ギマが敬遠される理由に、「(美味しいけど)捌くのが面倒」があると思います。大量にもらったので、捌く効率に答えを出そうと頑張った結果……!
私の指紋がなくなりました。
この記事のまとめ
ギマは美味しい魚ですが、捌くのが面倒という理由で敬遠されがちです。この記事では、効率よくギマを捌くための道具として、軍手かビニール手袋とペンチが必須であることを紹介しています。特に、ギマの皮はぬめりが強いため滑り止めの手袋が役立ちます。トゲの処理にはペンチが便利で、ニッパーも使えます。また、ギマの捌き方はYouTubeの動画で学ぶのが早道です。ギマのトゲは根本から除去し、皮を剥ぐ時は力が必要です。トゲの部分は骨の一部なので、包丁で切り込みを入れて外す方法もあります。ギマのぬるぬる成分は締めてから取りかかると効率的です。調理法としては、新鮮なギマは刺し身がベストで、少し時間が経ったものは煮魚にすると美味しいです。
ギマを簡単に捌くためには道具が重要!
ギマを捌く前に、「これだけは用意すべき!」って物が2つあります。
- 軍手かビニール手袋
- ペンチ
ギマは皮にぬめりがあるため、ホンカワハギより剥く際に力がいります。軍手かビニール袋は、手が滑りにくいようにするのと、肌を守る目的があります。
ペンチは厄介なトゲを切るために必要。出刃包丁で頑張っても無理でした。プライヤーの根本に刃物があるタイプなら代用できます。
あと、あって損はないのがパワーであり、マッスル(筋肉)ですね。
それでは効率のいいギマの捌き方にいきましょう!
YouTubeで学ぶギマの捌き方
捌き方は文字で説明するより、動画で見たほうが伝わりやすいですね。そして、おそらくこれが一番速いと思います(フラグ)。
はじめはホンカワハギの要領で捌いていましたが、ギマに特化されたこの方法を参考にすると、かなり速く捌けるようになりました。
ポイントはトゲを根本から除去すること。先にニッパーでバチンバチンと切っておくとスムーズです。
でも皮を剥ぐときはパワー(マッスル)が必要なので、数が多いとかなり疲れますね……。
見てわかるとおり、皮を剥ぐ時「ふむむむむ!」と唸るくらい硬いです。自分でやってみて無理そうだったら、近くにいるマッチョに頼むほうがいいでしょう。「良い機材があるんだ!」といえば釣れるかもしれません。
ギマを捌くポイントはトゲの処理にアリ!
次の動画でやっている方法は、先の動画とちょっと違います。
こっちはパワー(マッスル)こそ必要としませんが、包丁の切れ味が重要になります。
この方法でポイントになるのは、背中と胸のトゲに入れる切り込み。
トゲの部分は骨の一部なので、それに沿って包丁を入れると、トゲを根本から外す(へし折る)ことができます。ニッパーが要らずに済むのが利点かな。
どちらの方法も、数匹捌けばいい筋トレになります。あらかじめプロテインを用意しておくのもアリ。
ギマのぬるぬるをなんとかする方法
ギマは表皮から、ぬるぬる成分を生きている限り出し続けます。
このぬるぬるをなんとかするには、水で洗い流し続けるか、締めてから取りかかるかのどちらか。
鮮度を気にする場合、洗い流し続けるのがベストと思いがちですが、作業効率が悪くなるためおすすめしません。ニッパーでトゲをなんとかしつつ、先に血抜きして、それから洗い流すほうが楽ですよ。
ギマを捌くのが難しい理由
ギマは皮と骨が強いせいで捌くのが面倒な部類ですね。
特にトゲが厄介で、頭蓋骨とくっついているし、めちゃ硬いから簡単に切れない。ホンカワハギやウマヅラハギは、口か尻尾に切り込みを入れたら皮を全部剥げるから楽。
それと同じようにギマを捌こうとすると、難しいって思ってしまいます。魚ごとに構造は違うから、それぞれ特化したやり方があることを知りましたね。
ギマは生食と加熱どちらが最善なのか
ギマの味を一言でいえば「≒カワハギ」です。
個人的な感想では、クロダイやヒラメよりも旨いですね。肝はホンカワに勝るほど絶品ですし、魚種を伝えず刺し身を出せば、大半の人が「おいしー!」ってなるはず。
調理法で「どれが最善か」の話は加熱か生食かの選択になるので、両方試してみました。
どちらを選ぶかは、鮮度と相談するべきかと。
新鮮なら肝を生で使えるから、肝醤油で刺身がベストかな。血抜きしてしばらく経った物なら、皮を剥いだ状態を煮魚にすれば、ほろほろにほぐれる筋肉質の身が美味しく感じます。
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