大型連休になるとサーフは激混み必死。
そんな中でも、空いているポイントは探せばあります。
当記事では、遠州灘サーフの西部に当たる「愛知県」を中心に、比較的混まない要素のあるポイントを紹介しています。
【結論】愛知県のサーフ釣りは、外洋・遠州灘に面した「表浜」(渥美半島側)と、伊勢湾・三河湾に面した「知多半島側」で狙える魚も釣り方も別物です。本記事で紹介するのは渥美半島側=豊橋〜田原〜伊良湖岬の5エリアで、ヒラメ・マゴチに加えて秋はワラサ〜ブリ級の青物まで狙える外洋サーフです。波の穏やかな知多半島側(キス・マゴチ中心)を探している方向けの概況も記事後半にまとめました。まずは下の早見表で、エリアごとに狙える魚を確認してください。
| エリア | 主に狙える魚 | ベストシーズン | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 豊橋エリア(小松原・伊古部など) | ヒラメ・マゴチ・シロギス・シーバス | 春と秋(青物は秋) | 初心者〜。駐車場が広め |
| 田原エリア(百々・浜田など) | ヒラメ・マゴチ・ワラサ | 秋〜初冬 | 中級者〜。道が狭い |
| 赤羽根港周辺 | 釣りには不向き(サーファー多数) | – | サーフルアーは非推奨 |
| 渥美エリア(岩礁帯〜堀切海岸) | 居付きのヒラメ・シーバス | ほぼ通年(根がかり注意) | 中級者以上 |
| 伊良湖岬(恋路ヶ浜など) | ブリ・ワラサ・ランカーシーバス・ヒラメ | 秋が最盛期 | 経験者向けの鉄火場 |
この記事のまとめ
大型連休中のサーフは混雑が避けられませんが、空いているポイントも探せば見つかります。この記事では、遠州灘サーフの西部、特に「愛知県」のエリアを中心に比較的混まないポイントを紹介します。遠州灘サーフの西部、表浜エリアは「豊橋・田原・渥美」のホットラインで構成され、特徴としては以下の点が挙げられます:
- 豊橋エリア:砂浜沿いに道路があり、初心者向け。駐車場が広く、サーファーが多い。
- 田原エリア:道が狭く、運転に自信がないと厳しいが、フラットと青物の釣り場が多い。
- 赤羽根港周辺:サーファーの楽園で、釣りには向かない。
- 渥美エリア:岩礁帯が多く、釣りが難しいが空いている。中級者以上向け。
- 伊良湖岬:大物狙いのガチ勢が集まるエリアで、初心者向けではない。
表浜エリアはハイシーズンでも部分的に過疎気味のポイントがあり、砂浜沿いの道が広範囲にアクセスできるため、普通車でも探りやすいのがメリットです。
遠州サーフ西部地区(表浜エリア)を簡単に説明
遠州灘サーフの西部は愛知県になります。

釣果情報にのりやすい地名だと、「豊橋・田原・渥美」のホットラインを形成してますね。豊橋~渥美の遠州サーフエリアは、表浜とも呼ばれています。
特色をまとめると以下のとおり。
- 豊橋~田原は砂浜の背が崖(海食崖)
- 田原~渥美は平坦な砂浜。場所によっては岩肌が目立つ
- 豊橋~渥美まで、砂浜沿いに道路がないこともないので、ガチオフロード車なら全域走れる
- 全域でフラットは狙えるが、秋~冬にかけて田原~渥美エリアのワラサ・シーバスが特に有名
- 豊橋エリアはサーファー多め。整備された駐車場も多め
- 海への道路が極端に狭いポイントが多く、運転慣れしてない人を拒む
- 自動車で砂浜に入るのは全域で禁止
表浜はヒラメよりも、ワラサとシーバスで名前が通っている感じ。
同じ遠州灘でも、静岡県側とはかなり性格が違います。サーフルアーの聖地と呼ばれる静岡側のポイント事情は御前崎エリアのサーフ釣りポイントガイド(東部編)にまとめているので、遠征先を比較したい方はあわせてどうぞ。
だからといって競争率が低いわけでもなく、ハイシーズンはどこも混雑しがち。
