ボラが高級魚だった時代もあるって知ってた?

独特の臭いは私も苦手で、ボラはみんなから嫌われている。

食性が特殊なので、釣る魚としては難しい部類。でもサビキやルアーを食ったり引っかかったりと、数の暴力で釣りを邪魔してきたりもする。

 

不遇なボラですが、身の脂はねっとりと甘く、目隠しで食べると大抵の人は「なんだこのウマイ魚は!」というかもしれない。

過去もこれからも、”位置づけ”としては高級魚だったりする。

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一度食べるとやみつきになるボラの刺身

ボラは隠れた美味な魚で、ブリやスズキと同じ出世魚だったりもする。

きちんと下処理をしたボラの刺身は、血合いが目立って見た目こそ悪いけど、味は本当に申し分ない旨さ。食感と味はアジ科に似ている気がする。

嫌ってほど見かける時期は夏だけど、旬は身が引き締まる冬。

 

参考 ボラ|wikipedia

 

ボラが釣り人や市場から嫌われる理由は、独特の臭いにあります。

これがまた形容しがたい臭いで、”腐ってはないけど生ゴミあるよね?”みたいな感じ。魚はすべからく臭いのですが、コイツは私も認める臭さです。

その臭いを纏ってしまう理由は、食性と水質です。

クサイ魚に成り果ててしまったのは「水質汚染」のせい

ボラはプランクトンに海藻類を主に食べています。

口は下気味に開き、鯉とほぼ同じ形状。これで水底を撹拌して砂泥とエサを同時に取り込んで、体内の消化器官で上手に分別して食べています。賢い。

 

魚の臭いは人間の体臭と同じく、食性が要因なのがほとんど。

鱗を含む外皮は水質も影響しますが、ボラは泥をすすっているようなものだし、暑い時期はわざわざ濁りがきつくなる内湾に生息します。

微生物の死骸や海藻などは水底に溜まり、それが日光や水温で発酵され、ドブっぽい臭いを出すわけ。

ボラさんはそんな過酷な環境で生きているため、臭いのは必然であります。

水が綺麗な場所で育つボラなら……

ボラが”臭い魚”の称号を得たのは高度経済成長期の頃。

生物に悪影響を及ぼす汚水は垂れ流し、それを取り込む水生生物は窒息死し、沿岸だけでなく遠洋までも死の海に変えてしまいました。

そんな環境下にいれば、どんな魚も臭くなってしまいます。

 

人間は過ちを認め、現在は”水が綺麗になりすぎている”ほどで、逆に小魚たちのエサが減っているような状況。

なので平成初期に比べると、ボラの臭いは随分マシにはなっている。

シーバスよりは臭いんですけど、それより刺身は格段にウマイですよ(宣伝)。

珍味を抱えるボラさんは郷土料理でも人気

ボラは砂泥を食べるため、消化器官の一部が異様に発達しています。

それが「ボラのへそ」と呼ばれる部位。

 

これは胃の出口が発達したもので、コリコリの食感が鳥の砂肝みたいで、珍味とされています。

砂肝もボラのへそと似たような器官で、発達した筋肉を使いエサをすり潰す器官です。

 

その他にも有名所は「カラスミ」がありますが、店頭に並ぶことはあまりないです。

カラスミはボラの卵巣を塩漬けにしてから干した物で、冬の産卵期に漁獲されて作られます。

産卵期は外洋に出るため、綺麗な体で刺身もクセがなくなって、まさに旬ですね。

 

でも市場に鮮魚で売られることも少ないから、一般はあまり存在を知らないでしょう。

……なら、ちゃんとした所で食べてみるのはどうでしょう。

 

 

探せばボラの郷土料理が楽しめる飲食店も、多少なりともありますね。

江戸前で握られてた頃もあったくらいなので、「今のボラは大丈夫ですよ~」が浸透すれば、めちゃウマなボラ料理が楽しめる店も増えるかもしれません。

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ボラを本命で釣るための方法とは?

ボラは微生物や草を食べているため、釣りエサを使用した仕掛けは見向きもしません。

数は多く水面を跳ねてアピールしているくせに、いざ釣ろうとすれば難易度は高め。

でも簡単に釣れる方法もあります。

砂泥を食べる習性を利用して、練りダンゴに針を忍ばせて釣る方法が主流。なのでクロダイのダンゴ釣りでは外道としてポピュラー。

仕掛けは鯉釣りと同じなので流用できちゃいます。

 

次点がサビキ釣り。白皮タイプを使えば撒き餌なしでも釣れます。

1匹でもきついのに2匹掛かると竿が折れることもありえるので気をつけましょう。

ガチ狙いなら、ハリスは1.5号以上が望ましい。それにタモを用意しておくこと。

なぜボラは水面を跳ねてるの?

実はボラがなぜ派手に飛んでいるかは、よくわかっていません。

体についた寄生虫を落とすためだとか、空気を吸うためだとか諸説あります。

解明するには、直接聞かないとどうしようもないですね。

コラム魚を知る
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海釣りがメインでたまに淡水も。2019年の目標は月イチ釣行、浜インしつつ遠州サーフを再度マッピングしていきたい。

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とある浜松アングラーの一生