魚釣りはアウトドアスポーツ! 太陽光を浴びるし、健康にいいのは間違いない。でも釣りをするだけで筋肉がつくほどハードじゃない。
筋肉がないと体を支えることができません。すると、仕掛けやルアーを投げる時に体がグラついたりする。その反動で水にドポンする恐れもあります。最低限でも、キャスティングで体がブレないよう、体幹だけでも鍛えたほうがいい。
まずは「30日プランクチャレンジ」からはじめましょう!
現代人の運動不足は立っている時間が短いから
車社会で生きる私は、電車通勤に比べると「立っている時間が少ないな……」と感じます。普段の生活から急に、「1日地下鉄乗り継ぎ大会」をすると、足腰がガクガクになってしまいます。これがTOKYOの恐ろしさか……!
現代人は総じて”運動不足”らしい。でもそれは車社会の人くらい。徒歩がメインの電車通勤を日常に過ごすと、驚くほど足腰は鍛えられています。都会から郊外に来ると、左右にフラフラ歩く人が目立ちます。
フラフラ歩いてしまうのは、体幹の筋肉が弱っているせい。自重を足腰で支えきれないから、歩くたびに体がグラついてしまうのです。
キャスティングの技術にパワーはあまり必要ない
ロッドを振って仕掛けを投げる「キャスティング」は、釣りの中でも動作激しい部類です。
「投球と同じやろ?」と勘違いする人がいそうですが、キャスティングは慣れるほど、腕の力はほとんど必要なくなります。軽いロッドなら手首だけでキャストできますしね。
より遠くに飛ばすキャスティングに大事なのは、腰の回転であり体幹です。
ロッドは「重さで曲がる→反発で戻る」の作用があって、この反発が小さな力で遠くに飛ばす手助けをしてくれています。ロッドは曲がりますが、それにも限界があるため、最大効率で飛ばすには「反発+α」の作用が必要。
その”α”は投球と同じく、腰の回転です。重いルアーをゴツいタックルで投げる時ほど、それがとても重要になります。
スイングスピードを補助するのは腰の回転
ならどこでスイングスピードを出せばいいのか?
人間の腰はひねることはできますが、ロボのようにぐるんぐるん回すわけにはいきません。どちらかというと、足から頭までをひねることで、それを実現します。それには柔軟性も大事ですが、バランスを崩さないためにも、体の芯を支える「体幹の筋力」が特に重要です。
体幹は普段の生活で鍛えにくい箇所なので、毎日少しでもプランクを継続すれば、1ヶ月後には仕上がってきますよ!
体幹を鍛える30日プランクチャレンジ!
「プランク」とは、腕立て伏せを開始する前のポーズをキープするトレーニングです。
ハイプランクが腕を伸ばして手の平を地面に置いた状態。ハーフプランクは肘を置いた状態。この状態を30秒キープできれば、体幹はそれなりに鍛えられている証拠。20秒経たずにぷるぷる体が震える人は、少しずつ鍛えていきましょう。
やってみるとわかりますが、地味にキツいですコレ。詳しいフォームとやり方は他サイトを参考してください(丸投げ)。
正しいフォームは踵から背中がピーンとまっすぐ伸びた状態。キープするコツは、腹筋に力を入れること。30秒が余裕な人は60秒を目標に。60秒3セットをこなせれば、電車で立ったままでも疲れることが少なくなると思います。
毎日”1分間”を目安にしましょう。普段運動をしない人ほど、1週間で姿勢になんらかの変化が現れます。
重いルアーと長いロッドを使うサーフルアーメンに体幹トレーニングは必要!
サーフルアーは砂浜を歩くし、10ft以上の長いロッドに重いルアーを使うし、足腰に負担がかかりやすい釣りです。それをすること自体、筋力アップに繋がるかもしれません。私は足腰を鍛える目的ではじめたくらいですし。
体を支える筋肉は、足腰はもちろんですけど、上半身は背筋と腹筋が重要です。なのでサーフルアーメンは意識的にそこを鍛えると、キャスティングやランガンのパフォーマンスが向上するかと。体幹を鍛えると砂浜を歩いても足がもつれにくくなるから、マジで疲れにくくなりますよ。
あとはウェーディングでも有効です。船の曳き波がきても背筋と腹筋で踏ん張れるので、ディープをするほど鍛えましょう。筋肉は嘘つかない。
『筋トレが最強のソリューションである──』は”筋肉が君を救う”みたいな書籍です。ベストセラーにもなり、Amazonプライム会員なら特典で読むこともできます(対象外になる時も)。
筋トレをすること、脳の活性が高まり記憶力や免疫力の向上に繋がるのは、科学的にも証明されています。適度に体を動かすことは大事ですが、筋肉をつけるトレーニングのほうが、健康になるってわけ。
自宅の自重トレーニングでも十分です。が、継続こそ重要なんです。サボり気質の方はジムに通い、トレーナーにアドバイスを貰いながらするほうがいいと思います。