疲れず手返しよく重いルアーも投げれるペンデュラムキャストのコツ

スポンサーリンク

サーフルアーやショアジギングは、重いルアーを長いロッドで投げるため、けっこう疲れやすい。

それを助けてくれるのはタックルの性能ですが、キャスティングも重要です。

 

 

重いルアーを楽に遠くへ飛ばせる投法が、今回紹介するペンデュラムキャスト

サーフルアーにはベストマッチするキャスティングです。

スポンサーリンク

何故ライントラブルが起こるのかを知ろう

ライントラブルは、ある程度タックルの性能も関係します。

スプールにラインを雑に巻くリールのせいとか、狭すぎる&滑りが悪いロッドガイドとか、摩擦抵抗が大きすぎるPEライン……などなど。

特にフロロ&ナイロンからPEを使いはじめた人は、「投げるとよくライン絡まない?」と感じたことがあると思う。

 

その原因は、「PEラインはガイド抜けが悪いラインであること」を、理解していないから。

 

フロロカーボンなど樹脂系は、スプールに巻くと巻きぐせがつきます。

その癖とは、ラインがバネのコイルみたいになり、キャスト時はビヨーンと伸びる形で放出しやすくなる。

ラインが出やすいことで、トラブルに繋がりにくいわけです。

 

 

一方PEは巻きぐせがつきません。

なのでロッドを早く振れば振るほど(全力を出せば出すほど)、飛ぶルアーのスピードに放出が間に合わなくなり、バックラッシュまたは高切れを起こしやすい。

しなやかな性質だからこれはしょうがない。

 

要点を抑えるなら、「キャスティングは100%の力でする必要はない」ことになります。

疲れないキャスティングは釣りの効率も上げる

ルアーキャスティングは正確性が重要視されますが、疲れないやり方も忘れてはならない。

2時間も続ければ、100回以上(実測値)もロッドを振る必要があります。

軽いタックルを揃えることが手っ取り早いですが、毎回全力投球すれば余計疲れる。

踏み込んで「オラァ!」と投げてるのを見かけますけど、「毎回やって疲れないのかな……」と思っている。

 

そこで今回は、慣れれば鉄塔渡り中でも投げれる『ペンデュラムキャスト』の話。

最小限の力で投げる=体の軸のブレが少ない」にもなるので、足場が悪い時やウェーディング中など下半身を動かせない場合には効果的なキャストテク。

ペンデュラムキャストをマスターして何時間でも投げれるようになろう

まずは間違ったやり方(え?)

 

 

これはただのオーバーヘッドキャストです。“ルアーを前に振る”までは合っているけど……。

同様の方法でプラグを投げることはありますが、私の場合はグリップエンドを前に跳ね上げ、ルアーを後ろに振る感じでやっています。

 

オーバーヘッドキャストは、曲がりにくい(硬い)ロッドで飛距離を出すためには向いている。

その理由は後述。

力を必要としないペンデュラムキャストのフォーム

 

 

これが最も疲れないペンデュラムキャスト。私もこんな感じ。

ロッドティップを支点に、ルアーを振り子の要領で「前→後」に動かし、ロッドに重みを乗せてから、反発で前にポーンと押し出すだけ。

細かいやり方は後ほど。

 

この投法はルアーをぶらぶらさせて、その重量でロッドが曲がるくらいの調子が合います。

例えば「MAX100g」のロッドで10gをペンデュラムで投げようとすると、ロッドがほぼ曲がらず反発を使えないので、逆に投げづらく感じるでしょう。

 

張りが非常に強いロッド(レクシータモンスタージェッティAR-C TYPE VRなど)では、テイクバックの速度でロッドを曲げるほど飛距離が伸びやすい

なのでオーバーヘッドのほうが向いており、1個めの動画はこれ向けのやり方で、「俺様の筋肉で飛ばしたい!」って人向け。

しかし大半のルアーロッドは、柔らかすぎるため、同じやり方をしても弾力が全て吸収してしまうから、飛距離は逆に落ちます。

 

ルアーロッドはなぜ「魚種ごとにモデルが存在するのか?」と疑問に思ったことはありませんか?

それを釣るためのルアーを、なるべく少ない力で遠くに飛ばせるセッティングも必要だからです。なのでロッドには「対応重量(グラムかポンド表記)」の設定があります。

ペンデュラムキャストに向いているルアーの重さ

ペンデュラムキャストは、ロッドの対応重量を超えても投げやすい投法ですが、安定した飛距離を出すならせいぜい+10gが限界

なにごともほどほどが一番です。

 

ルアーメンはオーバーヘッドキャストには慣れていますが、ペンデュラムは知られていないのか、慣れていない人が多く感じる。

なのでサーフのような30g前後の重いルアーを扱う場所に来ると、投法に個性があって面白い。

静止状態からルアーを投げるのは「普段は投げ釣りかな?」とか、ビュンビュン音するのは「いつもはライトタックルかな?」とか、タラシを短くしてるのは「普段はバス(シーバス)かな?」など……。

よくやる釣りのクセは、案外残るものです。

 

ペンデュラムキャストは、慣れると肘をクイッと曲げる程度に、最小限の力で十分な飛距離を出せるので、サーフなど重いルアーを使うポイントでおすすめ。

次はそのコツについて。

手返し良いペンデュラムキャストのコツ

慣れればルアーを回収してから5秒もかかりません

 

 

