こんなタイトル、誰が読んで得するのか……と、思う人は多いでしょう。
ちゃんとした理由はあるんです!
魚をバラシてしまう原因を理解すれば、バラシにくくなるでしょう?
失敗から学ぶことは多い。それは恥ずかしいことじゃありません。
“この記事のまとめ”
この記事では、釣りの失敗である「魚をバラしてしまう」原因とその改善方法について解説しています。釣り人が魚をバラす主な原因は、アワセ、ラインシステム、魚とのやり取りの3点に集約されます。アワセの際、強く引くことで魚の口に針がしっかり刺さらず外れやすくなります。対策としては、一定の力で引っ張り続けることが重要です。また、タックルやラインシステムも重要で、釣り場やターゲットに応じた適切な装備を選ぶことが必要です。さらに、魚を引き上げる際に「ポンピング」をすると、負荷が一時的に抜けて針が外れやすくなります。魚とのやり取りは、リールを巻くだけでも十分で、ロッドの動きは最小限に抑えるべきです。これらの改善策を実行すれば、バラしを防ぎ、釣りの成功率を上げることができます。失敗から学び、改善する姿勢が重要です。
間違いなくバラせる!魚のオートリリース方法
「魚をバラす」とは、針にかかった魚が外れてしまい、逃げられることをいいます。
なぜ針が外れてしまうかはこれから言及しますが、テクニックが全てじゃありません。いくつかの原因が重なると、外れる可能性が高くなります。
その原因は主に3点。原因はほとんどアングラー側にあります。
- 合わせがヘタクソ
- ラインシステムがヘタクソ
- ランディングまで(魚とのやりとり)がヘタクソ
魚をバラすと「俺ヘタクソやなー」って嘆く人は多い。でも改善しようと考えなければ、また同じことを繰り返すだけ。それでは何も進歩しません。
それでは魚をバラす方向で説明しつつ、改善する方法を探っていきましょう。
アワセは「ビシッ!」とキメるほうがバレやすい
よく釣り番組だと、「アタった!(ビシィッ)」とアワセている姿をみます。これは理由があって、見た目が格好よく映像映えするから──。
ハッキリいってこれでは、硬い魚の口を貫通できません。だからバラしやすくなります。
このバラしテクを応用すると、魚が乗った瞬間にまず重さを理解、リリースサイズぽいなら強くアワセず、そのまま適当に巻いてきましょう。魚が暴れてくれるならそれで外れます。波があるサーフだと、負荷が抜けやすくて外れやすい。
つまり、バラさないコツは一定の力で魚を引っ張り続けることが大事。
魚に耐えれないタックルとラインは使うほうが悪い
「港湾のシーバスタックルで磯のヒラスズキをやりたい!」……その願いは不可能じゃないけど、なんでわざわざ難しい選択をするの? と思います。
普通のスズキとヒラスズキは、魚としてあまり変わりませんが、釣りをする環境が違います。
- 港湾・サーフは障害物が少なく、ドラグずるずるでやりとりができる
- 磯は岩だらけでラインが切れやすくドラグをほぼ出せない。だからガチファイトをする必要がある
ヒラスズキは岩が多い磯が主戦場のため、魚に主導権を与えないよう、無理やり抑え込める耐久力が必要。だから港湾シーバスのタックルよりも、要求される耐久値が高くなります。
そのことから気付かされるのは……
「ラインが口で切られるなら、切られない太さにするか編んで強化すればいい。ラインが擦れて切れるなら、擦れても大丈夫な太さにすればいい」
魚とポイントの状況に合わせて組み上げるのがラインシステムですよ?
バレやすい魚のいなし方
ロッドで魚を持ち上げてリールを巻く「ポンピング」というテクニックがあるじゃないですか。あれってバレやすいやり方と知ってました?
ポンピングは魚を持ち上げたあと、一時的に負荷が抜けるため、ここで針が外れやすい。これがめちゃくちゃ重い魚ならいいんですけど、10kg以下の大して重くない相手にやると、余計に外れやすいです。
だからやりとりの際には──
- 引っ張られている時に巻こうとしない
- その時にロッドを上げ下げしすぎない
- ポンピングは細かくやるほうがテンションは抜けずバレにくい
以上のことを気にかけましょう。10kgくらいまでならリールを巻くだけでもいいんです。
【まとめ】魚をバラしたいなら負荷を抜こう!
バラしやすいファイトスタイルは、無駄にロッドを上下にあおる方法。
バラしにくいスタイルは、ロッドのおいしい角度を保ち動かない地蔵スタイル。
バラシを頻発するのはヘタクソです。「俺ヘタクソやなー」って嘆くのも間違いじゃない。釣り人はテクニックという言葉が好きだけど、「改善方法は?」となれば言葉を濁す。
「どうやったらバレるか」を考えれば、それをしないようファイトすりゃいいだけの話。
魚とのやりとりを、実際に経験して上手くなるより、「魚が何故引くのか?」「どうやって泳いでいるのか」を理解すれば、おのずと対処法も生まれます。
第一人者というのは、自ら試行錯誤した結果、ようやく理論を築いた人のこと。真似るのは簡単ですが、実行するには理論を理解しなければ同じ失敗を繰り返すだけ。