外道のほうが美味い説3~ゴンズイ~

 

ヘチ釣りや根魚狙いの外道として名を馳せる「ゴンズイ」。私は愛をこめて「ゴンさん」と呼んでいる。

実は『ナマズ目』で、”海に棲むナマズ”である。

……どう進化したらそうなるのか、毒棘を保有しており、知らない者には洗礼(ボ)を与える。

 

毒がなければ、『H×H』の「ゴンさん」のように、見た目はキモいが愛される存在だったのかもしれない。

釣り人の扱いはとても雑だが、”おいしい魚”であることは知られていない。

 

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誓約のため死んでも毒が残るゴンさん

 

毒があるのは「背びれ」と「胸びれ」。

”毒棘(どくきょく)”と呼ばれるだけあって強力で、やわこい靴底など余裕で貫通しちゃいます。

タンパク毒なので、加熱すれば消失します。

 

 

死んでも毒は残るため、地上に放置されカピカピになっているゴンズイも、少なからず毒は有しています。

他には「ハオコゼ」「アイゴ」「アカエイ」など。

放置されたものは地雷と変わりないので、放置する人は自分で踏んで泣けばいい。

 

 

ゴンズイの下処理

 

 

キッチンバサミひとつあれば捌けます。包丁だけで全部やるのは至難の技。

大きくても20cmちょいだし、骨も強いわけではないので、意外とラク。

 

ゴンズイを食べよう①-下処理&鍋料理 : 房総フィッシング
11/22(土)、南房・乙浜港で深夜、良型ゴンズイが入れ掛りになりました。2014/11/22(土) 闇夜の大潮回り(乙浜港)『釣ったら食べる』『食べないなら釣らない』… と我が家のローカルルールを作って実践してきました。…が、実は色々と理由をつけて、食べずにリリースし

 

詳しくはこちらを参考に。

最大限に身を確保するためには、背びれと胸びれから、頭に向かって斜めに切ればOK。

 

 

鍋物には抜群にあうゴンさん

 

ゴンズイは良質な白身の魚。加熱すると甘みがでるので、「煮る料理」に向いている。

特に味噌汁は絶品とされる。”ぶつ切り”してぶち込むだけでいいので、調理としても楽。そして美味しい!

 

大衆魚を産地別に小学生並の感想で「うまいうまい」といいつつ、通ぶっている残念な人たちが多い。

そういう人達にこそ、こういう嫌われた雑魚を食べていただきたい。

ポエムでキャッチーな感想を聞かせてもらいたいものだ。

 

 

煮たり焼いたりしてみた~ゴンズイを食べよう~

 

真鱈の鍋が残ってる。これに入れちゃえ」と、適当に「ドーン」したやつは、写真を撮り忘れていた。

味としては「エゾイソアイナメ(ドンコ)」となんら変わりはないレベル。食べたことある人でも、皮をはいで身だけで食べさせると、違いを見つけるのも難しいんじゃないかな。

ドンコはゴンズイより大きくなるし、肝が大きく取れ毒棘がないので、その分だけ扱いやすく、好かれているだけなのかもしれない。

──こっちは冬のメインターゲットにもなる魚。一方ゴンさんは万年嫌われる魚

 

じゃあ今度は焼いてみようと、簡易的な蒲焼きにしてみた。

 

 

油をしいたフライパンに入れ、酒を入れて少し蒸す。

両面を焼いて火が通ったら、そこにあったオイスターソースを使い、味をつけてみる。

 

3日ほど寝かせたので、身のしっとり感が増しただけで食べづらい。全身尻尾みたいなものだから、筋肉も多くてほぐすよりもかぶりつくほうが楽。

味は悪くない、でも煮るほうが食べやすいことは確か。

 

 

ゴンズイは夜行性

 

日中でも釣れないことはない。ただし光が届かない影のような場所に限られる。

夜はもうゴンさんの世界で、日が沈みかけると急に釣れてきたりする。

これを見て「食べたい!」と思った奇特な方は、夜釣りに魚の切り身でも使って、港内でヘチ釣りをするのがオススメ。

 

 

私くらいの経験を積むと、引きとぶら下がっている感触だけで「あっゴンさんだ」とわかるくらいになる。

夜は他にも厄介なヤツがいるので、針にかかった魚は慢心せず、まずは照らして確認してほしい。

カサゴかと思ったらオニカサゴだった──なんてこともあるので。

 

ちなみに私は今まで毒魚にヤられたことはないです。

毒魚だからってぞんざいな扱いしていると、「ありったけの憎しみ」を持って爆発的な成長を遂げ、おしおきに来るかもしれませんよ。

魚を知る
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海釣りがメインで、たまに淡水もやります。2018年は身近な浜名湖で、ポイントを転々と釣り歩いてマッピングしたい所存。

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とある浜松アングラーの一生