官公庁オークションは、行政機関のお下がりや差し押さえ品など、一般とは毛色の違うオークションです。消防・救急車もあったり、土地など物件もあるし、いろいろ察せる家財一式なんかもあります。一言でいえば”なんでもあり”(なんでもはない)。
そんなワケありオークションにも、釣具が紛れていると気づき驚きました。
官公庁オークションとはなんぞや?
官公庁オークションで出品されるのは、税金の差し押さえ対象だったり、地方行政の備品だったりした物たち。つまり”資産”と認められた品々。なので割と高級品が出品される傾向があります。
──裏を返せばいわくのある品物たち、になるわけなんですけど。
それは見方にもよりますし、掘り出し物が見つかる確率のほうが高いくらいです。
官公庁オークションに参加するには?
官公庁オークションは「ヤフオク!」の一部なので、誰でも閲覧OKだし無料です。
でも入札に制限があり、それは以下を参考にしてください。
- 入札する品ごとに、参加申し込みが必要になる。
- 入札時に保証金を納付する必要がある。
- ”せり売り形式”と”入札形式”での入札がある。
個人取引のオークションよりも、落札者の身元保証というか、違反を未然に防ぐための縛りみたいなもんですね。保証金を支払いつつ、いたずら目的で入札をする人はいないでしょ?
ゼネコンの矜持である、「公的な競争入札」と同じ体験ができるようなもんかな。
釣具もあるけど古臭い物が多く掘り出し物っぽいのも
官公庁オークションに出品されている釣具は、スポーツ・レジャーからの「フィッシング」カテゴリで見れます。
”資産価値がある”と思われる商品なので、ロッドやリールなど、購入価格も単価が高めな製品が目立ちます。最低落札額ならリサイクルショップの中古で買うよりも、安くは済みます。
出品量は時期によってまちまち。欲しいモノが簡単に見つかるわけでもないし、ネタ程度に眺めるだけでもいいかと。差し押さえ品を狙うなら、税申告が終わってしばらくの梅雨時期くらいが狙い目じゃないかな?
新規出品の情報を逃さないためには?
YAHOOのサービスに登録していれば、官公庁オークションの情報がメールで配信されるので、それを待つのが無難です。
その他には「官公庁向けサービススタッフブログ」もあります。こちらをRSS登録して、出品物の記事が更新されるのを待つのもアリ。
フェーラーリや消防艇に市バスなどなど、面白い案件が多いのが官公庁オークションの魅力。出品者がバックレるおそれはないし、ひょんなとこから安く土地が手に入っちゃうかも。