「釣れていますか?」と声をかけたあと、釣り人を海へ「ドン」と突き落とす事件が起きました。
明らかな殺人未遂なので、犯人をイソメの頭ほど擁護する気もないです。
この事件は、安全意識をカイゼンする機会にもなったのではないでしょうか。
何らかの偶然で落水する可能性はいつでも存在する
この事件後、釣り人達は声を揃え「ライフジャケットの着用を!」といっていた。
それが対策でいいんだ……と思った。
私はできるだけリスク回避をするために、ネガティブすぎる思考で想定をしています。
例えば堤防ならば……
「今地震が来たらどうすっかな~」
「狭い通路だからすれ違う人にケツドンされそう」
「魚に引きずり込まれそう」
「立ちくらみしたら海にポチャンしそう」
このくらいは常に考えています。
なので堤防の際にはなるべく寄らないし、足場の余裕は必ず確保するし、落水した時にどこからどうやってよじ登るかまで考えています。
それらを踏まえると、「なんで落水する可能性がある堤防で釣りをしなきゃいけないの?」という考えに至るはず。
なので、私は堤防であまり釣りをしたくないです。
それは落水の危険性が常に隣り合わせだから。
原因が自然にせよ、人為的にしろ、自爆だろうが、海に落ちる危険性がある。
もしそうなった場合、助かる可能性をわずかでも上げるために「ライフジャケットが必要!」なのですが──
ライジャケ着てるヤツなんかいるん?笑
記事の写真をよーく見てください。
誰一人として着てないやん?
わざわざこの状況で撮ったとも考えられますが、どこの堤防もこんなもんです。
堤防でのライフジャケットの装着率は、よくて1割程度。
バカ正直に着ているほうがバカバカしくなります。暑いですし、動きにくいし。
なので堤防に来るたび、私は釣りが嫌いになります。
安全な魚釣りなんて存在しないが…
釣りで起こりうる危険は、どんな場所でも起こりうると考えてきました。
その中でも「リスクが少ない場所はどこか?」を考えた結果、「サーフ」がそうじゃないかなと思いました。
でも何故か、ここにいる人達のほうが重装備なんですよね。
堤防のほうが危ないのに、着の身着のままで来てるのおかしくない?
もしものために安全装備をするのは、もちろんいいこと。
ですが、それを起きないようにすることも、考えてみたらどうでしょう?
この件で「人に突き落とされるかもしれない、だからライフジャケットを着よう!」なんて言い出すのは、今まで危険意識を持ったこともない、ただの間抜けですよ。