SONYのXperiaといえば、カメラ機能に定評がある。
「スーパースローモーション撮影」ができるし、防水機能もあるし、カメラ性能もいいしで、アングラー向けのスマホといって過言じゃないかもしれない。
『Xperia XZs』を使いこなして、SNSに釣り動画をアップして他との差をつけよう。
ソニーモバイルの「Xperia XZs」はここがしゅごい
スローモーション再生は、他のスマホでも一応可能です。
iPhoneにはもともと60fpsでの録画モードがあります。
60fpsを補正して、240fps以上にすることでスローに見えるようにしている。
標準のスローモーションはそういう仕組みです。
「fps(frames per second)」は、「1秒間に表示されるコマ数」のこと。
数値が多いほど動きが滑らかになり、少ないとガクついて見えるようになる。
fpsの値が多くなるほど、秒間に保存される画像も増えるので、データ量が増えていく欠点もある。
スーパースロー撮影が可能な専用のカメラは、「ハイスピードカメラ」と呼ばれます。
それなりに高価ですが、多くの市販品はせいぜい240fpsが限度の物が多い。
それでもムービー編集ソフトでフレーム間補正を加えたりすれば、どんなデバイスでもエセスーパースロー再生は可能です。
専門のカメラをスマホサイズで、凌駕するクラスになったのが「Xperia XZs」
最大960fpsのスーパースローモーション撮影が可能です。
1000fps近い録画をするので、例に出した数倍の滑らかさが表現できるわけ。
これで「おっぱいが揺れるとどうして男性は喜ぶのか?」という内容の論文に、「ただ揺れるだけではダメ、揺れる過程が大事なのです。……それでは資料をご覧ください」とパワポで攻めることも可能になった。
この撮影機能は、モバイルデバイスとして最高峰です。
魅せる動画は緩急が大事
スーパースローで撮影し、表現するに向いているシーンは、等速だと一瞬すぎる瞬間。
水の波紋や、鳥の羽ばたきなど……、一瞬かつ美しい瞬間がそれにあたります。
釣りでいえば魚が跳ねる時、泳いでる時、キャストする時、超高速ジャークをじっくり見たい──なんて時。
キャスティング指南においては、ロッドがどのように曲がり、ルアーはどのような向きで飛んでいくのか、体の細かい動きはどのようになっているのか──。
動きの説明に向いているのが、スーパースロー撮影された動画です。
野球やゴルフでスイングの説明によく使われていますね。
こんな感じで、ルアーの動き方の説明にも向いているでしょう。
「マシンガンキャストをスーパースロー再生してみた」とか。
それもうマシンガンじゃなくね? ってツッコミ待ちもできたりするし、映像表現も広がるってもんです。
それが可能になるアイテムが、手に収まるサイズで、電話もメールもネットもできるし、防水だしで、アングラーにとっては無欠の品ではないでしょうか。