夏の浜名湖・御前崎港で盛り上がるマダコ釣り(オクトパッシング)。タコ釣りのルアーには「タコエギ」と「タコジグ」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。「どちらを使えばいいの?」「色は何色がいいの?」——道具衛門が完全比較します。
Contents
1. タコエギとタコジグ——基本の違い
| 項目 | タコエギ | タコジグ |
|---|---|---|
| 形状 | エビ・タコを模した形状。複数本の「カンナ(カギ針)」が後方についている | 鉛またはタングステン製の重いヘッド。底を叩く重量が特徴 |
| 重さ | 20〜60g(軽め〜中間) | 30〜100g(中間〜重い) |
| フック | 複数本のカンナ針でタコを絡めて引っかける | 太軸のトレブルフックまたは専用フック |
| アクション | 底を軽くタップしながら引く(スイムよりボトムバンプ重視) | 底を叩いてリアクションバイトを誘う |
| 向いている場所 | 砂泥底・藻場・テトラ周り | 岩礁底・ゴツゴツした底・深場 |
| 根がかり | やや多い(カンナが絡む) | 比較的少ない(底をたたくだけ) |
2. タコエギの特徴と選び方
タコエギの仕組み
タコエギは、タコがエビや小魚を抱きつく習性を利用した仕掛け。タコが抱きつくとカンナ針が刺さって外れにくくなる。
- カンナの本数:多いほど掛かりが良いが根がかりも増える。8〜16本が一般的
- 素材:樹脂製ボディが多い。底を引きずっても傷つきにくい素材が◎
- アーム(足):ゴム製・シリコン製のアームが動いてタコを誘う
タコエギのカラー選び
| カラー系統 | 有効な状況 | 理由 |
|---|---|---|
| オレンジ・レッド | 潮が濁っている時・曇天・薄暗い時間帯 | 濁り潮でも視認性が高い。タコが最もよく見える波長帯に近い |
| ピンク・マゼンタ | 澄み潮・晴天時・水深が浅い場所 | クリアウォーターでの視認性とアピール力を両立 |
| 白・グロー(夜光) | 夜釣り・暗い場所・深場 | 暗所での発光でタコにアピール |
| ナチュラル系(クリア・茶) | スレているタコ・プレッシャーが高い場所 | 自然な見た目で警戒心を下げる |
おすすめタコエギ製品(2026年版)
ヤマシタ タコやん(2.5号〜3号)
ロングセラーの定番タコエギ。カンナが鋭く掛かりが抜群。浜名湖のタコ釣りで最も信頼できる製品のひとつ
エギ王タコ(ヤマシタ)
アオリイカ用エギ王シリーズのタコ版。高い完成度と豊富なカラーラインナップ
デュエル イージーシャイナーTAKO
フラッシング効果のあるラトル入り。高活性時に効果大
メジャークラフト タコパラ
コスパが高く、入門者にも扱いやすい。パラコードによるアクションが特徴
3. タコジグの特徴と選び方
タコジグの仕組み
タコジグは鉛(またはタングステン)の重量を利用して底をノックし、リアクションバイトを誘う。タコエギより根がかりしにくいため、岩礁底や障害物周りで有利。
- ヘッド形状:平たい形が多い。底を叩くときの「コンッ」という音と振動がポイント
- 重さ:30〜100g。流れが強い場所や深場では重めを使用
- フック:太軸のシングルまたはトレブルフック。タコの強い引きに対応
タコジグのカラー・素材
- タングステン素材:鉛より重く小さい。同じ重さで体積が小さいため底感知が良い。ただし高価
- 鉛素材:コスパが高く根がかり時に消耗しても痛手が少ない。入門者向け
- ラバー付きタコジグ:タコジグにラバースカートが付いたタイプ。フォール中のアピール力が高い
おすすめタコジグ製品(2026年版)
シマノ タコマスター フラッシュブースト
反射板「フラッシュブースト」内蔵で停止中もアピール。御前崎の岩礁底に強い
ダイワ タコ駄々(タコダダ)
独特のラトル音でタコを引き寄せる。浜名湖の泥底でも効果的
- XESTA タコスーパーライト:軽量タコジグ。シャロー(浅場)の浜名湖護岸に最適
4. 浜名湖・御前崎でのタコエギvs タコジグ使い分け
| フィールド | 推奨ルアー | 理由 |
|---|---|---|
| 浜名湖護岸・砂泥底 | タコエギ(30〜40g) | 底が砂泥で根がかりが少ない。タコエギのアームがよく動く |
| 浜名湖今切口付近(潮流が強い) | タコジグ(50〜80g) | 流れに負けないよう重めのジグ。底感知が重要 |
| 御前崎港・岩礁帯 | タコジグ(40〜60g) | 岩礁底はタコジグの方が根がかりしにくい |
| テトラポッド周辺 | タコエギ(軽め20〜30g) | テトラの隙間をゆっくり落とす。軽い方がコントロールしやすい |
| 夜釣り・ナイトゲーム | グローカラーのタコエギ | 暗所での視認性重視。グロー(夜光)が有効 |
5. タコ釣りの基本アクション
底を叩くズル引きが基本
- キャスト:護岸・テトラ際に投げ込む
- 着底確認:ラインが止まれば着底
- 底を叩く(タップ):ロッドを軽く上下させて底にタコエギ/ジグを当てる(ドンドンと叩く感じ)
- ズル引き:底を感じながらゆっくりリールを巻く
- ポーズ:数秒止めてタコの反応を待つ
- アタリ:急に重くなる・ラインが動く感覚。即アワセで大きく合わせる
タコの取り込み
- タコは途中でロッドを緩めると足を岩・壁に吸盤で固定してしまう。引き続けることが鉄則
- 護岸から引き上げる際は垂直に引き上げる(斜めに引くと外れやすい)
- フィッシュグリップまたはタオルで目の後ろを押さえると墨を吐きにくい
まとめ——「タコエギもタコジグも1つずつ用意して状況で使い分け」
タコエギは砂泥底でのアピール重視、タコジグは岩礁底や潮流が強い場所でのゲーム性が高い。浜名湖に行くならタコエギ中心、御前崎に行くならタコジグを用意するのが基本です。
夏の浜名湖・御前崎でマダコを狙う前に、まずはどちらか1つから試してみてください。
※タコ釣りは地域によって漁業権・規制が設定されている場合があります。浜名湖内でのタコ釣りについては浜名漁業協同組合にご確認ください。









