バチ抜けは冬のシーバスメソッドでは定番。
それを模したルアーは長く細いことが特徴です。
水温が低いとやる気も薄いしエサも小さいため、食いが浅く、フックの掛かりが甘くてバラシやすい。
それを防ぐには、口にすんなり入るシングルフックに交換すると幸せになれますよ。
この記事のまとめ
バチ抜けは冬のシーバス釣りにおける定番メソッドで、バチパターン向けのルアーは長く細いのが特徴です。水温が低いと食いが浅くなりやすいため、フックの掛かりが甘くなり、バラシやすくなる問題があります。これを防ぐためには、シングルフックに交換することがおすすめです。
バチパターン用ルアーは多毛類(ゴカイ等)に似せた細長い形状で、標準フックはトレブルが多いものの、サイズが大きすぎると感じることが多いです。シングルフックにすることで、フックの絡みや耐久性の問題を解決できます。特に、小型ルアーにはシングルフックが適しています。例えば、「テイルスラップ75S」は標準トレブルフックからシングルフックに交換することで、より効果的に使用できます。
シングルフックは貫通した後のバーブの深さがあり、バレにくいのが特徴です。バチルアーにはシングルフック化が推奨され、がまかつ製のシングルフックが特におすすめです。対象魚の口の大きさやルアーのスイムを阻害しない大きさを考慮して選ぶことが重要です。バラシに悩んでいる釣り人は、ぜひシングルフック化を試してみてください。
バチ抜けルアーはフックを小さくするべき理由
バチパターン向けのルアーは、多毛類(ゴカイ等)に合わせて細長い物が多い。標準フックはトレブルだけど、ボディからはみでるし、大きすぎると思いませんか?
食い気を良くするには、ルアーを小さくするのが定番ですけど、フックも小さくしないと意味がありません。
トレブルフックもサイズは色々ありますが、小さくする弊害に耐久面の難があります。細軸だと簡単に曲がるため、中型以上はバレやすくなります。
シングルフックはその問題を解決してくれます。
細いルアーのフックが小さい理由
小さいルアーのフックが小さくなるのは、本体にフックが絡むのを防止するため。あと、重量の問題もあります。
大きすぎてもダメ、小さすぎてもダメ……。それらの悩みを解決するために、フックの種類が多かったりします。
例えば「テイルスラップ75S」のフックを見てみましょう。
既にシングルフックに換装してますが、標準フックは黒い小さなトレブルフック。シングルと比べると、ベンドが半分以下しかありません。
魚のバレにくさは、貫通した後のバーブの深さで決まります。
テイルスラップの標準トレブルだと、1cm以下のベンドしかないので、小さいサバやチーバスなら無難なサイズ。
でもこれで狙うのは40cm以上のシーバス。もしそれがかかると、標準フックでは唇にひっかかる程度で曲がるでしょう。
他のバチ抜け向けのシンペンも、だいたい同じ大きさのフックだから、40cm上がアベレージなら、標準フックのままは不利になります。
シンペンなど細身ルアーはシングルフック化で十分!
直径1cm程度の細身ルアーは、設計上、ボディから少しはみ出す程度のトレブルを装着しているはず。
あなたが狙う対象が、中型以上のサイズなら、トレブルからシングルに換装したほうがバラシが少なくなるはずです。
もともとトレブルは、魚が暴れることで外れやすいフックです。針が多く”引っかかりやすいけど”、ベンドが浅く狭いため、ファイト中に負荷が1本にかかりやすく、曲がったり口から外れたりしやすい。
シングルは一度貫通していまえば、ゲイブの広さとベンドの深さのおかげで、そう簡単に外れることはありません。
バチルアーの嗜みであるシングルフック化のススメと選び方
「バラしにくいのはわかった。じゃあどの大きさがいいんだ?」
の答えとしては、対象魚の口の大きさから考えることが大切。
40cmくらいのシーバスを例にすると、大きく口を開けば10cm以上は開きます。ルアー対象魚は総じて口が大きいため、フックの大きさ自体を気にする必要はありません。
大事なのは、ルアーのスイムを阻害しない程度の大きさとバランスを見極めること。
フックがボディに絡まない程度の大きさを選択し、スイムを阻害しないためにはスプリットリングの大きさも重要です。
シングルフックの大きさを選ぶ目安としては、ルアーのボディ側面と同じ程度の曲がり(ゲイブとベンド)を合わせること。
スプリットリングが大きすぎるとフックが動きすぎるため、ちょうどいいサイズを選ぶのがなかなか難しい……。
小さすぎてもアイに通らなかったりね。
ちなみにフックは向きがあります。ルアーのフロントアイに針先が向くように着けてくださいね。
丸呑みならどちらでも構わないけど、フックの向きが違うと、小さなバイトに合わせる時に掛からなくなります。
おすすめはがまかつ製のシングルフック
がまかつのシングルフックなら、バチ向けルアーでシーバスを狙うなら「#4」で十分なくらい。
サイズ感は実際に釣具店で見るほうが確かですけど、がまかつはHP上で実寸サイズが見れることもメリット。
シングルフック化はしてもしなくても好みの問題。
バラシに悩んでいるのなら、一度試してみるといいでしょう。
トレブルよりは確実にバレにくくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1: バチ抜けとは何ですか?
A1: バチ抜けは、多毛類(ゴカイなど)が水中から浮上する現象を指し、主に冬のシーバス釣りで定番のメソッドです。この時期、シーバスはバチ抜けした多毛類を狙って活発に捕食行動を取るため、釣りの好機となります。
Q2: バチパターン用ルアーの特徴は何ですか?
A2: バチパターン用ルアーは、主に多毛類を模して細長い形状をしており、シーバスが好む形状となっています。通常、標準フックはトレブルフックが採用されていますが、食いが浅い場合にはシングルフックへの交換がおすすめです。
Q3: なぜシングルフックに交換するとバラシが減るのですか?
A3: シングルフックは貫通力が高く、一度フックが掛かるとバーブの深さがしっかりと食い込むため、魚が外れにくくなります。トレブルフックよりも耐久性が高く、大型のシーバスに対しても安心して使用できます。
Q4: シングルフックに交換する際の選び方は?
A4: シングルフックを選ぶ際は、対象魚の口の大きさやルアーのスイムを阻害しない程度のサイズが重要です。例えば、40cm程度のシーバスを狙う場合、ルアーのボディ側面と同じ程度の曲がり(ゲイブとベンド)を持つフックを選ぶと良いでしょう。
Q5: シングルフックのおすすめブランドはありますか?
A5: がまかつ製のシングルフックがおすすめです。特に、バチ向けルアーでシーバスを狙う場合、「#4」のサイズが適しています。がまかつのHPでは実寸サイズが確認できるため、実際に釣具店で確かめるとよいでしょう。
まとめ
バチ抜けは冬のシーバス釣りの定番メソッドで、ルアーのフックをシングルフックに交換することで、バラシを減らすことができます。適切なフックを選ぶことで、釣果の向上が期待できるでしょう。