私が釣りを始めてからン十年……。釣行範囲内(主に静岡)で釣り禁止になったポイントが増えましたね……。主な理由はゴミ問題に不法侵入など、マナー悪すぎ問題が9.9割ほど。
特に駿河湾のマナーがひときわ悪いと評判に。。
一体どうしたら負の連鎖を断ち切ることができるのだろうか。
とうとう由比漁港が釣り禁止になったらしい
駿河湾奥にある由比漁港は、アオリイカで有名なポイントでした。
由比漁港は桜えび漁が盛んな港。桜えびは朝と夜に漁を行うので、漁船の出入りも激しく、釣り人の投げた仕掛けが船に飛び込むとか、停泊中のロープにルアーを残して逃げるなど、漁師と釣り人の間でトラブルが耐えませんでした。
組合もいい加減にキレたし、保安上でも部外者は出入り禁止にしたほうが楽。それならばと、ついに「釣り禁止」の決定となりました。詳しい経緯は以下のサイトを参考にしてください。
漁港は本来、漁業関係者だけが利用できる施設です。
そこを勘違いしている釣り人が多いから、漁港で禁止になっているわけです。
人としてのマナーが必要であって、釣り人が定めるルールじゃない
アウトドアのマナー悪化問題は、何も魚釣りに限ってはいません。
キャンプや登山でもゴミ問題はあるし、深夜まで大騒ぎするBBQとか、自分さえ良ければ全てヨシ! ──な人々が、先人が切り開いた分野を閉じていくのは心苦しい。おまけにそれが”ごく少数”であるからこそ、なおさら苦しいのです。
「ゴミはゴミ箱へ」
子供のうちに誰でも学ぶこと。
「公共の場では騒がない」
周りが静かにしているなら、そこは静かにするべき場所なのでは?
アウトドアのみでいうなら、「自分のゴミは自分で持ち帰る」「ゴミをなるべく出さない努力をする」「現地や他人に迷惑をかけない」などがあります。当たり前に聞こえるでしょうけど、その当たり前を出来てない人がいるから、今の状況になっています。
ルールを守れないのは、ケモノ同様でしょう。
釣り人口のうち1割がマナー違反していると考えると……恐ろしいことですよ
釣り人口は1000万人規模といわれています。
その中の2割は啓蒙活動を行い、7割は普通に楽しんでおり、1割はルールを破る行為をしている……と、区分出来そう。これはあながち間違ってないはず。
1億人のうち100万人が迷惑行為を行っているとすれば、各県に数万人規模のヤバイ奴らが潜伏しているかもしれない。もしそれが一同に集結したら……? そうなりやすいのは、人気ポイントですね。
ハイシーズンや人気ポイントでは、横入りや居座りなど、SNSでマナーに関する愚痴や晒しは日常です。それでも、仲間同士で潰し合っている内はまだいいんですよ。
公共に迷惑かけたら終わりでしょ?
【終わりに】模範的アングラーが師となるかが今後を左右する
釣りのマナーを教えてくれるのは誰だろう……?
それは最初に教わる人や、情報ソースでしょうね。
初心者にいきなり「あいつの居る場所は釣れるから追い出せ」とか、「侵入禁止だからこそ釣れるんよ」などと教える人は、ぶっちぎりでヤバイ奴です。マナーが特に悪い年代といえば、高齢者層が目立ちますが、そうなるのも、その時代は海がゴミ捨て場だったから……。
よくある言い訳に、「以前は出来たのに……」があります。
なぜ今は出来ないのだろう。それは皆が間違いだと認識したからです。いい加減に現実と向き合っていただきたいものですね……。
各地にある注意書き看板もタダじゃないんですよ
今では各地に注意書きの看板を必ず見かけますね。
水辺なら条例のこと、レジャー(水遊び・釣り・マリンスポーツ)に関わること、狩猟の可否、立入禁止区域の表示などがあります。
これらの看板も、タダで立てているわけじゃありません。
1500円とはいえ誰かが払ってるわけだね・・。
優しい世界なら、こんな注意書がなくとも皆がルールを守る前提。誰もルールを破らないのなら、注意書きも必要なりくなります。守らない人、知らない人が多すぎるから、注意書きがあるのです。