ただし、砂浜への道路が極端に狭かったり、その道が多かったりするので、ハイシーズンでも部分的には過疎気味のポイントが見られます。

……とはいえ、人が居ない理由もあるんだけどね。
表浜エリアにおける最大のメリットは、砂浜沿いに道があるので、普通車でも広範囲に探れることです。──部分的にはガチオフロード車が必要ですけどね。
というわけで、各地を細かく掘り下げていきましょう。
ちなみに豊橋エリアでの実釣イメージは、豊橋サーフでヒラメとシーバスを釣った釣行ログを読むとつかみやすいと思います。
【豊橋地区】道が広めで運転下手に優しいエリアで初心者向け
- 愛知県のサーフでも釣りが最もやりやすい
- 道があるので湖西から田原くらいまで砂浜を移動できないこともない
- 地形変化は乏しめ
- サーファー多め
- ナブラを探すなり「ここぞ!」のポイントを探るのに向いている

豊橋エリアは駐車場が広めで、サーファーが多いことが特徴。トイレに不安を抱える人にとってオススメ。
週末や連休は特に混むポイントになります。
地形変化も乏しく、どこで狙っても等しい感じ。サーフルアーをはじめたばかりの初心者にとって、わりと安心して投げれるエリアだと思います。
夏から秋にかけては、サーファーと投げ釣りが多くなるため、やれる場所を探すのが大変かも。
豊橋サーフで狙える魚種とベストシーズン
豊橋エリアで釣り場としてよく名前が挙がるのは、小松原海岸や伊古部海岸のあたり。朝夕のマヅメを中心に、ヒラメ・マゴチ・シーバスの実績が積み重なっている定番エリアです。
- ヒラメ:春(4〜6月)と秋(9〜12月)がチャンス。地形変化が乏しいぶん、波打ち際のブレイクと離岸流を丁寧に撃つ釣りになる
- マゴチ:初夏〜秋。日中でも拾いやすく、サーフで最初の1枚を獲るならこの魚
- シロギス:初夏〜秋のチョイ投げターゲット。フラット狙いの合間の癒やし
- 青物(ワラサなど):秋〜初冬。ベイトの接岸次第で、ある日突然はじまる
注意点はまず波。遠州灘の外洋サーフなので、うねりが残る日は絶対に無理をしないこと。また表浜海岸の一帯は全国有数のアカウミガメの産卵地で、2006年1月から砂浜への車両乗り入れが規制されています。産卵期の初夏〜夏は、夜間の浜でライトを振り回さない配慮もお忘れなく。
【田原地区】道は狭いがフラットと青物の狙い所が多い
- フラットの実績は多い
- 海へ降りる道がどこも狭く、運転慣れしてないときつい
- サーファーは少なめなので夏期は狙いどころ
- 車高を下げているとハマりやすい
ここから伊良湖岬までは、「降り口=サーフィンorフィッシング」になるので画像説明は割愛。
田原地区は主要道路に「百々」「浜田」など、海岸への案内板があります。ただし、一方向からしか見えないため見逃しやすい。ナビで地点登録をしておくといいでしょう。
このエリアは特に道が狭く、所によっては崖崩れで通行止めもワンチャンあります。
交通量こそ少ないですが、マヅメタイム上がりの方々とはちあわせると、すれ違いで面倒なことに。なるべく時間帯を合わせるか、ずらすかの工夫が必要。
フラットの実績は多い。遠浅でも深めなポイントなので、岸近くまで寄ってきてくれるおかげかもしれない。
秋頃に激混みだったら「ワラサが釣れだしたんだな」と察しましょう。
田原サーフの魚種・季節と装備のコツ
田原エリアは百々海岸や浜田海岸が代表格。サーフルアーで青物とヒラメが狙える釣り場として、釣具店の釣り場情報にも載る定番ポイントです。
- ヒラメ・マゴチ:春と秋が本番。遠浅すぎない地形のおかげで、岸際までフラットが寄りやすい
- ワラサ:秋〜初冬の風物詩。回遊が当たると平日でも人が並ぶ
- シーバス:秋の荒れ後が狙い目
外洋の向かい風に投げ勝つ必要があるため、ルアーはメタルジグやヘビーシンキングペンシルが主力になります。ジグ選びに迷う人は、サーフのメタルジグに「オフベイト」をおすすめする解説記事もどうぞ。飛距離とレンジキープの考え方が、そのまま表浜で活きます。
