釣り人にとって「潮汐」は重要な情報です。
それを知るには、釣具屋で冊子をもらうか新聞欄だけでしたが、近年はウェブやアプリで見れるようになりました。
特にスマホアプリは他機能も付帯したりで充実しています。
使った中で一番使いやすかった物を紹介します。
愛用しているスマホアプリは「潮汐なび」
複数試してみて、一番使いやすいと感じたのが無料でもある潮汐なび。
オフラインで使えるのが重要かつ便利。サーフだとたまーに圏外になることがあるから、ネット接続なしでも使えるというのは大きなアドバンテージとなる。
そしてとにかくシンプル。広告の存在意義が問われるレベルである。
該当の潮汐観測点を登録しておけば、起動時にタイドグラフが表示され、現在の時刻が赤色の線で記されて判りやすい。必要な情報はこの画面だけで知ることができるし、カレンダーで月齢と未来を見ることもできる。
唯一の難点は、”過去を見れない”ことですかね。
振り返りたい時はちょっと不便です。
他の有料アプリはこれに天気予報と上下3~7分の”釣れやすい”時間帯をひと目でわかるように工夫はされているが、ただそれだけともいえる。これと天気予報アプリさえあれば、釣行時の不安は「スマホを忘れること」くらい。
続いてこれも「なんで無料?」ってレベルの釣果共有SNS「Fishing-Labo」のラボアップ。
現在を知るには最も視覚効果の高い、まさにひと目で判る堂々としたタイドグラ……フ……? グラフといえばグラフか。
「タイドグラフの見方がよくわからないよぅ」という人にオススメするアプリ。現在の潮位がすぐ判るし、他のアングラーの投稿を見て時間を潰すこともできる。サンプル画像から下へスクロールするとちゃんとした波線のタイドグラフも表示されます。
位置情報で近くの地点からデータを拾ってくるので、通信が必要という弱点はあるが、タイドグラフとしての情報は十分に備えている。
色々試したけれど、”潮汐なび”が優秀なのでずっとこれですね。
”潮汐”に関して一つ気をつけて欲しいことは、観測地点の港より離れるほど時差が生じるところですかね。特に内湾はかなりズレます。
外洋に面している所では大した差がありませんが、浜名湖を例に挙げると、舞阪と三ヶ日では3時間ほどのズレが生じます。舞阪でダメでも2次会で再び美味しい時間に釣りができるという利点もありますけどね。海から流入する汽水湖は特に顕著だと思います。
──一番欲しい機能が該当時間を知らせてくれるアラームなんですけど、有料の物でもないみたいですね。スマホで設定できるから要らないといえばそうなりますけど。
タイドグラフを見れる腕時計はサーファー御用達

アラーム機能は時計の方が充実していたするり。この他にもG-SHOCKにもそのようなモデルがあります。
潮汐を気にするのは何も釣り人だけではありません。サーファーもいい波に出会うため、タイドグラフをチェックしています。
防水の点では防水ケースで防備したスマートフォンより信頼性があるので、ウェーディングを主にしている人には時計の方が向いているのではないでしょうか。
スマートウォッチはAndroid製品のほうがおすすめ。
アップルウォッチも生活防水は備えているけれど、海水で使うのは「う~ん?」となってしまう。
Androidは防水製品もあるし、なにより単価が安い!