全国の海水浴場でほぼ共通しているのがこれ。
「海水浴場として営業しないが、海で泳ぐなとまでいってない」
うーん、かしこい。
浜名湖沿岸の海水浴場は軒並み開設中止に
浜名湖は泳ごうと思えばどこでも泳げますけど、管理された海水浴場は片手で数える程度しかありません。
- 新居弁天海水浴場(中止)
- 弁天島海浜公園海水浴場(中止)
- 女河浦海水浴場(中止)
- かんざんじ温泉 サンビーチ海水浴場(中止)
- 村櫛海水浴場(中止)
7月21日時点、浜名湖の海水浴場は全て「開設中止」となっています。以下のサイトで静岡県内の休園・休館・開設中止の一覧が見れます。
なぜ開設中止にしたのか?
入場料がない海水浴場は公共の場でありますが、なぜ「開設」の必要があるかは、安全に遊んでもらいたい意思が働いているからです。
深い場所に行けないようブイを置くとか、「この範囲なら遊べますよー」と明確な線引をするのが開設の役目。それと同時に、来訪する人々の安全管理と、海岸の保守に保安が課せられます。ようはそこで何かがあると”責任”が発生するわけ。
開場中止にするのは最も簡単な予防線。……それを褒める人はいないだろうけど。
管理しなければ”ただの海岸”、訪れる人を縛るルールもなくなる。もちろん「遊泳禁止」の立て看板なり注意書きがあれば別ですが、公共の場に人が集まるのなら、それを制限する云われもないわけで、それぞれの行動に責任が委ねられます。
つまり、何が起きても自己責任にしかできなくなります。
5月の大型連休時にもあった「外のレジャーを制限するか否か」問題
緊急事態宣言以降、「3密」のワードが先行しすぎています。
そのどれかひとつでも回避すればOKの風潮があり、5月のGWは外のレジャーに勤しむ人々が散見され、問題視されてもいました。アウトドアなら密閉空間じゃないし、施設内クラスターの可能性はゼロにはなります。
でも、もし感染者がマスク無しで大勢にナンパをしていて濃厚接触者になっていたら……?
施設内の事例が報道だと特に目立ちますけど、その可能性も捨てきることはできません。近い事例でいうと、迷惑系Youtuberが大量の濃厚接触者を出していますね。
100%の人が感染対策をできるなら、自粛ムードもほぼ無しでいいはずなんです。GoToキャンペーンも、政府側としては「3ヶ月もかけて感染予防対策はもう万人が知っているはず。だから観光をオープンにしても問題ない!」という思いがあるはずです。
現在開けている店舗や施設は、入場時に対策を促す体をとっているから、営業することができています。それはコストもかかるし時間もかかるし、何より安全が100%じゃないことが不安にもなる。営業する側にとっては、協力的な客は神様になりえますが、そうじゃない客はただの迷惑でしょう。
もし海水浴場で感染対策をするなら?
ビーチに入る道は無数にあるわけで、海岸に訪れる人をひとりひとり体温チェックしたり、手指消毒を促すことは、入場料を取ったとしても運営がカツカツでしょ? 場所によっては近所の人が散歩に訪れるわけだし……。
それなら入場時にチェックできる施設プールなら──になると思います。全員マスクつけて泳ぐ姿の写真が残ったとすれば、未来の人は「何だこいつら……」って思うかもしれませんね。
2020年の水遊びは自粛傾向だが……
家庭用プールが売れそうな予感。もしくは「コロナ禍がナンボのもんじゃい!」と、自宅にプール造る猛者もあらわれそう。
土地が狭い日本で、敷地内にプールを構える宅はセレブな豪邸くらいかな。庭付きなり広いベランダがあればビニールプールを使えるから、気分だけ涼みたい場合は有効ではないかと。
あとマスク型に日焼けしないよう注意しましょう!
参考
盆休み時期もきっとGoTo関連で水辺に人が集まる話題でもちきりになるんだろうなぁ。