装備よりも大事なのがアクセス計画。駐車スペースは狭く、日の出前後は狭い道が出入りの車ですれ違い地獄になります。時間をずらす工夫も釣果のうちです。
【赤羽根港周辺】サーファーズパラダイス
- サーファーにとっての超有名ポイント
- 駐車場近くの砂浜で投げるのはまず無理と考えましょう
- 駐車場から離れた場所はチャンス有り
- 港内は波止釣りで混み合ってたりして隙がない
- サーフルアーをするなら特に向いてないエリア
赤羽根地区でサーフルアーをするのはあきらめたほうがいいです。
サーフィンの大会があったり、五輪会場候補にもなったことから、特にサーファーが集まるエリアです。夏の週末はもう無理ゲー。
どうしてもやりたいなら夜しかないですね。
補足すると、赤羽根はサーフィンの大きな大会が開かれるほどの波質で、日中は季節を問わずサーファーがいると考えたほうがいいです。もし竿を出すなら、人がいない時間帯と場所を選ぶのが大前提。サーファーの入水ポイントから充分に距離を取り、少しでも人が入ってきたら即移動しましょう。港の波止も常連の餌釣り師で埋まりやすく、ルアーを通す隙はほぼありません。「赤羽根は休憩と偵察の場所」と割り切って、隣の田原・渥美エリアに時間を使うほうが結果的に近道です。
【渥美地区】岩礁帯が目立つテクニカルなエリア(中級以上向け)
- 岩礁帯が多く、どこでも根がかりリスクがある
- アングラーとの競争率は少ないが、腕が問われるポイント
- 居付きのフラット狙いに向いている
- フックはシングル推奨
渥美エリアの東側は、一帯がほぼ岩礁帯です。
まずサーファーは来ないし、釣りをするにも難しいから、週末や連休でもわりと空いているポイントになります。
フラットの定石である「ボトムに落としてから巻く」をすると、もれなく根がかりすることもザラ。砂地に慣れすぎているとルアーをポイポイ捨てるハメになります。
西側の「堀切海岸」は普通の砂浜。サーフシーバスで有名なポイント。
人は西側に集まりやすく、表浜の釣果情報は大体ここから。
渥美の岩礁帯サーフを攻略する根がかり対策
- 着底確認は最初の1投だけ:水深とカウントを把握したら、以降はボトムを切って巻き続ける
- リフトアンドフォールを封印:ただ巻きとストップで喰わせる組み立てに変える
- フックはシングルに交換:トレブルのままだと回収率が目に見えて下がる
- リーダーはワンランク太く:岩ズレ対策。傷チェックと結び直しの頻度も上げる
狙いどころは岩と砂の境目。居付きのヒラメやシーバスは岩礁のキワに張り付いていることが多く、回遊待ちよりも地形を撃ち歩くランガンが向いています。人が少ないぶん魚へのプレッシャーも低いので、腕とルアー資金に余裕がある人ほど楽しめるエリアです。
【伊良湖岬】秋は鉄火場。夏は大アサリを食べる場所
- ランカーシーバスにブリなど大物報告が多い
- ガチ勢のアングラーが集まりやすくトラブルが多い
- 足場が悪いため安全に務めること
- 大物狙いならランディングネットよりギャフを用意するべき
- 初心者は春と秋に近寄るべきじゃない
伊良湖岬はネタに事欠かないエリア。
愛知サーフの括りでは、最も大物報告が多いため、ガチ勢が集まりやすい。青物が釣れだすと、前日から待つ人もいるやばさ。
まあ……初心者向けの場所じゃないです。岬の先端は特に鉄火場。サーフルアーの装備よりも、磯のヒラスズキ狙いの感覚で来るべき場所ですね。
とはいえ、手前の浜は砂地ですし、わりと空いてます。観光スポットなので人や周りに配慮しましょう。
恋路ヶ浜〜岬周辺で狙える魚と季節
