勝手知る、ほどでもない場所。しかし、いち”テトリスト”としての敗北は考えていなかった。
同業者が多すぎる。これは(釣られすぎて)無理だろう。……と悟ってはいたが。
最近ロック狙いが増えていませんかね?
夕方以降は雨予報。なので雨が「ドザー」とくるまでの短時間(のつもり)。
日曜なので釣り人はやはり多い。しかし、妙に根魚狙いが多い状況で、これはペンペン草も生えないレベルで魚がいなさそうと感じた。
仕掛けを結ぶ前から敗北を確信し、「どこで魚を買おうかな」と逃げ道を用意したくなる。
「ここがええのんか?」と探っているうちの1投目、手乗りカサゴ(浜名湖サイズ)が釣れてきた。幸先、いい?
……まではよかったものの、これ以降はどこに入れてもアタリがろくない状況が続く。
大移動して先端でもやってみたものの、居ないことはないが、同じ小型しか釣れてこない。
うん、これはもうダメかもわからんね。
お土産確保まで頑張るつもり
17時頃、雨が落ちはじめる。小さいテトラのほうをやってみると、こちらはポコポコ釣れるが、”浜名湖サイズ”からのびない。
「浜名湖サイズってどのくらい?」といわれると、このくらい。
15cm以内のかわいらしい子達だけなので、”数は釣れてもキープなし”の予感がしてきた。
これまで8匹くらい釣っているけれど、すべてお帰り願っている。潮が速い場所に生息しているためか、焼津の個体より強く引くので、上がってくるまではワクワクしてしまう。
友人も同じ感触だったようで、何故か35cmの”アイゴ”を釣っていたり、こんなのを釣っていたりした。
(あいつまたカニ釣ってるよ……)とあがるのを見ていたら、細くてキモイやつが飛び出してきて、「( ゚д゚)…… ( ゚д゚ )‼」というアイコンタクトをした。
この後海に帰ったクモヒトデ先輩 pic.twitter.com/j0aOkMcpMG
— さしし (@keysoy) 2016年6月12日
釣っているの見たのは多分これで2度目(穴釣りでこれは予想してなかったけど)。
落ちるところまで撮りたかったけれど、vine直だと尺が足りなかったという。
さすが”ガンガゼ”を釣ったことのあるヤツはテクが違う。
その後はしとしと降る雨に濡れ、やる気と魚信がプッツリ途絶える。
このままではおかずもナッシングだから、見えるショウジンガニを釣ろう。しかし、カニすらもスレる始末。
本当はドンコ(エゾイソアイナメ)を釣ろうとしてたんだけど、新居側のほうが多かった気もする。
丸干しに失敗したのでリベンジしたかったのだが、またの機会にしましょう。
そういや年無しクロダイがあがっていたなぁ。奥では珍しくもないけれど、ここでは50cm以上のクロダイは珍しい。
竿を曲げている人がいるとだいたいの人が、「アイゴか…」「またアイゴか…」「ボラか?」と思っている。
けれどタモを用意すると、「アイゴじゃないのか!」「NOT GEDOU!」とギャラリーが集まるのが面白い。