5日前に台風の発生を予測できるメリットとは?

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温暖化で年々大型化していく台風。

その被害が深刻化していくことが懸念されている中、新しい台風予測システムが試験中とのこと。

なんと“発生5日前から”の予報が可能になるらしい。

 

「……それいる?」とは思ったけど、避難指示が迅速に出せるようになるといいなと。

「あれ台風になりそうだな」ってのは誰でもわかる

日本近海で発生する台風は、この辺で分厚い雲の塊が「熱帯低気圧」になって、それから「台風」に成長します。

画像でその濃さを示すならこんな感じ↓。

台風は積乱雲の究極形態で、上昇気流により海水を上空へ吸い上げて雲に変換し、海上にいる限り成長し続けます。

海面温度が高いほど蒸発しやすいから、暑い時期ほどデカく成長しやすいわけ。

10月が台風シーズンになるのは、海水温が”上がりきった状態”であるのと、偏西風が日本列島を通るので、列島横断の進路をとりやすいためです。

最高峰のPCと人間の経験が戦う天気予測

知って欲しいのは、台風に成長するであろう雲は衛星画像で、誰でも判別可能な点。

だから経験と目視で発生前の予測は、今までも可能でした。

ただし人力で監視も限界があるため、リアルタイムの精度はどうしても落ちてしまいます。

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発生する5日前に信頼度が高い予想ができると、最も早く到来する沖縄県民の避難勧告が今までより早く発令することもできます。接近してからは難しくなる島外避難も可能になり、国民の安全をより守ることができます。

──本当に実行すればね(余計な一言)。

 

今回気象庁が発表した予測システムは、深層学習を利用した画像解析AIなんだろうなと予想できます。

毎日数時間おきに、衛星から送られる日本近海の画像を見て「台風が産まれそうですよ」の判断を人に任せるよりも、プログラムの補助をするだけで済むんだから、人的労力と時間の削減になりますよね。

いずれは量子コンピューターでリアルタイムな進路予想ができるようになるでしょう。

──それを導入するより、予報士1人を在籍させるほうが安上がりですけど(闇)。

向こう5年は人間が予想するほうが速そう

プログラムは0と1で「YES or NO」を表現するもの。曖昧な「1.5」はエラーとなり、それがバグ。ようは正誤の判断しかできないわけです。

現状で0と1以外を表現できるのは、自然界に存在する物たちだけ。それには我々人間も含まれるし、植物も該当します。

子供が次にする行動を予測するのは難しいし、植物がどこにどう生えるか伸びるかも難しいでしょう?

 

人工知能(AI)とは、或る人間が持つ「0.5」をプログラム上で実現しており、擬似的に量子力学を表現しているようなもの。

それを知れば、AIにできることも限度がある、とわかります。

 

──計算処理能力はすでにCPUが優っていますが、どちらに転ぶかわからない決定権を下すのは人間の得意とする能力。

明日晴れるか雨が降るか……。釣れるか釣れないか……。

終わるまで結果がわからない楽しみは、いつまでも失われて欲しくないものですね。

今はスマホなどのモバイルデバイスで、常に天気予報を確認できるからいいですね。

天気予報

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