夏も中盤戦になり、前半戦の酷い暑さが再び「来ちゃった♡」と、お呼びでないのにBBQに混じってウェイウェイしている感覚。
暑さでやられた思考回路で、『「猛暑」と「酷暑」は何が違うのだろう…』と疑問になったので、大人ウェブ相談室で聞いてみることにしました。
(大人ウェブ相談室→ググる)
今年の暑さは世界規模でヤバイ
ふんわりした答えをいうと、「昨年のエルニーニョのせい」ってことになる。
エルニーニョは南米の海水温の上昇による現象で、世界の気温も上がりやすい傾向になる。対してラニャーニャはその逆で、海水温は下がり気温も下がりやすくなる。
この2つはサイクル活動をしていて、エルニーニョが終わると次はラニャーニャがやってくる……!つまり今年は冷夏!はい論破!!
のはずでしたが、「今年ちょっと違くね?」と言及したのが先の記事になります。
理由は超暖冬にある
『NASA』の発表で、4月の平均気温が世界で観測史上最高値を記録したとあります。
これは「エルニーニョの影響が強すぎて地球が温まりすぎていた」ということ。冷たい水を湯にするよりも、湯を冷たくするほうがカロリーを使います。
温暖化は”食い止める”ことはできますが、”冷やす”ことは難しいってわけです。
平均気温が1度上がった状態で夏が到来すれば、単純に『1度』を上乗せすることになります。
これを証明するには、データを見てもらうほうが早いかな。
一週間程度では下がっている地域が多いですけど、『前90日間平均』を見ていただくとわかる通り、全国で1度近く平年より高いことが伺えます。
うまい例えが見つかりませんが、「衣替えをしないことが世界でブームになっているんだが」……という感じですかね。
「猛暑」と「酷暑」の違い
大人ウェブ相談室で聞いてみると、どちらも同じ意味で使っていいらしいとわかった。
一日の最高気温がセ氏25度以上の日を「夏日」、30度以上の日を「真夏日」、35度以上の日を「猛暑日」といい、酷暑日は猛暑日の俗称である。
”予報用語”では引用の通りに「酷暑日」だけはハブられている。……けれど、”解説用語”としては使われているみたい。
つまりは「猛暑」と「酷暑」は同じ気温を指していることになる。
「猛暑」では説明がつかない暑さを伝える上で必要になったのが「酷暑」なのかもしれない。
でも日常で使うと、「今日は猛烈に暑いですね~」と「今日は酷く暑いですね~」では、なんだか”猛烈”のほうがつよそう(小並感)。
「怒りつつゲシゲシ蹴られる」のと、「黙ってゲシゲシ蹴られる」の、どっちがカチンとくる?
──設問みたいに感じる。普通はどっちもキレるけど、ドSにとって後者はご褒美(過大)なのです。
ということで、”「猛暑」と「酷暑」のどちらがより強いのか”については、「個人の価値観次第」といえます。