にわかミニマリスト気取りで、家にある要らない物をメルカリにいくつか投げていました。
ヤフオクに比べれば混沌な市場と聞いており、やべーやつの話題も耳にするので、いっそのこと出会えるほうがネタになっていいかなと。
そんなわけで10回ほど取引をこなしたわけですが、感想をここでひとつ。
使えばわかる商売上手なメルカリのシステム
とにもかくにも、そこら中に「手数料」が絡んできます。
販売手数料、支払い手数料、振込手数料、そして送料。
「振込1万以下は210円? 申請してから1週間もかかるし、お急ぎ振込だとさらに手数料あるやん。お前上手やなぁ」
などと、商売上手を感じるポイントは多い。
メルカリは購入側が若干有利なシステムで、着払いでもない限り、ほぼ額面で買えるところが楽。
一方出品側は、購入されると10%の販売手数料が引かれ、送料込みなら”売上金”から引かれ、それを引き出すには1万円以上でないと210円がかかります。
なので文庫本1冊300円で売ると、そこから10%がまず引かれて、最安の配送で175円引かれるから、だいたい100円ちょいが利益になります。
はした金で売りすぎると手数料でトントン、最悪赤字も。
その繰り返しで売上が1万円に届くには途方もないので、振込で210円払うほうがイイってことに。
いやぁお上手ですなぁ。株価はもうアレだけど。
利用者数の多さで売れるまでのスピードが魅力
メルカリはフリマアプリでも利用者数は圧倒的に多い。
顧客がめちゃ多いので、需要がなさそうな商品だったり、古い物も売れやすい。オークション形式じゃないので、出品即売もままあります。
何かのオマケみたいな物が売れやすい感じがする。
ジャンクな物を詰め込んで、福袋ぽく販売するのが、断捨離のコツかもしれません。
それだと、1品1品「これなんですか?」「バラ売りオナシャス!」などのメッセージがくるだろうので、それに耐えれるかどうか……。
メルカリが儲かるとかマジでいってんの?
フリマアプリで副業! はよく聞きます。
実際試して思ったのは、これで月5万はそれなりに初期投資が必要だゾ? と。
個人でも1万円を1万5千円にするのはわりと簡単かな、と思いました。
ただそれで月5万プラスにするには、10万円分を売らなきゃいけない、その時間をどう捻出する? て話になります。
副業でやるならガッツリ時間が必要か、単価を高く利益を求めるのが妥当でしょうね。
釣具を専門に売るのは、結構面倒じゃないかな。
ルアーフックもサイズによってはメール便サイズにならないし、ロッドは長いから定形外で送料が無駄にかさむし、しっかり段ボールで包むかケースに入れないと、配送不可になるので結構厳しいんですよ。
メタルジグ数個を抱き合わせで送るのが一番楽そう。
他のフリマサービスとの比較
大手3社の「ヤフオク」「メルカリ」「ラクマ」で比較してみた。
メルカリ | ヤフオク | ラクマ | |
販売手数料 | 10% | 10%(会員8.64%) | 価格の3.5% |
振込手数料 | 210円(1万↑無料) | かんたん決済なら無料 | 210円(1万↑無料) |
こう見るとメルカリの良いところはひとつもなくね?
ヤフオクはプレ会員なら手数料が安くなりますが、月額課金があります。登録して取引が多いほうが得にはなりますね。
丸パクリしているサービスはないし、どこも一長一短。
ヤフオクとラクマなら、メルカリに比べて手数料もろもろは抑えれるけど販売スピードが遅いとか。出品までの手順が楽を選ぶとか──
それぞれ得意なフィールドが違うので、肌に合ったのを選ぶのがいいかと。
私はメルカリの達人じゃなくていい
近くのコンビニでチョチョイと匿名配送は楽ですけど、梱包がね、面倒でね……。
これをスキマ時間で月ン万稼ぐとなれば、ヤマト営業所に住んだほうがいいくらい。むしろそこで倉庫を借りて大々的にやるほうがいい気がします。
要らない物を販売する手段としては、思ったより値がつくので、そこは良いところかなと。
販売テクよりも、安く済ませる梱包テクのほうが需要ありそう。