ジムニーは数年乗っていた。……だからこそいえる。
「もう二度と乗りたくない」と……。
ソイツが20年振りのフルモデルチェンジで帰ってくる!
2018年発売される新型ジムニー。
ひとつだけいえることは……、現行からの乗り換えは確実に「お得」なこと。
世界最高峰の悪路走破性を持つ「ジムニー」の歴史
20年振りのモデルチェンジで現代に蘇るスズキのジムニー。
2020年のオリンピックイヤーに生誕50周年を迎えます。
その歴史についてはwikiをどうぞ。
ジムニーはカルトめいた人気が根強く、中古車市場でも高値で取引されている。この高値を支えるのは「ジムニスト」と呼ばれる愛好家たち。控えめにいって「ヤバイ奴ら」である。
ジムニーの悪路走破性はワールドクラス。どの程度かは動画を見てもらうほうが早いでしょう。
ジムニーは軽自動車の弱点であるパワーを、4WDとローギアで補いました。悪路走破性が高いのはこのため。あと軽いこと。電子装備が少なく、半分浸かってもなんとでもなります。
ジムニーが通れない悪路とは、それすなわち、他に通れない車が存在しないレベル。
そのため、アウトドアフリークたちに人気の車種で、砂浜や渓流に自然と集まる不思議な車です。山間地帯の公共車でも見かけますね。
古い車は維持費がハイブリッドの倍くらいかかる
冒頭で“もう二度と乗りたくない”といいました。その理由はふたつあります。
ひとつは、乗り心地が最悪だし運転が疲れる(MTに飽きた)こと。もうひとつは、自分のする釣りでは必要としなくなったから、です。
……まあ、言い訳ですね。
本音は旧車の税金が今後ますますヤバくなるのと、エコや安全装備での減税が全く受けられないから、車検のたびに損した気分になりたくないからです。
ようするに”節約したい”わけ。
新型が発表され、ついでに発売を待つか否か──のタイミングで、旧車らしい全体的な劣化やらのトラブルが頻発。でも壊れたor壊れそうな部品は総取り替えしちゃえばいい話。
けれども、軽く見積もって「中古のジムニー探すほうが良くね?」の考えに至る。
もうええやろってことで、向こう5年の節約思考で「ワゴンR」を契約していました。
ジムニーが釣り人に人気の理由
渓流と砂浜で見るジムニーは、銀座で停車している高級車より多い。
でもジムニーには関係ない。
砂浜も同様で、地上最低高が高めなジムニーは、他の車よりスタックしにくい。軽めの車重と低速ギアのおかげで、他の4WD車より格段と有利。
でも”そこに”侵入するのは、環境保全で禁止されている箇所が圧倒的に多い。
なのでそういう所に行きたい趣味があるなら、あるほうがいいってわけです。
ちなみに遠州サーフの磐田~掛川間では乗り入れしている車が多いですが、行政が見なかったことにしているため、グレーゾーンです。
20年ぶりのモデルチェンジを果たすジムニーはどのように進化するのか?
外見のリークは早かったけど、発売日はいまだ決まっていないですね。これに関しては綺麗にまとまっている以下のサイトを参考にしてください。
義務付けられた安全装備が走りにどう影響するか。ハスラーのようにナヨッとした感じじゃなく、現代でもオンリーワンはオフロード車であってほしい。
この形めちゃなつかしい。
ジムニーが必要かどうかはメインの釣り場で選ぶべし
ジムニストにオススメを聞けば、「ジムニー」と返ってくるだろうけど、これから(はじめて)車を買うって人にはどうだろう。
この車だけは「ライフスタイル」で選ぶべき。(強調)
たとえば、「週1以上で渓流やサーフに行かないと死んじゃう!」くらいだと、ジムニーかパジェロを選ぶと吉。
駐車場まで舗装されているポイントなら車はなんでもいい。
サーフなら、ジムニーだと水際まで行けるから、足腰に不安があれば体への負担も少なくなる。なのでじっさまが乗っているパターンが多い。
悪路でも広範囲を探るのにもってこいですが、先にもいったように、全国でも禁止区域が多いですし、保全のアレコレで無用の長物化する可能性が高いです。
ジムニーのEVモデルが登場する可能性もある
EVモデルは現行に入りませんでしたが、完全EVは将来登場するでしょうね。既にコンセプトは出来上がっているようですし。
スズキの「イー・サバイバー」は、小型SUVタイプのEVコンセプトカー。もしも発売するなら、”ジムニー50周年”の2020年が話題的にも望ましい。オリンピックイヤーですし、EV車の技術も飛躍する年になるでしょう。
燃料個体電池は、現在のリチウムイオンに変わる蓄電池。化石燃料→電気の転換期となる欧州と中国市場を掌握すれば、日本経済に更なる活気が産まれるのではないでしょうか。