絶大な釣果を誇る”ぶっ飛ぶアレ”は、登場から数々の伝説を残し、その人気から模造品が多く出回るようになりました。
私は
オリジナルとほぼ同性能なら気にしないし、価格が下るなら万々歳では?
と思うほう。
そんな偽物の中でも、比較的有能な「シーコンタクト ジェットサーディン」なるルアーを紹介します。
この記事のまとめ
人気釣りルアー「ぶっ飛び君」に酷似した模造品「シーコンタクト ジェットサーディン」。オリジナルの「ぶっ飛び君」は高い釣果を誇り、市場から姿を消すほどの人気商品です。そのため、模造品も多く出回っていますが、ジェットサーディンはオリジナルとほぼ同等の性能を持ち、価格は約半分という優れたコストパフォーマンスを提供します。具体的には、ぶっ飛び君が1個1900円に対し、ジェットサーディンは1個820円で販売されており、同等の製品を2個買えるため、多くの釣り人にとって魅力的な選択肢となります。
記事では、ルアーの価格が安いことで、複数のカラーを揃えることができ、釣果の向上にも繋がると強調しています。また、ジェットサーディンを製造する「PRO」は国内企業であり、品質と価格のバランスが取れた製品を提供しています。
人気商品を真似るのは商売の定石だから
人気商品がパクられるのは宿命みたいなもの。
今回紹介するルアーは、JUMPRIZEの「ぶっ飛び君」に酷似しています。
こいつが数々の釣果をあげ、どの店からも姿を消し、ネット在庫も皆無になるほど流行した時期があります。
その人気に続けといわんばかりに、後追企業が続々と「9cm・重い・シンペン・飛ぶ!」などの要素を持つルアーを販売しました。それは”疑似餌の模造”という、文法がヤバく汚い日本語のような商売といえます。
──それでもオリジナルは勝っていました。
その理由は、絶大な釣果による信頼、そして口コミによる所が大きい。
名前の通りにイワシが飛ぶ!「ジェットサーディン」
特にパクり品が多い「ヘビーシンペン」のカテゴリですが、ひょんな所で知った「ジェットサーディン」は、もう見た目から攻めてますね(褒め言葉)。まずは互いのスペックを比べてみましょう。
- 95mm・27g(ぶっ飛び君)
95mm・28g(ジェットサーディン)
形状も同じだしスペック自体もほぼ同等。そして価格は──
- ぶっ飛び君:1個1900(税抜)
- ジェットサーディン:1個820(税込)
オリジナル1個の値段で、同等の製品を2個買えるなら、そりゃ「買うっきゃねぇ!」わけですよ。
ECサイトのレビューも、口々に「ぶっ○び君と──」からはじまるのがシュール。君たち、これ”ジェットサーディン”だから。単体を褒めてあげよ? ……その評価はわりと高く、ルアーに多少不満があっても、価格ですべてが吹っ飛ぶので、コスパは重要なんですねぇ。
単価が安いルアーは複数カラーを用意するのに最適
ぶっ飛び君は1個失くすだけで、そこそこ良いランチが食べれる金額です。
1,500円以上なら都内のイタリアンで女性が満足するランチを提供するのも容易。
「ルアー1個で口説ける!」
──そう考えてみると、俺たちって高い買い物しているんだなぁ(しみじみ)。
しかし、ポンポン失くすのは「ただの下手」なので、改善しましょうね。
ジェットサーディンの価格は、ファミレスでも満足できるレベル。
アレの値段で2色買えるんだから、スレ防止やその日にあったカラー選択のチョイスがしやすくなります。単体であらゆるレンジを通せるため、いくつかのカラーを用意するほうが、釣れる可能性が高まります。
「PRO:TRUST」というメーカー
模倣で安い──となれば大陸産かな? と思い調べてみたら、意外にも国内企業でした。
「大藤つり具」……聞いたことないなぁ。でも製品を見ると、セット仕掛けでは見慣れた物がありました。釣具店で買い物していると、無意識に買っているかもしれませんね。
ルアーは近年に取扱をはじめたっぽい。
創業はなんと明治以前。現在の形となったのはH9年と最近ですが、合併を繰り返したグループ企業ですね。
ジェットサーディン以外のルアーを見てみると、ツッコミたい物は他にもありますが、廉価で良い物を提供してくれるなら歓迎です。でもリールからはヤベェ香りがする。