自分の釣りに合うウェーダーの選び方

自分の釣りに合うウェーダーの選び方

ウェーダーが原因とされる水難事故発生率はトップクラスで、使い方を間違えれば命を奪うモノになります。ウェーダーはあくまで防水ツール。ライフジャケットとセットでなければ意味がない。

そんなウェーダーも釣り具屋に行けば種類がたくさんあるし、「一体どれがいいの?」と困る人もいるかと。

今記事ではあなたの釣りにあったウェーダー選びを提案します。

(2019/11.22再編集)

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ウェーダーは下半身を濡らさないようにする防水ツール

ウェーダー(胴長)の役割は、服を着たまま水に濡れないようにするアイテムです。

これ自体に浮力はないため、水が入ってしまうと動きづらいし、深場にインすると溺れる危険性が高まってしまいます。なので必ずライフジャケットを併用してください。

海保の統計によると、ウェーダーが原因らしい水難事故は多く、例えばこんな事例があります。

<事例>
1998年、千曲川にて、ウェーダー(胴長)着用で藻類の調査を行っていた学生が水深30cm – 40cmの川の中で転倒、そのまま200mほど下流に流された。事故後約10分で救出され、迅速に蘇生法が試みられたものの死亡した。転倒してウェーダーの中に水が入り自力で起き上がるのが困難になったことが事故を大きくした原因と推定された。事故後、対策本部はウェーダーの販社に対し、取扱説明書中にライフジャケットを併用する注意書を入れるよう要請した。

http://www.esj.ne.jp/safety/manual/020-020.html

中に水が入るとマジで重いんですよ。こんな時はウェーダーを犠牲にする勇気が必要です。たとえライフジャケットを着用していても、下半身が動きづらくなるため、留め具を外してサヨナラするほうが、生存率が上がるかもしれません。

そして体にフィットするサイズを選ぶのも重要。ぶかぶかのサイズで、水流がキツイ所に入ると、水の抵抗をモロに受けてしまうから、流されやすくなりますよね? 激流に入るアユ釣り師やサーファーがウェットスーツを着用するのは、動きやすいのと水の抵抗を減らすためです。

ウェーダーの素材はおおまかに3種類

ウェーダーの素材はおおまかに3種類あります。

  • ナイロン(PVC)
  • ネオプレン
  • 透湿素材(ゴアテックス等)

値段は下に行くほど高くなります。それは耐久・耐水性にあまり影響せず、顕著なのは縫い目の精巧さであり、”商品の質”が段違いに変わります。

ウェーダーは素材によって保管方法が異なる

ウェーダーの素材は紫外線で劣化します。ゴム製のブーツ部分が特に影響を受けやすいため、保管する際は日の当たる場所を避けましょう。ベストなのは室内保管です。

特に気を使って欲しい素材は「ネオプレン」。

これは全てゴムみたいな物なので、外干しをくり返すだけで、どんどんボロボロになっていきます。オマケに(なるべく)折り曲げ厳禁。折り曲げたまま放置すると、折り目に亀裂が入りやすく、水圧で浸水しやすくなってしまいます

ウェーダーは室内に展示しておくのが、全種において一番最適な保管方法です。

ウェーダーを季節と水温で素材別に選ぶ

浸かる釣りは「湖沼などでのフロート、干潟や河川でのウェーディング」を対象に。

浸からない釣りは「渓流やサーフなどの浅場」が対象。

要約でざっくりいうと、ナイロンとネオプレンの2種類あればオールシーズン戦えます。

なんでもOK。 寒暖の差が大きいので、インナーで調節すればどの素材でも。まだ水温が低い時期なのでネオプレンが活躍する。
透湿素材が活きる時期。ネオプレンはただの拷問。ナイロンでも十分ですが、汗をかきやすいので脱水症状に注意。
ある程度なんでもOK。 海はともかく、河川や湖などは水温が下がりやすい季節。「ぼちぼちネオプレンかなー」と思うタイミング。 保湿できるインナーを用意すればナイロンで十分。
ネオプレン&貼るカイロ最強説。ナイロンでもインナーでなんとでもなるが、水温10度以下の浸かる釣りだと、ネオプレンでも帰りたくなるレベル。貼るカイロを有効活用したい。

