御前崎周辺の遠州灘サーフエリアは、ヒラメハンターのお膝元でもあるし、全国発信の地でもあるため、「サーフルアーの聖地」扱いされています。
そのため、全国からガチアングラーが集います。そんなわけで大型連休時は混雑しやすい場所ですね。
御前崎エリアは、全国で戦えるサーフルアーメンの育成場──みたいな場所です。
狭い範囲ながら、「地磯・ドン深・遠浅・河口」などなど、砂浜も表情をコロコロ変えます。
全てを一度に攻略する必要はありませんが、あらかじめ”特化”して挑みたいところ。
この記事のまとめ
この記事では、静岡中部の御前崎周辺の遠州灘サーフエリアについて紹介しています。この地域は「サーフルアーの聖地」として知られ、全国からガチアングラーが集まります。御前崎エリアは、さまざまな釣り環境が狭い範囲に存在し、釣りの経験を積むには最適な場所です。具体的には「地磯・ドン深・遠浅・河口」など、多様な砂浜の形状があります。御前崎へのアクセスは東名高速道路「相良牧之原IC」からが便利です。
御前崎エリアは、遠州灘で最も魚が釣れる期待値が高い場所であり、釣りポイントごとに異なるアプローチが必要です。初心者向けではないかもしれませんが、「ぶっ飛び君」などのシンペンタイプのルアーは全域で使えます。御前崎灯台の磯場ゾーンはヒラスズキを狙える唯一のポイントで、潮汐で入れる範囲が変わるため、干潮時の下見が推奨されます。
御前崎エリアの釣りは、ドン深ゾーンや浜岡原発周辺の砂浜など、多様な環境が特徴です。全国からガチ勢が集まる聖地ゾーンでは、サーフルアーの基本メソッドが通用し、初心者から上級者まで楽しめます。各ポイントの地形や潮流を把握し、適切なルアーやタックルを用意することが重要です。
連休の遠州灘サーフで釣る!東部編
御前崎市へのアクセスは、東名高速道路からが無難。「相良牧之原IC」の出口から繋がるバイパスを利用すれば、30分もかからない程度。新東名からは「島田金谷IC」を降りてどんどこ南へ進むと、「相良牧之原IC」に接続しますが、さすがに遠く感じるかと。
御前崎は遠州灘サーフでも、もっとも魚が釣れる期待値が高いエリアです。
場所によって砂浜の形状が変化するため、各ポイントに対するアプローチを考えないといけません。そのため初心者向けじゃないかも。砂浜の表情を雑に区分けするとこんな感じ。
「磯場・ドン深・遠浅」が段階的に存在し、混んでるから別で──をやると、全く違うタックルが必要になることもあります。あらかじめ下見するのが無難ですが、全域で使えるルアーもあります。
本物の磯みたいな激流じゃないため、「ぶっ飛び君」のようなシンペンタイプなら全域であらゆる魚を狙うことができます。
遠州サーフで唯一ヒラスズキを任意で狙える灯台近くの磯場ゾーン
御前崎灯台のある半島先端部は、岩盤がむき出しになっており、磯の形状になっています。
そのため遠州灘では唯一といえる、ヒラスズキを任意で狙えるポイント。
しかし潮汐で入れる範囲が変化するため、あらかじめ干潮時に下見しておきましょう。
ホテル前は家族連れの磯遊びゾーンになります。周囲への安全配慮と、自身の安全確保に留意しましょう。
サーファーは少ないが釣り人は過密するドン深ゾーン
この辺は小さな川が流れ込んでいたり、潮通しもいいため、魚が入りやすいポイントになります。
ここから東はサーファーが多いですが、ここはドン深で波が立ちにくいため、オールシーズンで釣りはしやすい。
御前崎エリアの中でも水深があるため、フラット狙いなら、ジグヘッド+ワームやメタルジグを主体にしましょう。
みんな遠距離を狙うため、意外と足元狙いも結果を出しやすい。ハイシーズンはその傾向が高まるため、レンジバイブなど手前をなめるように引けるルアーをフォローに。
浜岡原発周辺は敷地内なら(水域含めて)立入禁止ですが、東西に位置する砂浜は競争率低め。
……駐車場がほぼないからだけどね。
全国からサーフルアーガチ勢が集まる聖地ゾーン
浜岡原発西岸から袋井エリアは、サーフルアーの聖地とも呼ばれるゾーン。
メディア取材もここでやっていることが多いため、全国知名度は高いです。
全域が遠浅であるため、サーフルアーの基本メソッドが通用します。初心者から上級者まで楽しめる場所ですね。
このエリアは地形を狙っていくのがセオリー。ワンドや離岸流をいち早く見つけて、粘るなら粘る、見切りをつけてランガンするも自由。砂浜間の移動も楽ですし、視界も開けているため、「おっ、あそこ良さそうだな」で良ポイントを探しやすい。もちろん日中だからこそ、ですが……。
馬の背ができやすい場所で、満潮時は立ち位置によってノーチャンスな場所に立つ恐れも。ド干潮時は満潮時にワンドの出口だった場所まで入れる場所もあります。全域でシャロー攻略を求められますね。
ワンドに入れればワームでちくちく。シャロー帯ならシンペンなどミノーで地道に。
【補足】菊川河口~袋井までは砂浜に降りるまで混雑が分かりにくい
菊川河口西側~馬込川東岸までは、砂浜に車が乗り入れられます。グレーゾーンですけどね。そのため砂浜に降りないと混雑具合がわかりません。入り口に車を置くスペースはありますが、他に車が無くていざ準備して浜インしたらアングラーとサーファーだらけ──なんてことも。
砂浜を駆ける完全なるガチ勢が集うエリアのため、いろんな意味で初心者バイバイな場所。春・秋のハイシーズンはめっちゃ混みます。
このエリアは小河川の流れ込みが多く地形も面白い。サーフルアーよりも投げ釣りが盛んですね。「キス釣り仕掛けwithイソメワーム」をボウズ逃れに忍ばせておくのもアリ。
遠州灘サーフ御前崎周辺エリアのまとめ
御前崎は砂浜近辺にトイレやシャワーなどの設備が多いのも魅力。(場所によって)駐車場もありますし自販機もあるから、仲間内でダベるにはいい場所ですね。ただしコンビニはそこそこ離れている場所にしかないです。
例えボウズでも、御前崎港には海鮮販売の「なぶら市場」があるため、もしもの保険があります。地頭方港まで足を運べば別の鮮魚販売店がありますしね。
このエリアは各地で水深が変化するため、あらかじめ準備して特化するほうが効率はいい。初見で何を用意したらいいかわからないのであれば、「重いシンペン」と「メタルジグ」があれば特に困ることはないでしょう。
春から夏は「ぶっ飛び君」で、秋~冬は「かっ飛び棒」がオススメです。波高2mまでは十分対応できますが、荒れ気味の時はメタルジグかミノーにしましょう。
シンペンは静かな海だと最強ですが、波が高い状況では浮きすぎてレンジを下げにくいから、フラットを釣るのが難しくなります。