ハリケーン(台風)の勢いを弱める技術が現実化していた件。
あなたならどう弱体化をする?
ハリケーンを弱体化する「海中バブルカーテン技術」とは?
「海中バブルカーテン技術」とは、ノルウェーのスタートアップが考えた、ハリケーンを弱体化させる効果に期待できる技術。
「どんなスゲー仕組みなんだろう」……と思うだろうけど、仕組みを聞けば「そんなことでいいのか!」って気付かされるかもしれない。それだけ仕組みは単純。
海中バブルカーテンとは、海の中に穴の空いたチューブを配置し、空気を送り込んで水中に泡を発生させる。そうすることで海中に循環の”流れ”が生まれるため、深海の冷水と水面の温かい水が入れ替わる──という仕組み。
結果として海面水温が下がるから、水温が高いほど勢力を増すハリケーンを弱体化、もしくは成長の抑制が期待できる。
つまり、ハンターのモラウが水中に居てくれればいいわけやな。
てっきりネテロ会長の念みたいな巨大石像を海上に置く感じだとか、ウォールマリアをぶつける感じのデカイ質量をぶつける発想だと思っちゃった。さらに詳しくは以下のリンクも参考に。
台風9・10号で海面水温が注目された今だから
今は台風14号「チャンホン」が発生し、今まで台風が通過せずに「熱い水域」といわれる地点を通過予定。
9・10号が発生した時期と比べれば、気温も下がり水温も27~28度となっているから、「非常に強い」まで発達する可能性はあるものの、「猛烈」はまず無い状況。でも台風は成った時点で、災害クラスの気象事象だから油断してはいけない。
日本は毎年、台風に悩まされている。年々上がる海水温。そして台風が通過しやすい地域にあるため、台風の弱体化は国民の安全を守ることにも繋がるはず。海中バブルカーテンが認知されたなら、国費を投入してでも「やってほしい」と願う人は多そう。
この技術は台風を弱体化させるよりも、世界の海水温を若干でも下げる効果のほうに注目したい。地球表面の7割を占める海は、太陽と大気の熱を吸収し、気温が上がりすぎるのを防いでくれている。
でも温かい水は冷たい水と入れ替わりにくい。海流や低気圧がその役目をしてくれているけど、熱帯低気圧が台風となり、大地に被害をもたらすのは、「温めすぎ」とサインを送ってくれているのかもしれない。
そう考えると、最たる原因の人間がなんとかしようとするのは、道理じゃないだろうか。
テクノロジーを用いて海水温を下げることができれば、地球全体の気温も下がりやすくなるし、もしかしたら北極圏の氷もやんわり戻るかもしれない。バブルカーテンは温暖化を根本から正す技術になりえるから、世界が注目していい技術。
台風14号チャンホンの行方
”チャンポン”と空目することで話題の台風14号。行き先が確定するのは2,3日後かな。現状だと偏西風がかなり頑張っているし、現時点の欧州予測なら黒潮通ってサヨナラルート。米国は九州四国に最接近からの紀伊半島駆け抜けルート……になっている。
実際の進路は2011年の台風6号が近くなるかも。
何にせよ、今週末に予定を立てている人は注意していただきたい。木曜あたりなら進路も時間もほぼ確になるし、予報円内に移動するなら、最新の情報は常にチェックしよう!