シングル・レコード発売から30周年を迎え、CD全4枚36曲を同曲収録したアルバムがリリースしたことで話題となったあの名曲。そして伝説のバンド。
「Get Wild」の歌詞はある事例から諭すため、汎用性が高く、ネタツイートも多く拝見──している、したかな?(懐疑)
アスファルトにタイヤを切りつけながら釣りに向かう感じで解釈した「Get Wild」をどうぞ。
チープなスリルに身をまかせ釣りに行く
去年はどこにいても「前前前世」を聴いていた気がする。
今年はある時期から「Get Wild」を耳にすることが多くなった。
──今聴いても、傷ついた夢をとりもどせそうな気がしてくる。
“アスファルト タイヤを切りつけながら 暗闇走りぬける”
朝マヅメや夜の時合を狙うアングラー達は、皆それぞれ夢を抱えて向かっている。
でもタイヤを切りつける感じでハンドル操作すると、車道で踊るあの娘にキスをするかもしれんから注意すること。
「急がば回れ──」。余裕を持って釣りをしないと、他とトラブルすることが多くなるよ。
"チープなスリルに身をまかせても 明日におびえていたよ”
「細いラインを使って大きな魚がかかってしまったら……?」
20lbで10kgを釣りあげるより、10lbで10kgを釣りあげる方がスゴイかもしれんが、切れて魚と自然へダメージを与えるのも考えもの。
「細いラインのほうが釣れる!」のは、チープなスリルじゃないかな。
“ひとりでは 解けない愛のパズルを抱いて”
狙った魚を釣るのは難しい……。そのパズルを1人だけで解くには時間が必要。
でもやさしさに甘えたいのなら、誰かの助言を受けることで、いとも簡単に壁は乗り越えられる。
それを自分だけで乗り越えるのも、Wildでいいと思うし、Toughになれる。
“この街で やさしさに甘えていたくはない”
ホームのポイントに慣れてしまうと、どうしても知識とタックル構成の視野が狭くなってしまう。
優しい場所に留まることは、それより苦労をしたくないってこと。そんなことじゃWildに目覚めないし、Toughになることもない。
そんな時は違うポイントに足を向け、新しい刺激を得ることで成長していく。
“君だけが 守れるものがどこかにあるさ”
マナーが悪いアングラーが居るのは事実で、それをうとましく思うことがあるかもしれない。
でもそれが悪いことであると知らない人もいるし、知りながらやる人もいる。でも大事なのは、自分がそれを絶対にしないことだと思う。
たまたまポイントで出会った初心者が、たまたまゴミをポイ捨てする君を見て、「捨てていいんだ」って思うかもしれないでしょう?
“ひとりでも 傷ついた夢をとりもどすよ”
釣れなかったことは、恥ずべきことじゃない。何がダメだったのかを反芻し、PDCAで次につなげよう。これは「夏休みの宿題を期限内の何時に終わらせるか」程度の目標で、指標である。
その失敗は自分の痛みであるし、誰かが経験するかもしれない痛み。それをして欲しくない願いから、己を綴った「自伝」が生まれたりした。
経験したことを文章で記録していけば、きっと誰かの役に立つ。
「Get Wild and Tough」
英文の和訳は難しく、「著者の感情を──」くらい曖昧。
テストなら直訳でなんとでもなるけれど、接頭と接尾次第で、答えは人それぞれ。
ジョブズの残した「Stay Hungry. Stay Hoolish」も、直訳すれば「貪欲であれ。愚か者であれ」で通じる。
けれど、それだけでは何が何だかわからんぞ──っと。
個人の意見としてこのスピーチの締めくくりは、「常識に囚われないために愚か者であれ」と解釈しております。
では「Get wild and tough」とは何だろうか。
そして「Get chance and luck」とは何か。
意味を圧縮すれば、「不撓不屈」と「一期一会」でもアリなんじゃないかなと。
釣れないから飽きてやめる人も居るだろうけど、先へつながる考えは、「これがダメなら次はこうしてみよう」と改めていくこと。
そして数少ないチャンスを逃したのであれば、次は逃さないためにどんな準備をすればいいか考えること。
Get Wild尽くしの261分で何もこわくはない
静岡→大阪くらいの距離をハイウェイドライブするなら全曲聴けるね!(疲労困憊)
夏休みに「自分を探す旅」と称した18切符のお供としては最適かもしれない。