けの同調技術

ウキフカセの核心技術は「コマセと刺し餌の同調」です。コマセを撒いた場所と、仕掛けが流れる場所を一致させ続けることで、魚が「コマセを食べながら刺し餌を口にする」状況を作ります。具体的な手順は以下の通りです。

  • 1. コマセを打つ:柄杓で5〜8mのポイントにコマセを投入。同時に仕掛けも同じ方向に投入する
  • 2. 流れに乗せる:コマセと仕掛けが同じ潮に乗って流れるよう、竿を持つ角度とラインの出し方を調整する
  • 3. 刺し餌を沈める:グレは底〜中層にいることが多いため、コマセの少し下に刺し餌が来るよう重い打ち込みや沈み気味のウキを使う
  • 4. コマセを定期的に補充:流れによってコマセが拡散するため、20〜30秒ごとに2〜3杯補充して魚を留め続ける

コマセを打つポイントと仕掛けを入れるポイントを「意図的にずらす」応用技術もあります。例えば、コマセを風上10mに打ち、風と潮に乗せてコマセを仕掛けのある場所まで流すことで、魚に警戒させずに仕掛けを食わせることができます。この「コマセの流し方」こそが、上級者とビギナーを分ける技術です。

グレとチヌでのコマセの違い

グレ(メジナ)とチヌ(クロダイ)では同じウキフカセでもコマセの配合が異なります。グレは中層を回遊するため「軽いコマセ(米ぬか多め)」でゆっくり沈むコマセを好みます。一方チヌは底付近にいることが多く「重めのコマセ(オキアミ多め・砂入り)」を使って底まで届けます。グレ釣りにはオキアミ3kgにグレパワー1袋の「3:1配合」が基本、チヌ釣りにはオキアミ3kgにチヌパワー+砂の「3:1:適量」配合がスタンダードです。

船釣りのコマセ技術|ビシ釣り・天秤釣りの基本

ビシ釣り(コマセシャク釣り)とは

ビシ釣りは船釣りの代表的なコマセ釣り法で、「ビシ(錘一体型のコマセカゴ)」に冷凍アミコマセを入れ、指示ダナ(船長が指定する水深)でシャクリを入れてコマセを放出しながら釣ります。アジ・サバ・イワシ・マダイ・イサキ・ワラサ(ブリの若魚)など多くの魚種に対応します。

ビシの重さは釣り場の水深と潮の速さによって変わります。東京湾のアジ釣りでは40〜60号ビシが標準、相模湾のマダイ釣りでは80〜120号ビシを使います。コマセはアミコマセ(アジ・サバ・イサキ用)またはオキアミ(マダイ・ブリ用)を使い分けます。ビシに入れるコマセの量は「半分〜7割」が基本で、多すぎると一気に放出されて長持ちしません。

ビシ釣りのシャクリとタナの取り方

ビシ釣りで最も重要なのは「タナ取り」と「シャクリのタイミング」です。船長から「タナ20m」と指示があれば、底(水深)から20mの位置にビシを持ってくるのが基本です。

具体的な手順として、まずオモリを底まで落として着底を確認します。次にリールを巻いてビシを指示ダナより1〜2m下まで持ってきます。そこから竿を1〜2回シャクってコマセを放出し、刺し餌を指示ダナ(コマセが漂う範囲)に持ってきます。シャクリは「スパッと速く」が基本で、ゆっくりシャクるとコマセが出ずに仕掛けだけが動いてしまいます。潮が速い日はコマセが流れやすいため、15〜20秒ごとにシャクリを繰り返します。

船でのコマセ釣り対象魚と使用するコマセ

魚種使用コマセビシ重量主なポイントシーズン
マアジアミコマセ40〜60号東京湾・相模湾・伊勢湾通年(春〜秋が最盛)
マダイオキアミ80〜120号相模湾・駿河湾・若狭湾4〜6月(乗っ込み)・9〜11月
イサキアミコマセ60〜80号伊豆諸島・房総沖・志摩沖5〜8月(夏が最盛)
ワラサ・ブリオキアミ80〜100号相模湾・駿河湾・大阪湾10〜1月(秋冬)
メジナ(沖磯)オキアミ配合なし(フカセ)伊豆諸島・五島列島10〜3月(冬磯)