ウェーダーの丈と用途におけるタイプの選択

ウェーダーの丈は三種類あり、長さによって「ヒップ」「チェスト」「チェストハイ」と分類されます。

ヒップ 見た目は”丈が長すぎる長靴”。せいぜい膝下までの浅いポイントに向いている。それ以上で使うと股間が濡れて羞恥プレイに。
チェスト 丈は腰よりちょい上。膝まで浸かる可能性があるポイント向け。サーフルアーならこれで事足りる。腰以上まで浸かると、丈の上から浸水の恐れある。
チェストハイ ほぼ全身を包むタイプ。ディープウェーディングで使用する。冬は防寒にもなるが、夏はとにかく暑いがサウナダイエットの考えなら──。

「大は小を兼ねる」という言葉があるように、チェストハイがあれば、ほとんどのポイントで絶望することはないでしょう。他は自分のよくする釣りに合わせ、適宜選択するべきです。

ブーツタイプとストッキングタイプの違い

これは最初から靴が「ある」か「ない」か。ブーツタイプは一体型で、ストッキングタイプはセパレートなので、別に靴を用意する必要があります。

ブーツタイプ ブーツが一体しており着脱が容易。洗うのも楽だし強度もそれなり。なにより用意と片付けに時間がかからないのがメリット。 ブーツ部分から浸水すると修復が困難で、新しく買った方がよくなる。
ストッキングタイプ 足先がウェットスーツのソックス状で、「靴は自分で選んでネ♪」なタイプ。スニーカーでもいいですが、安全を考慮し、滑りにくい専用の物を選びましょう。デメリットは靴を洗うのが面倒な所。特にサーフは隙間に砂が入るためキレそう。

ウェーダーはブーツのサイズも考慮しましょう。余裕があると靴ずれしやすく歩きづらいし、疲れやすくなってしまいます。どうしても合わない場合は、靴下や詰め物で調整しましょう。

靴底(ソール)は釣りポイントによって決めること

ウェーダーの靴底は3種類。「ラジアル」「フェルト」「withスパイク」があります。

どれも得意とする場所は変化するので、よく釣りに行く場所によって決めること

ラジアルサーフルアー向け。一般的な靴底をしており、どこでも歩きやすいのがメリット。ただし濡れた岩では滑りやすく危険。砂か土を歩く以外は向いてません。
フェルトよくいえば万能。渓流では必須。スポンジのような靴底で、苔のついた石でも吸着するように踏ん張れる。絶対に滑らないわけじゃないので過信は禁物。渓流などフレッシュ全般に適している。砂が絡むと掃除が面倒だし、コンクリートで靴底が減りやすい。
withスパイク靴底に鋲が打ってあるタイプと、タイヤチェーンのような着脱式がある。スパイクが噛む岩場に強いが、流れで角のとれたツルツルな石や苔だと滑りやすい。わりと雨の日向けかな。

あらゆる場所を想定するならフェルト。磯場では「ラジアル+スパイク」が必須レベル。河川や堤防(テトラ)なら「フェルト+スパイク」かな。

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ウェーダーは消耗品!使用頻度を考えて値段を決めること!

ウェーダーの値段は4,000~30,000円以上とピンキリ。高価なほど質はいいですが、釣行回数が多いとコストがぱないことに。ウェーダーは消耗品です。

毎日毎週のように使うヘビーアングラーは、1万円以下の廉価を使い潰す方が安上がり。

月1回や年に数回とかあまり釣行しないなら、1回の質を高める意味で高価を選ぶのもアリ。でも半年~1年でどこかしら悲鳴を上げるのは確実です。

メンテと保管がしっかり管理できるなら、2万前後の物を大切にした方がいい。アフターサービスもあるし、製品そのものが丈夫だからね。

オススメのウェーダーは?

安価で好評価の「リバレイ」がおすすめ。1.5万円以上なら大した違いはないので、ひいきしたいメーカーにスポンサー料を払う感じで選ぶと、後腐れがなくていい。

リバレイのサーフウォーカーなら、どんなポイントでも困ることはないと思う。しいていえば、ナイロンだから冬はクソ寒いとこですかね。

冬に使うネオプレンなら「BLUESTORM」のこれ!

ネオプレンのウェーダーは、可動部(ひざとか)に補強があるのを選ぶほうがいいです。ここはよく擦れますし、曲がりで亀裂が入りやすいため、補強してあると保ちが違います。

メーカーで選んでも一長一短。ウェーダーは釣りスタイルで決めよう

ウェーダーは大事に扱えば一生モノ。リペアキットも多く、修理方法も検索で探せます。

愛着で”育てる”ユーザーも多い。永く使うなら「ネオプレン」が向いています。なぜかというと、素材が接着しやすく修理が楽だから。

リペアの補修用接着剤には「セメダインスーパーXG」が速乾性があり接着力も強くおすすめ。穴が開いたブーツの簡易補修にも使えますよ。

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