釣り人の悪マナーで、閉鎖を余儀なくされる釣り場が多い昨今。
関係者はいかに釣り人を隔離し、一般人を立ち入れないようにするか、頭を悩ませているかと思います。
その画期的な手法が福岡市で見つかりました!
ただし訪れるだけで、体に不調を覚える可能性があるやもしれません。
すんごいやんばいオーラを放つ海岸が福岡市にあった
西日本新聞にこんな記事が──。
釣り人らしい言葉を使うなら、ゴロタ石が暮石だと、さすがに引くやろ……。
気味が悪すぎて釣り人だけでなく、一般も近寄らないでしょう。
魂を抜き取る儀式後とはいえ、◯◯家や戒名がわかる状態。石にそう彫られていると、人は「墓石である」と認識するのではないでしょうか。
少なくとも私は、夜に偶然見たらチビるだろうなと──。
だってツルツルの表面だから、足を乗せれば滑るでしょ? したら石を睨むじゃないですか、それが無駄な行為だとしても。
視線の先に◯◯家と彫られた石があったら、理解が追いつかず、漏らすのもやむを得ないのでは?(正当化)
暮石が捨石に使われるのにも現代背景がある
しかしなぜ墓石が護岸に利用されているのでしょうか。
記事に該当する文があります。
少子高齢化や核家族化が進む中、墓を更地に戻す「墓じまい」が増えている。県土整備事務所によると現在、役目を終えた墓石は資材として再利用する場合、破砕し石材の特性に応じて道路などの土木工事で使っている。
今は墓を建てる土地を確保するのも難しい背景があります。
当然それは都市部ほど空きがなく、密度で需要が多くなりますが、ど田舎だからって土地が余っているわけでもない。だって拡張するにも許可はいりますしね。
墓地の管理者からすれば、誰も訪れない墓をそのままにしておくのは、土地を遊ばせているだけなので、損失になります。
忘れられた暮石の主は”おこ”だろうし、その石には魂が篭っているわけなので、処理には気を使うでしょう。宗教理念で”ただの石”に還った物とはいえ、過程を知らない人が見れば、それは墓石として認識されてしまいます。
普通なら地中に埋めて、墓石だと気づかれないように配慮するでしょうね。
露出しているのが珍しいから、不法投棄や気味が悪いと思われたのでしょう。
とりあえず写真を見る限り、釣り人がびびって来ないから、魚が安心して暮らしていけそうなポイントだなと思いました。
近年の葬送事情
墓の土地が足りない問題は、駅近の風景が変化しにくいみたいなものです。
再開発で新ビルがどんどこ建つのも、「墓じまい」による再利用ですね。
終活では墓石と土地の確保まで勧められていますが、住む地域の土地事情から空きがないことも考えられます。
なので近年だと、自治体が整備する「共同墓地」も増えましたね。
自分はまだまだ先の話だとしても、関わらなければならない状況は”自分の家族”だけとは限りません。
そういう道もあるよと、知っているだけでも、誰かの役に立つ時はあるかもしれません。