リールの右ハンドルにも慣れてきたけど、まだ思うようにいかないところもある。
「くっ……、左手が制御しきれない!」と、厨二病をこじらせている気分。
言うことを聞かない腕と、不意に訪れる魚達
絨毯爆撃された後の週末明けで、大勝利した記憶もない。でも気楽にやるとなると平日はイイ。
攻略ヒロインに悩んでいる気分で、「西か東か…」を考えているうちに、たどり着いていたのは湖西だった。湖西には幼馴染キャラくらいの安定感がある気がする(釣れるとはいってない)。
人気ポイントは学園のアイドルみたいで、競争率が高い。ただ抑えてしまえばチョロインになる。
ベタ凪で流れもなにも無い中、離岸流ポイントを攻めてみるも反応なし。
30cmくらいのコノシロくんがポンポン跳ねている。今の時期にアイツを食べる奴なんて、シャークくらいじゃないかなー。追われているわけでもないので、今日も海の秩序は守られているようだ。
希望が無さすぎたので、潮流ドッキングポイントに移動。こちらは小魚がもじもじしている様子が見れる。
離れている距離も40mくらいと狙いやすい。
衛星みたいにボラとコノシロがいるから、まだコハダの大きさの奴かサッパかイナッコかな。
追われている風でもないけど、沸いているからには理由があるのだろうとルアーを通してみる。ちょんちょんシャクってるとすぐ散ってしまうので、その先に落として底を通すのに向いている「ムーチョ・ルチア45g」を使う。
まあスピンビームが一番向いているんですけど、それよりもこっちのほうが早巻きで暴れてくれるので。
ストップゴーでベイト下を通すと、着底前に「ゴッ」と来てあわせると比較的重い。
追いあわせしようとするも、まだ御しきれない左手が脳からの反応に遅れ、うまく力が伝えられない。波に乗って一時的にテンションが抜けた時に、一緒になって「フッ」と軽くなった。
8秒間くらいの感じからして、30cmくらいのヒラメかニベですかね。
マヅメタイムを華麗に逃したようでベイトくんも流れていき、ここも希望がなくなったので隣の浜へと移動。
田原手前まで観察しつつ移動してみるも、塊は見えず流れもなくどこも同じような状況。明らかにそれが絡む良いところには投げ釣りメンがいるし、こうなると潮目待ちやろなと。
それを狙いやすいところでちょい粘ってみたけど、ボラの舞を観察したくらいで終了。
サビキ投げてるほうが前向きなんだけど、釣具屋で買ったはずなのに家に着いたら無いことに気づいたので、用意できなかったのよね。
幹糸2号程度の細い物ならあるんだけど、柔らかい磯竿使っても20cmちょいのサバですら切られるから、それより硬いショアジギロッドで使うのは無謀すぎるなと。
一応マゴチさんが釣れたことのある区間でやっているけど、今年はまだ出会えてないなぁ。浜名湖で底狙いしているほうが出会える確率高いかも。
”どうしても釣りたい”と思うのなら、御前崎~掛川の区間が無難じゃないかな。向こうのほうがこっちより地形としての条件がいいのよね。
上げ止まりからの下げ始めを狙うには向こうがやっぱイイ。