コマセを使った釣りの「タナ合わせ」完全ガイド

タナを外すと釣れない理由

魚は水中の特定の水深(タナ)にいます。コマセを撒いて魚を引き寄せても、仕掛けのエサがそのタナを外れていると魚は食ってきません。例えばアジが水深10mにいる場合、仕掛けが5mの位置にあっても反応しません。コマセで集めた魚の位置と仕掛けのエサ(刺し餌)の位置を一致させることが最重要です。

タナの探り方(アタリがない時の対処法)

タナを見つける基本手順は以下の通りです。最初は「底から1m上」からスタートし、5分アタリがなければタナを50cm〜1m上げます。中層でアタリが出たらその水深を記憶し、同じタナをキープします。アタリがあってもバラした場合は同じタナを維持し、アタリが遠のいてきたら50cm刻みで探り直します。潮が変わったとき(上げ→下げ、または流れの速さが変化)はタナも変わることが多いため、再び探り直すことが必要です。

コマセの撒くタイミングと仕掛けの同調

コマセ釣りの上達で一番重要なのは「コマセを撒くタイミングと仕掛けを入れるタイミングの同調」です。コマセを撒いてから魚が寄るまでに30秒〜2分かかります。コマセを撒いた直後に仕掛けを投入するより、「コマセを撒く→30秒待つ→仕掛けを同じポイントに入れる」というリズムが有効です。特にウキフカセでは、コマセを打った後に仕掛けをゆっくり同じ流れに乗せていく「後追い」テクニックが基本です。

コマセ釣りで狙う主な魚種と季節攻略法

アジ(最も手軽なコマセ釣り魚種)

マアジはコマセ釣りで最も人気の高い魚種です。サビキ釣り・カゴ釣り・ビシ釣りのいずれでも狙え、年間を通じて釣れます。最盛期は5〜11月で、水温18〜25℃の時期に活性が最も高まります。関東では神奈川・東京湾、東海では伊勢湾・静岡県清水港周辺、関西では大阪湾・播磨灘が有名なポイントです。

アジのコマセはアミエビが基本です。タナは「底から1〜3m上」が定番ですが、夜釣りでは表層まで浮いてきます。サイズは20cm前後の「中アジ」が多く、大型(35cm以上)の「尺アジ」は秋の深夜釣りで釣れることがあります。コマセの量を絞り、魚を足止めさせながらゆっくり釣ることで数釣りが楽しめます。

グレ(メジナ)|磯釣りコマセ釣りの最高峰ターゲット

グレ(メジナ)は磯釣りにおけるコマセ釣りの最高峰ターゲットです。コマセを駆使したウキフカセ釣りで狙う魚として、ベテランアングラーを魅了してやみません。グレは11月〜3月の水温が下がる時期に特に活発に活動し、「寒グレ」と呼ばれる秋冬のシーズンが最高の釣り時です。

グレの特性として「警戒心が高く、見切りが早い」という性質があります。コマセと刺し餌が同調していないと見向きもしません。また透明度の高い磯では細ハリス(0.8〜1.5号)と小さなハリ(グレバリ4〜6号)が必須です。静岡・伊豆半島の松崎・雲見・田子、和歌山の白浜・串本、長崎・五島列島が有名なグレの一級磯です。

チヌ(クロダイ)|底狙いコマセ釣りの定番

チヌ(クロダイ)は水深2〜10mの底付近を好む魚で、コマセを底まで届けながら刺し餌を底層に漂わせる「ヘチ釣り」「ウキフカセ」「紀州釣り」などで狙います。春(4〜5月)の「乗っ込みチヌ」は産卵のために浅場に入ってくる大型が多く、コマセへの反応も激しくなります。大阪湾・浜名湖・東京湾の内湾が主なポイントです。浜名湖では通年狙えるチヌの名所として、今切口周辺・弁天島周辺が知られています。

