A:近くのポイントが封鎖されてるやん! もしかしてこのまま……?
漁港や海岸で釣りをするアングラー達は、「やろうと思えばお前の釣り場を封鎖できるんだぞ」と、脅迫されたように感じた方もいるでしょう。だから現地に迷惑をかけないように意識を持つ人が増えたらしい……。
いいことなんだけど、今更なんだよなぁ……。
自粛期間で話題になったのは釣り場の封鎖
2020年のGWは自粛が重なったため、公園や観光地などの駐車場が軒並み封鎖されたことが話題でした。釣りができる漁港なり海岸も同様だったらしく、多くのアングラーが残念がっているように見えました。
(封鎖されていると現地で知る時点で自粛しきれてないけどな……)
私が住む浜松市でも、駐車場が整備されている漁港な海岸は封鎖されていた模様。もともと市営なり町営の駐車場がある今切口は予想していたけど、防潮堤が完成した遠州浜も、海岸への入口を封鎖していたらしいのは意外でした。──まぁサーフルアーから離れているせいで気づかないのも……。
釣り場の封鎖は全国規模で行われ、特に目立ったのが「漁港」ですね。
漁港は高波・津波被害の減災のために、外側だけでなく内部も堤防に囲まれ、その入口には防潮扉があります。これがあるため、漁港は広いようで入り口は狭い。そこに衝立を置くなり、漁協の車を横付けするだけで封鎖ができるから、”やりやすかった”という背景があります。

「じゃあ海岸は?」と切り替えることもできるでしょう。海水浴や潮干狩りで有名な場所には、駐車場が大抵備わっているので、そこを封鎖すればいいだけの話。警察に協力を仰げば、通じる道路の封鎖をすることもできます。

でも路上駐車が話題になりました。これに関して、民度がどうとか言及される場面もありましたが、不要不急の外出自粛を守れないバカに通じるわけがありません。マナーや法律を知らないヤバイ連中が集ってしまうから、余計ひどい状況になったと予測できます。
こういうニュースを知って気付いて欲しいことは、管理者がその気になればいつでも封鎖できること。
「使わせていただきます」と謙虚な気持ちが大切
釣り場が封鎖されるのは大抵、「マナーが悪い客」が多すぎるのが原因です。
よくゴミ問題が浮上しますが、その現状を自分の立場に置き換えてみましょう。釣り場のゴミ問題は、自宅前に毎日ゴミが捨てられているような状態。掃除してもまた捨てられるし、あきらめて放置しても溜まりすぎて苦情がくる。漁港の管理者はそんな気持ちです。
自宅ならカメラ設置して軒並み通報する方法があるし、漁港なら封鎖して諸悪の根源を入れないようにするだけの話。自粛期間中のポイント封鎖で、「えぇっ?! ここもかい?」と感じた人もいたと思います。今回封鎖された箇所は、将来的にマナー悪化でそうなる可能性が高いわけです。
”マナーが悪い客”はごくごく一部に限られますが、その少数派のせいで全体まで同じ目で見られるから、たまったものじゃありません。そういう人は性根からヤバイので、変わることを期待したり、こちらから努力を伝えるのは時間のムダ。
むしろ、自分は絶対に違うと自信を持っていえるように、常日頃から見えるゴミを集めたり、 なるべくゴミを出さない努力をするなり、自己意識の改善からはじめることを勧めます。