「2020年の流行魚大賞」が2社から発表されました。マルハニチロ調べと、アクアマリンふくしまの投票によるものです。
大手水産と水族館で実施されたもので、ある意味「商業部門」と「一般部門」みたいな選定でおもしろい。どちらも「あぁなるほど」と頷きました。
一応2020年の流行語大賞も振り返りましょう
年末の恒例である流行語大賞。今年は文句なしというか、もうアレしかないと、誰もが聞いた言葉でしょう。
大賞は「3密」です。
以外だったのは「ソロキャン」くらいで、大半は新型コロナで生まれたり、変わったりしたことが関係しています。はてさて、来年はどうなることやら……。
──で、流行魚大賞ですが、マルハニチロとアクアマリンふくしまで、全然違う内容になっています。
マルハニチロが調べた2020年流行魚大賞!
- 1位「サンマ」
- 2位「サケ」
- 3位「サバ」
サンマは不漁の極みだったこともあり、価格の高騰とサンマ祭りの中止などが相次ぎましたね。秋頃の投票もあって、なおさら国民の心に引っかかった結果ではないでしょうか。秋の季語でもあるしね。
サケに関しては、……いつも通りじゃないですかね。
SNSではこんな話題もあったようですが、毎年安定供給されているし、無難に美味しいし、回る寿司では定番ネタだし──。ハッ! もしかして、無限くら寿司でサーモンが人気だったからか?!
サバは安定の人気。水煮レシピは未だ発展途上だし、栄養価も高く、価格も抑えめ。今年は不漁の話も特に聞かないけど、魚釣り(ショアジギング)で話題になりにくかったですね。釣れる時期に自粛が重なったからかも。
……所感としては、マルハニチロが主催したのもあり、販売商品とか市場で見やすい魚が選ばれた感じですね。サンマはニュースでよく話題があがったし、納得できます。
アクアマリンふくしまが投票で決めた2020年流行魚大賞!
2020年10月15日~11月8日まで、流行魚大賞2020の投票が行われていました。総投票は5,024票で、Twitterは1,607票とのこと。
- 1位「キンメモドキ」
- 2位「ハゴロモコンニャクウオ」
- 3位「ニュウドウカジカ」
キンメモドキが選ばれたのは、小池都知事の必殺技「密です」とかけたもの。キンメモドキは水槽内を群れで泳いでいるため、密な状況となっており、印象深かったのでしょう。HPでは泳ぐ姿も見れます。
ハゴロモコンニャクウオは、アクアマリンふくしまが和名を付けた魚。当館を象徴する1匹であるといえます。……これがなぜ「時をもどそう」に繋がるかはわかりかねる。
時を戻したい気持ちはわかるが、また同じことが来るんだよなぁ……。
3位はブサカワで人気のニュウドウカジカ。世界一醜い生き物と認定されてますが、水族館では人気! ブサくても愛嬌があればモテる!
こちらはマルハニチロと違い、水族館の人気展示効果も感じられます。どちらも特色があった結果になり、面白いですね。
終わりに──スマホでサンマが焼ける日
2017年の著書ですが、エネルギー業界の利用と応用が知れる面白い内容。興味を持ったら、近くの図書館で探そう!
スマホでサンマが焼ければ便利……なのか?
多くが想像するのは、スマホの熱でサンマを焼くことだろうと思います。けれども、”もしそれをやるとして、どれだけのバッテリー性能が必要なのか”みたいな、空想科学読本みたいな内容。
──私は家で焼くなら、居酒屋か定食屋に行くかなぁ。
IoTリモート調理もいずれ登場するだろうけど、家に着く前に調理を開始するために設備を整えるよりも、出前頼んだほうがコスパ安いよね(禁句)。