コマセの保存方法と臭い・後片付け対策

コマセの正しい保存方法

アミエビ・オキアミのコマセは冷凍保存が基本です。開封後は空気を抜いてジッパー袋に入れ、冷凍庫で3〜6ヶ月保存可能です。一度解凍したコマセを再凍結すると品質が落ちるため、1回分ずつ小分けにして冷凍しておくのが賢い方法です(100〜150gずつラップで包んで冷凍)。釣り当日は前日夜に冷蔵庫に移して自然解凍し、朝に柔らかく溶けた状態で使います。夏場は保冷剤と一緒にクーラーに入れ、溶けすぎないよう管理します。

臭い対策と釣り場の後片付けルール

コマセ釣りで最大の問題は臭いです。アミエビ・オキアミは強烈な発酵臭があり、車への持ち込みや後片付けが重要です。臭い対策として実践すべき事項を以下にまとめます。

  • 専用バケツに保管:フタ付きのコマセバケツを必ず使い、釣り中も不用意に開けない
  • 釣り場での洗浄:釣り終了後は海水で釣り座をしっかり洗い流す(コマセの残りを残さない)
  • ゴミ袋の二重包み:残りコマセは密閉できるゴミ袋に入れ、さらに別のゴミ袋で二重に包む
  • 車への持ち込み対策:コマセ専用のトランクケースまたは大型クーラーボックスに入れて運搬
  • 手洗い:釣り後は石鹸で2〜3回手を洗い、消臭スプレー(フィッシングハンドソープ等)を使用

釣り場でコマセを大量に撒いたまま立ち去ることは最大のマナー違反です。コマセを残したままにすると腐敗して近隣住民や他の釣り人に迷惑をかけ、最終的には釣り禁止に繋がります。「来たときよりきれいに」の精神で後片付けを行いましょう。

コマセ釣りのトラブル対策と失敗しないためのコツ

よくある失敗パターンと解決策

失敗パターン原因解決策
コマセを撒いているのに魚が来ないタナがズレている・コマセ量が少なすぎるタナを50cm単位で探る。コマセを増量(ただし多すぎもNG)
魚は寄っているが食わない刺し餌がコマセとずれている・ハリスが太すぎる仕掛けの流し方を調整。ハリスを1段階細くする
アタリはあるがバラすアワセが早すぎるまたは遅すぎるグレ・チヌは「しっかり引き込んでから」アワセる
コマセカゴから出てこないコマセを詰めすぎている・固まっている7割程度に抑える。解凍が不十分な場合は揉んで柔らかくする
仕掛けが絡まるハリスが長すぎる・投げ方が悪いハリスを80cm以下に短くしてから慣れる
流れが速くてコマセが拡散しすぎるコマセが軽すぎる・カゴの出口が大きすぎるコマセに麦を混ぜて重くする。カゴの出口を小さくする

コマセ釣り上達のためのロッドワーク

コマセ釣りにおけるロッドワークで覚えるべき基本は「シャクリ」です。ビシ釣りでは「竿を水平から60〜70度まで一気に持ち上げる鋭いシャクリ」でコマセを放出します。ウキフカセでは柄杓でコマセを打つタイミングと竿を前に送り出すタイミングを合わせることが重要です。また魚をかけた後のファイトでは、グレやチヌは磯や障害物に向かって突進する習性があるため、初期の突進を竿で受け止め(絶対に竿を寝かせない)、魚が止まったところでポンピングしながら巻き上げます。

よくある質問(FAQ)

Q: コマセ釣りは初心者でもできますか?

A: はい、堤防でのサビキ釣りやカゴ釣りは初心者でも十分できます。最も簡単なのはサビキ釣りで、アミエビを入れたサビキカゴを上下に動かすだけでアジ・サバ・イワシが釣れます。仕掛け全体がセット販売されており、竿とリールさえあれば1000〜2000円程度で始められます。ウキフカセ釣りは道具・技術ともに難易度が高いため、最初はカゴ釣りから始め、慣れてきたらフカセに移行するのがおすすめです。

Q: コマセはどこで買えますか?価格は?

