スーパーで買える釣りエサと狙える魚

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スーパーの鮮魚売り場には、釣りエサにできそうな物がちらほらと。

半額札付きならお財布にも優しく、わりと手に入りやすいので、過去にはよく使っていました。

釣具屋で販売している物より、安く感じるのも理由があります。

釣り餌として製造されたものと生鮮食品の違い

これは一言でいうと「物持ちの良さ」、つまり防腐処理の有無です。

釣具店で販売されているエサ用の切り身やオキアミなどは、塩漬けにして水分を無くしたり、防腐剤を添加することで長持ちしやすくなっています。

余計な水分を無くすことで身が締まり、針に付けたエサ持ちも向上するってわけです。

その工程分、どうしてもコストがかかるデメリットがあります。

タチウオのエサ釣りでは、サンマの切り身がよく使われます。

エサ向けは1パック500円前後。サンマは鮮魚で1匹100円前後で買えることを考えれば、高く感じるでしょう。

どちらも使ってみてわかりましたが、鮮魚を切り身にすると、柔らかすぎて”針を通す”よりも、”針に埋める”感じになるんですよね。

釣り餌向けに加工されたものは、身がギュッとしており、しっかり針を通せるし、ぶん投げても身切れが起きにくいです。

スーパーで買ったパックの小イワシを使ったこともありますが、ウキ釣りのエサに使うと、投げたら自分の後ろに「…ポトン」と落ちることが多いです。

じゃあその加工過程を自分ですればよくね?

その通りであるし、長い目で見れば買うよりも安く済ませることはできる。

けれども、どうしても「時間」がかかってしまう

損得抜きにして”合理”を取るなら、釣り餌用を買ったほうが得ともいえる。

料理の下ごしらえが重要であるように、釣り餌用にする下ごしらえも重要です。

タチウオ用にサンマの切り身を用意するなら──

1.スーパーで買ってきたサンマを三枚に卸す

2.半身を荒塩で包むか、日干しして水分を抜く

ようするに、それを買ってから「どうしても1日以上の余裕が欲しい」わけです。

塩漬けにするにしても、最低でも1回は塩を入れ替えたいので、時間というコストがかかってしまいます。

細かいことたぁいい、要は切り身を塩で包めばいいだけだ

動画ではサバを使っていますが、ほぼ全ての魚に代用できます。

意識が高いエサ釣り師は、この工程に一手間加え、アミノ酸を配合しちゃったり。

ワームを使うルアーメンはよく知っていると思いますが、「GULP液」もこれと似たようなもの。

これらが効果があるかないかでいうと、「ありますん」──かな。

スーパーで買える釣り餌と狙える魚

アジ・イワシなど小魚系

小さい豆アジは、投げ釣りのエサとして優秀。イワシに比べ身も硬く、エサ持ちもいい。

大抵の肉食タイプは釣れるが、死にエサは動かないので、動く対象に反応する相手には向かない(コチ・ヒラメ・スズキなど)

堤防やサーフで「なんでもいいからデカイのを釣りたい」って時にアジはオススメです。

……まあ主にアカエイとウツボになりますが。手っ取り早く3kg以上の大物を体験したい人にはオススメ。

やり取りの練習にもなりますし、どちらも美味で知られる魚です。

イワシは身が柔らかく、投げる釣りには向いていない。なので船釣など”落とす”釣りで使うといい。

キビナゴ・イカナゴ・ワカサギなどでも代用できるし、年中どれかが手に入りやすいのが魅力。

サビキ釣りでコマセを撒いている時、ちょっと場違いな大型が見えるような時は、決戦兵器となりえる存在。

アジやイワシなどの小魚は、大型魚を育てる恵みでもあるので、ルアー対象魚は大抵釣れます。

全国どこでも通用しやすい利点もありますね。

サンマ・サバなど切り身系

年中どちらかが手に入りやすく安価であること。サンマはともかく、サバは切り身で買えるので、釣り餌としての処理のしやすさもある。

用途としては主に”夜釣り”。匂いが有効なタチウオ・カマス・アナゴなど、夜のターゲットの定番エサかもしれない。

日中では、ちょっと大きい根魚を狙いたい時に効く。

陸ではタチウオの定番と思われているが、船上ではテンヤの定番でもあるため、釣れる魚種は船のほうが多い。

サイズを問わず、外洋でどんな魚が釣れるのか試しにやってみたい時にオススメ。

エサ持ちは良くないほうなので、中深海には向いていない。

アサリの剥き身・イカ短冊・海老

アサリの剥き身はそのまま冷凍するだけでも使えるし、エサ取りに悩まされる時にも使える。

カワハギの定番エサだが、クロダイのダンゴ釣りでも使えるし、投げてイシモチだって釣れる。

小物狙いでは場所を選ばないオールラウンダーかな。

イカ短冊は主に船釣で使われている。エサ持ちがいいため、中深海クラスやテンヤなど、時間をかけて待つ釣りに向いている。

底に張り付く根魚系ではポピュラーな存在。

海外産のエビは安く買えるため、船でもいいが、地磯でやれる人はテンヤを使って色々狙うのもアリ。

【番外】海藻・コーン缶詰

メジナやクロダイ狙いのフカセ釣りで「あってもいいんじゃないかな」がこの2つ。

オキアミはエサ取りに滅法弱いため、それを回避するのに有効だったりする。

メジナやイスズミなど、岩礁に居着く魚の一部は海藻が主食のため、ワカメ・アオサでも釣れないことはない。

でも、生えている時期でないと効果は薄いらしい。

コーンはクロダイ狙いのフカセではわりと知られている。実際にやってみたらアイゴが良く釣れたのはナイショ。

アラや内臓は卸売市場や仲買など、個人経営なら手に入りやすい。

これらはミキサーにかけて寄せ餌として使ったり、魚の本当に美味しい部分として、自分が楽しむのもアリ。

でも”つみれ”を買うくらいなら、販売されている「合成練り餌」のほうが安上がりです。

釣り餌を自給自足する考え

キスの投げ釣り師は、バチ抜けで大漁できるゴカイ類を塩漬けにしておき、シーズンが来たら使う──とかしている人もいる。

達人レベルに達すると、購入後のゴカイを処理するレシピも存在するとかなんとか。ウネウネ動く活きがいいゴカイよりも、グッタリした翌日以降のほうが食いがいいとか、「気にしたらそうかもしれない」レベルの違いを体感する時もある。

道具にこだわるルアーとは違い、エサにこだわり、付け方にもこだわるのがエサ釣り師でしょう。

すぐ使える釣りエサを買うか、自分で処理しなければならないエサでこだわるか。

どちらも扱う者の腕次第であるし、どちらが優で劣なのかを問う貴賎もない。

素材を活かすも殺すも料理人次第というように、魚に使えるエサを選ぶのは、釣り人の知識次第だと思う。

「これじゃないと釣れない!」って魚は、釣り人が考えているより少ないから。

メジナ狙いでオキアミつけてフカセしてたらヒラメが釣れたのには驚いたゾ。

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