1.ルアー回収の際に自分が取りたいタラシの長さの位置(ティップから地面までという意)でロッドを構えつつ足元まで巻く

 

サーフで10.6ftのロッドを使う私の場合、その半分(1.5m)くらいタラシを取ります。

ルアーを地面につけた状態で、胸の位置くらいにティップが来るよう構えると、丁度投げやすいタラシになります。

投げやすいタラシは、個人の身長やロッドの長さもあるので、「これ!」ってのはないので、試行錯誤してみましょう。

 

回収した時点でベールを起こしラインを指で抑えます。

 

 

2.ティップを上に「スッ」と持ち上げ、ルアーを前に振り出す

 

ロッドを振りかぶろうと、持ち上げた時の反動で自然とこうなります。

「どのくらい上げればいいの?」といわれれば、ロッドが地面と平行の位置から、45度まで上げる感じですかね。

私はこの動作の前に後方確認を確認しています

 

 

3.進んだルアーをちょいと引っ張る感じで振り子を促しつつ、ロッドも一緒に後ろに倒す(常にラインは張っていること!)

 

この時、ルアーの動きが早ければ早いほどロッドに重さが乗るので、軽い力で遠くへ飛ばせます。(2)で後ろを見ていると、このルアーの動きがわかりやすい。

振りかぶる前の動作は、右肘は90度、ロッドは1時の方向まで固定してください。

ここで手首や肘の力が抜けると、ロッドにかかるテンションも失われるし、ねじれる原因になるので、投げにくくなるしアキュラシーも失われます。

 

4.後ろにいったルアーの動きが止まったなー、重さが乗ったなーってくらいで──左手を引いて右手を前へ押し出す

 

ロッドが柔らかいほど、一連の動作はゆっくりでいいです。

キャスト時に「右手を前へ押し出す」のを形容すると、グリップエンドを持つ左手は、それを自分のみぞおちに当てるように、右手は前方に居る嫌いなヤツを殴る感じで。

キャスティングの基本動作は「右手と左手の前後運動」だけで済むんです。

 

 

キャストの基礎は、ミラクルジムのキャスティングマスターを見たほうが、得ることが多いです。

感覚でいうペンデュラムキャストのコツ

ロッドの動く位置を時計で表すと、「9時→11時→1時→10時」って感じ。

感覚天才風に例えると、「スッとあげてスーッと後ろにやって……こう!」みたいな。

慣れれば1→2で2秒、3で溜めて5で投げる──の計5秒くらい。

 

ルアーが視認できる日中くらいしか、このスピードでは出来ないですけどね。

夜間はタラシの位置を確認(これも(1)の原理で見ずに決めれますが)する必要があるので。

【まとめ】最小限の動作で疲れないペンデュラムキャストをマスターしよう

 

  1. タラシ分までルアーを巻取り、ロッドティップを目線より上に持ち上げ、振り子運動を促す
  2. 後ろに進みだしたルアーを横目に、ロッドも後ろに倒す(自身の少し後ろまで)
  3. ロッドに重みが乗ったら、左腕を引き、右手を前に押し出す!

 

アキュラシー(精度)がイマイチと感じるなら、それはどこかバランスが崩れている証拠。

例えばロッドの角度。

振り子した時にルアーが横に流れている、投げる時に腕や体がねじれている、などなど──。原因はたいていアングラー側です。

柔らかいロッドほど、体幹のねじれが影響しやすいですね。

 

このペンデュラムキャストの弱点として、飛距離の加減がし辛いところがあります。

最大飛距離を出すのは簡単ですが、近距離の精度を求めるとなると、オーバーヘッドか下から放り投げるほうが楽です。

キャスティングに重要なのは腕の可動部

オーバーヘッドでもそうですが、右手は振り下ろすよりも肘を伸ばすほうが正面へとコントロールしやすい。

正確に狙った所へ投げれない人は、振り下ろす過程で腕が左右どちらかにブレてしまい、ロッドがねじれることが多い。

よって放出地点のトップガイドがブレるため、明後日の方向へ飛んでしまう。

 

リールシートを握る右手はテコの原理の支点なので、右腕自体に力は入れなくてもいいんです。

ロッドを振りぬくスピードを決めるのは、どんな投法でも左手が鍵です。

 

 

キャストの際に風切り音がデカイのはスイングが速すぎる証拠

ルアーメンはよく「ビュン!ビュン!」と、ロッドを振る音が聞こえてきます。

「鳴るほど上手い」と勘違いしている人もいそうですが、これ、力だけでロッドを振り下ろしている証拠でもあります。

ロッドの性能(反発力)をフルに使っている人ほど、この音は小さくなります

これは右手でタオルを持って、ピッチャーの投球とジャブパンチの動作で音を比べてもわかるかと。

 

全力投球するほど、ルアーのスピードにラインの放出が噛み合わない場合が多く、ド派手な音の末、ライントラブルをかましてルアーだけ飛んで行くほうが多いです。

なので何事もほどほどに。

 

振りぬく力ですが、これはロッドが長い(9ft以上)ほうが弱い力で済みます。

長いほうが遠投性能もあるし、何より少ない力で投げれるんですよ。

テクニック
スポンサーリンク

にほんブログ村 釣りブログ 東海釣行記へ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。

海釣りがメインで、たまに淡水もやります。2018年は身近な浜名湖で、ポイントを転々と釣り歩いてマッピングしたい所存。

さししをフォローする
とある浜松アングラーの一生