ヤバイ台風21号が過ぎ去って3日ほど。
遠州灘をみやると、遠浅にみがきがかかった波打ち際。そして波が高く、釣りには向かない状況。
こういう時は湾内に視点を移すのがオススメ。
駿河湾沿岸は秋シーズンの開始も間近だし、サーフの装備そのままでも行けるのが良いところ。
秋になりかけている列島
現在は前線が列島を縦断しており、雨が降りやすい不安定な天候が続いている。
北からは冷えた空気に、南からは温かい空気が流れ込むため、山間部で雲が生まれやすい状況。
前線に向かって風が流れている──みたいな考えでOK。
そのため太平洋沿岸では、南寄りの風が吹きやすくなっています。
すると遠州灘は、波が風で押されて速くなるし、沿岸はダパダパでうねうねに。その作用で濁りが目立つようになります。
前線が太平洋に抜けやすくなると秋モード
季節の変わり目に雷雨が多くなるのは、地表と上空の温度差が大きくなりやすいから。
集中豪雨が多いのは、だいたい偏西風のせい。
秋が本格化するのは、黒潮(太平洋)の海面温度が現在よりも下がってから。台風が多いおかげ(?)で、水温もわりと低い状況が続いている。
同時に高気圧も元気がなくなるので、北西気味の風が吹きやすくなり、海況も安定しだします。
そうなると秋に釣れる魚たちが訪れだし、アングラーもわくわくを隠せないシーズンになるわけです。
今年の秋シーズンは気持ち早め?
駿河湾では、夜が肌寒く感じるくらいにタチウオがはじまるのが通例。
今年は雨が多く、台風もひっきりなしに到来しているせいで、沿岸の水温は去年よりやや低め。
なので去年を経験しているのなら、それより早く釣れはじめると考えてもいいんじゃないかと。
秋の駿河湾はアオリイカとタチウオが先で、忘れた頃にワラサが現れる感じ。
イカちゃんはともかく、タチウオとワラサは、サーフルアーの装備で十分狙えます。次の大潮後からは釣果情報も出てくるんじゃないですかね。
荒れて遠州サーフがやりにくい状況ならば、駿河湾に足を伸ばす選択をしてもいいと思います。