兵庫県にある揖保川の下流域で、特定外来種に指定される「アリゲーターガー」がのさばっているようだ。
漁協は数度の捕獲作戦に失敗しており、解決の目処も立たないよう。
なぜこういう時、釣り人に声がかからないのだろう。
見える魚を捕獲するときこそ、ルアーメンの出番じゃない?
揖保川で悠々と泳ぐアリゲーターガー
もともとペットで飼われていたのだろう。
しかし、何を思って自然へ放したのだろうか。
めんどくさいから? 生きていてほしいから? 命を奪うのが苦しいから?
当事者の気持ちは、当事者にしかわからないもの。
第三者からすれば迷惑極まりない行為である。
まだ特定外来生物には指定されていない「ガー」達
……「ガー」といえば、(本来は居ない種だけれども)国内の淡水で意識的に狙える場所もある。
最もたる例が『タマゾン川(多摩川)』。ここの生態系は、外資に喰われる日本企業のような構図になっている。
ワニのような風貌の”ガー”は、草食系イケメンが多い国内の淡水魚では、コイツに勝てるヤツはいないかもしれない。
「アリゲーターガー」を含む「ガー科」は、2016年3月14日に環境省が”特定外来種”に指定した。
現在は認知のための猶予期間(2年)にある。規制が開始されるのは2018年4月から。
法律の制限を受けず、釣れてもリリース出来るのはあと2年を残すのみとなる。
「ガーだって?よっしゃワイが釣ったる!」と行くのはNG!
揖保川にのさばっているガーを、「俺が釣ってやるぜ!」と釣りに行くのはNG。
同漁協は6月、川を泳ぐ1匹を初めて確認。見つかった場所は揖保川の支流の中川で、3年前からウナギの保護のため、生物の捕獲を禁止している。
漁協組合員と協力して、監視のもと、捕獲するのを試みるのは現実的かと。
なのでもう、ドキュメンタリーとして1番組を作るノリでの捕獲劇にするのがいいのではないか? と思う。
見える魚を捕獲させると一流なのはルアーメンかもしれない
特に魚類の外来生物は、駆除に四苦八苦しているニュースをよく目にする。
名古屋城の堀で発見されたアリゲーターガーを、罠で捕獲するドキュメントも見たことがある気がする。
その記事を探す中で、目を惹く見出しを見つけた。
市は今後近隣の漁師に捕獲を依頼し、破れにくい特注の網やわなを仕掛けることも検討。関係者は「プロの力でどうにか捕まれば」と話している。
漁師は魚を捕るプロには違いないけれど、特定の1匹を捕るなら釣り人が上じゃない?
肉食魚だから、ルアーで釣ればいいんじゃないかな……。
鋼鉄ワイヤーの網とか発注するより、釣るほうが安上がりでしょうに。
アマゾン川と戦ったアングラー達を呼んで、駆逐するまでのドキュメントとか見てみたい。
外来魚のリリース禁止について詳しく書いたこちらの記事もどうぞ。