釣具には高価な物だったり、希少性や芸術性に富んだ物もあります。
それらは後に「財産」と成る可能性も──。
物を大切に扱えば、価値は下がりにくく、愛着も沸く!
だから日々のメンテナンスは必須事項!
釣具を大切に扱うことは心を豊かにする
日本は”八百万の神”が在るように、古くから物を大切に扱えとの教えがあります。
ところが、近年はコスパ信仰が隆盛に……。物を使い切るに考えがシフトしていますね。経済を回すには、それが一番かもしれない。でも良い物こそ、長期目線ならコストが安くなることもあります。
釣具にも使い捨てな部分はありますが、竿とリールはそうでもない。大切に扱うほど長く使えますよね。
じゃあどのように付き合えばいいのでしょうか。
釣行後は一緒に風呂に入るくらいの感覚でもいい
釣具にとって最大の敵は「汚れ・サビ・塩」です。
汚れは砂や泥のこと。地面に落とせば、そりゃもうべったり着くこともあります。でも、空気中に漂う塵が静電気でくっついたり、花粉が油脂類に溜まることも、忘れてはいけません。
サビと塩はソルトアングラーについてまわる問題。海に入ったラインは海水を含みますし、通ったガイドにも海水が付着します。淡水でもミネラル分が残ることも。
洗い流さず放ってしまうと、乾燥して結晶化するため、キズの原因や可動部の故障に繋がります。
これらを防ぐためには、釣行後、まず水洗いすること!
流水で洗い流したら、水気をしっかり拭き取り、乾燥させましょう。あとは適時オイルを足したりするだけでOK。
正しい使い方と正しいメンテナンスをするだけで、製品の寿命はのびていく
世には「メンテナンスフリー」と称す製品も多くあります──が、釣具においては、「最低限水洗いくらいしてね♪」と注意書きがあります。
高価なほど”ノーメンテ”の傾向が強いと思われがち。それを実現するのは、充実したアフターサービスがあってこそ。
釣具はカーディーラーのように、持っていけばすぐメンテしてくれるような施設がありません。だから、ある程度は自分でやる必要があります。
それが「釣行後の水洗い、からの乾燥」になります。
商品価値を下げないための努力とは、どんな製品にも通じますが……
- なるべくキズをつけない
- 動作不良を起こさない
- 付属品(箱・説明書など)を保管する
などを心がけるといいでしょう。価値を下げないために、もっとも重要なのは、”なるべくキズをつけない”ことでしょうね。何でも「見た目」はやっぱり大事です。
日々のメンテナンス方法はプロに聞け!
タックルオフのHPにある、リールメンテナンスの方法がなかなか細かく書かれており、参考になりやすいかと。
https://tackleoff.com/spinning-reel/maintenance/
「何にもメンテナンスしないと、逆に高くつくこともある──」みたいな文言もあるし、信頼に足る記事でしょう。
釣具のメンテナンスは、水道水で洗って、拭いて、乾かす……! 釣行後は必ずこれを遵守するだけで、しないより格段にマシです。
リールやロッドをキズつけないためには、ロッドホルダーやリールスタンドを活用するといいでしょう。
リールスタンドはちょっとしたアクセにもなるからおすすめ。
特にサーフやウェーディングは砂と海水が近くなるため、ホルダーやスタンドは用意しておくべきです。