A: コマセは釣具店で必ず販売されています。アミエビ(冷凍ブロック2kg)は500〜800円、オキアミ(冷凍ブロック3kg)は800〜1200円が相場です。一部の大型釣具店(上州屋・釣りビジョンマーケット・キャスティング等)では解凍済みのコマセも販売しています。コンビニや百均では購入できないため、釣り当日は必ず事前に釣具店に立ち寄るか、オンラインショップで事前注文・配送を利用しましょう。

Q: コマセを撒きすぎると逆効果ですか?

A: はい、撒きすぎは逆効果になることがあります。コマセを大量に撒くと魚はコマセだけで満腹になり、刺し餌を食わなくなります。また「コマセだけ食べに来る魚」と「刺し餌も食べる魚」の差が生じ、大型の賢い魚ほどコマセのみを選択して食べます。特にウキフカセでグレ・チヌを狙う場合は「少量のコマセを頻繁に打つ」(小分け多投)が基本で、1回あたり2〜3杯を15〜20秒ごとに投入するのがプロの手法です。

Q: コマセは環境に悪くないですか?釣り場でそのまま残していい?

A: コマセ自体は自然の素材(甲殻類・小型魚)であるため、海中に溶けることに問題はありません。ただし、釣り場の陸上(堤防・岸壁)にコマセが残ったまま腐敗すると悪臭が発生し、カラスや猫が集まる原因になります。必ず釣り終了後は海水でコマセの残りを洗い流し、陸上に残ったコマセはゴミ袋に入れて持ち帰るか、所定のゴミ箱に捨てましょう。「コマセを残して帰る」行為は釣り禁止になる最大の原因のひとつです。

Q: 波が高い日でもコマセ釣りはできますか?

A: 波高1.5m以上の日の磯釣りは非常に危険であり、避けるべきです。堤防でのカゴ釣りは波高1m程度までなら可能ですが、コマセが潮に流されやすく効率が落ちます。船釣り(ビシ釣り)は船の安全確保のため、波高2m以上で多くの船宿が出船を中止します。気象庁の波浪予報をチェックし、沿岸波高1m以下の日に釣行することを強くおすすめします。安全第一で、無理な釣行は避けてください。

Q: 冬でもコマセ釣りは有効ですか?

A: 水温によって有効度が変わります。水温10℃以下になるとアジ・サバの活性が下がり、コマセへの反応が鈍くなります。ただしグレ(メジナ)は冬(11月〜3月)が最盛期で、コマセの集魚効果が非常に高くなる季節です。また太平洋側の暖流域(伊豆・紀伊半島・九州)では冬でも水温が高めで、コマセ釣りが有効です。日本海側や東北地方では1〜2月は水温が下がりすぎてコマセへの反応が弱まる傾向があります。冬のコマセ釣りは「グレ・チヌ狙いの磯釣り」に特化するのが賢い選択です。

まとめ|コマセ釣りをマスターすれば釣果が劇的に変わる

コマセ釣りは「撒き餌で魚を集め、刺し餌を食わせる」という原理を理解すれば、あとは「タナ合わせ」「コマセとの同調」「コマセ量のコントロール」という3つの技術を磨くだけです。サビキ釣りから始めてカゴ釣り・ウキフカセ・船のビシ釣りまで、段階的にレベルアップしていくことで、一生楽しめる釣りの技術体系が身につきます。

コマセ釣りが上達する一番の近道は「釣り場での実践と記録」です。どのタナでアタリが出たか・どの配合のコマセが有効だったか・どの時間帯に食いが立ったかを釣行ノートに記録し、次の釣行に活かすことで確実にステップアップできます。本記事を片手に、ぜひコマセ釣りの奥深い世界に飛び込んでみてください。

釣りテクニック

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