観光名所として知られる恋路ヶ浜は、駐車場つきでエントリーしやすい砂浜です。シロギスやヒラメ・マゴチのほか、秋はワラサ〜ブリ級の青物、晩秋からはシーバスと、外洋と伊良湖水道の潮がぶつかる地の利そのままに魚種が濃いポイントです。
- 青物(ワラサ・ブリ):秋が最盛期。ショアジギングのガチ勢が集中する
- シーバス:晩秋〜初冬にランカー報告が出やすい
- ヒラメ・マゴチ:春と秋。手前の砂浜で堅実に狙える
- シロギス:夏場のチョイ投げ。のんびり派はこちらが平和
注意点は潮流と足場です。岬の先端部は流れが速く波を被る場所もあるため、ライフジャケットと滑りにくいシューズは必須。観光客が多い日中は、キャストコースに人が入らないか常に確認してください。釣り座の確保競争に心が折れたら、無理をせず田原側へ戻る判断も大切です。
「知多半島のサーフ」を探している方へ:伊勢湾側の概況と表浜との違い
「愛知 サーフ 釣り」で調べると、本記事のような渥美半島側(表浜)の情報と、知多半島側の情報が混ざりがちです。両者は海の性格がまったく違うので、ここで整理しておきます。
| 項目 | 表浜(渥美半島側) | 知多半島側 |
|---|---|---|
| 面する海 | 遠州灘(外洋) | 伊勢湾・三河湾(内海) |
| 波・流れ | 荒い。うねりが残りやすい | 穏やかな日が多い |
| 主なターゲット | ヒラメ・マゴチ・秋の青物 | キス・マゴチ、ときどきヒラメ |
| 向いている釣り | サーフルアー・ショアジギング | 投げ釣り・チョイ投げ・ファミリー |
知多半島は伊勢湾と三河湾に挟まれた内海エリアで、砂底の浜と漁港が点在します。メインターゲットは投げ釣りのキスで、シーズンは水温が安定する5月〜10月ごろ。代表的な場所としては、内海の千鳥ヶ浜周辺(砂底でチョイ投げのキス実績が豊富)、その西端に位置する内海新港(キス・マゴチの実績はありますが、投げ釣り・練りエサ釣り禁止や港内立入禁止の掲示情報があるため、現地ルールの確認と順守が前提。サビキ・際釣りが無難です)、美浜町の冨具崎港(底が砂地でキス・マゴチ・ヒラメの実績あり。ただし港内と外堤防先端は釣り禁止・先端フェンス先は立入禁止の情報あり)あたりが知られています。
ただし千鳥ヶ浜は知多半島を代表する海水浴場でもあるため、夏の遊泳期間中に遊泳客のいる場所へ投げるのは厳禁。海水浴シーズンは早朝に限るか、秋以降に行くのが現実的です。漁港では立入禁止の表示と漁業関係者優先のマナーを必ず守ってください。
まとめると、荒々しい外洋でヒラメや青物と勝負したいなら本記事の表浜、穏やかな海でキスやマゴチをのんびり数釣りしたいなら知多半島側。この使い分けを覚えておけば大きく外しません。
大型連休中に「遠州サーフで釣りをしたい!」を叶えるなら表浜をオススメしたい
遠州サーフの愛知県エリアは、連休中でこそ、他より人が少ない場所が多いですね。理由はいくつかあります。
- (海まで行く)道がクソ狭い
- 東名など主要交通網から遠い
- ポイントの情報が少ない
- 行き帰りで渋滞にハマりやすい

ざっくりいえば、”遠い”んですよね。
地図だと砂浜が近く感じますけど、海沿いを走る国道からでもけっこう走ります。砂浜は崖の下ですし、畑や森の範囲が地味に広いからです。おまけに道が狭い。
地元でも気軽に行けない面倒さがあります。観光のついでならなおさら。
しかしそれは、連休なり週末だと、”空いているかも”と有利に働きます。特に大型連休中なら、浜松よりもだんぜんこっちをオススメ! 釣れるかは知らないけど!
他にも「連休中に遠州サーフで釣りをするなら」については、こちらの記事でまとめてあります。ぜひご覧ください。
広い表浜で立ち位置を絞り込むなら地形読みが近道です。サーフの一級ポイント「ワンド」を簡単に見つける方法と馬の背の見つけ方・釣り方を押さえておくと、初めての浜でも狙いどころが見えてきます。









