過去記事のリライティング(再編集)作業も佳境にさしかかる。
あれから一週間で終えるつもりだった……。
何かと誘惑が多い現代(言い訳)。
過去の自分にハリセンボンを投げつけたいくらい、余分な文が多いせいで進まない。
そんな時、気分転換に読んで、はっとして作業が捗りはじめた書籍を紹介。
文章力を鍛える3冊の本
「読ませる文」と「読みやすい文」は違います。
このブログと、私にとっても永遠の課題。
一文字先を読ませる魅力がないと、小説もブログでも、途中で読むのを止めるでしょう。
ブログなら見て楽しめるか、それとも「有益な情報」があるかが重要。
でも導入が長くて、そこに辿りつくまで興味を保たせなければ、ユーザーにそっと閉じられてしまい、全文が読まれない。
文章はシンプルを、よりシンプルに。
ページに文字がびっしりあるより、要点を押さえて空白が目立つほうが、「あっこれ読みやすそう!」と思ってくれやすい。
それはユーザーの満足度に繋がり、検索結果にも現れる。
ページに目を置いた時、どれだけ文字量を減らせるか。
過去の私は、今の私がみても「回りくどい文」を書いていたので、「あれも、これも、削れる」と削ったテキスト量はどのくらいになるだろう。
それに気づかせてくれた本達がある。
シンプルに書く!伝わる文章術|阿部紘久
「シンプルに書く」ことは、物事を早く簡潔に伝えるため、必要なことであると気付かされた。
この本にはっとされたのは、「同じ意味の言葉を行間に登場させる意味はない」こと。
これは無駄に文章を長くする原因でもある。
例えば──
「釣行に行こう」←釣りに行こうでOK
「波は3mと高め」←3mと書くなら、“高め”がいらない
「~だから、~で、~でも、~でした。」←句読点で切って段落を変えるほうが読みやすい
特に例文からの添削がとても参考になります。
おかげさまで、過去の長文を添削するのに最も時間がかかっています。
20歳の自分に受けさせたい文章講義|古賀史健
ブログをやっている人にとってかなり参考になる本。
先は「文を読みやすくする」内容ですが、こちらは「読みたくなる文章を書く」ことに重点を置かれている。
検索からブログを読んでもらうには、まず目に入るタイトルありき。
「見出し」ともいうし、紙面ではどこでも最重要とされていること。
次に「要約文」が目につくので、ここでいかに惹き寄せるかを、この本で学べます。
プレゼンの構成を考えるのにも参考になりますよ。
人を惹きつける技術|小池一夫
「書き手をキャラクターとして人気を得るためには?」を考えるのに参考になります。
小説なら登場するキャラクター。ブログなら著者の人間性や語る文章のことですね。
「物語の主人公は完璧でなければいけないが、弱点を付けなければ魅力が引き出せない」
──これをみた時、過去の名作マンガを思い返すと……「あぁ確かに」と気づいた。
主人公が強すぎると、物語にスパイスが全然なくて平坦で終わるよなぁ。
「敵が来た。倒した。平和になった」を繰り返すだけで終わっちゃうし、そんなのつまらない。
文章に自分らしさを出して、それがウケれば万々歳。
それを自然とやっているのが天然で、意図して顧客の心を射るのが天才じゃないですかね。
人気のあるブロガーは、だいたい個性をもっています。
それは楽しい人だったり、キレのある考察をしたり、バカな企画をしてみたり……。
文字を読むだけで、「あの人か」と感じる“その人だけの文章”は、個性がにじみ出ている証拠ですね。
私には……そんなものねぇな(諦め)。
ブログを推敲して、自分を見つめ直していく
ブログは行間も肝だなと、過去を見つめて気付かされる。
でも空間を広げすぎると、今度はスクロールが面倒だしなぁ。
自分にとっては読みやすいけれど、他人にとってはどうなのだろう……。
それを考えると、答えなんか無い気がしてくる。
いつまでも、いつまでも、苦悩しながら書いていく。
「これ会心じゃね!?」と自信満々で公開する時ほど、反応はなかったりする。
ここの人気記事の上位って、好きなように羅列して、「うーん、まいっか」で出したら……、何故か反響があるケース。
検索でも上位になるし、Google先生のアルゴリズムはよくわからんとです。