「つれづれダイアリー」を読むことで魚釣り初心者をゆうに脱却できる説

 

草野ほうき先生が描く、イイ匂いがしそうなJKフィッシングライフマンガ。

「つれづれダイアリー」2巻が発売されました!

浜松市の観光協会は、はやく釣り紹介バイブルとして推し、沿岸域の活性化したいのならあくするんだよ。

 

感想を手短にいうと──

「発売時期と内容があわさり最強にみえる」、て感じです。

1巻の感想はコチラ

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「つれづれダイアリー」1巻と2巻で大半の魚釣りの基礎は備わる説

2巻を読み終えて、とある浜松アングラーである私は悩んでいた。

1巻のレビューをアップしたあと、まさか作者にブログを捕捉されているとは露知らず、タコ壺に入っていた所を拾い上げられた気分だった(検索順位で公式関連を除けば1位なのは晒し栄誉だが)。

世の中って広いようで狭いんだなと。

今読み返すと、「地元舞台のカワイイJK釣りマンガだヒャホゥーイ!」のテンションで駆け抜けている。

……カワイイは言い尽くしたので、それとは違う路線で行きたいところ。

 

ここはひとつ──、魚釣り指南系ブログの弱点を露呈させ、マンガというメディアがいかに教えることに特化しているかを伝えようと思った。

 

「浜名湖で釣りをしてみたい? ならこのマンガを読んでから訪ねてきてよ!」

と提案したいくらい、つれづれダイアリーは魚釣りをはじめる(導入)ための、時間対効果は抜群だと思う。

マンガにはそのくらいの力があると、説明したい。

たとえばリールにラインを巻く作業を説明しようとするよね?

これを文字だけで説明すると──

リールにラインを巻く際には、まずロッドにリールを装着して、ラインが巻いてあるボビンを回転しやすい状態で固定する(中央の穴を指で抑えるか、細い物を通すか)。リールに1番近いガイドを固定し(継竿なら不要)、そこにボビンからのラインを通して、リールのスプールに結束する(結び方は割愛。適当でも動かなければOK)。あとはリールのハンドルを回してラインを巻き取っていくだけだが、ボビンかラインを抑えなるたけ負荷をかけつつスプールに巻き取っていく……

て感じになります。

「なげーし! わかりにくいし!」って声が聞こえてくるようです。

 

まあ書いた本人も、「ざっくりしすぎてよくわかんない」と首をかしげる。

“ざっくり”を解消するため、更に詳細を足そうすれば、短編小説に応募できちゃう文字量になりかねない。

たかが「リールにラインを巻く作業の説明」に、それだけの文章を羅列されて、誰が最後まで読めるのでしょうか。

 

これがマンガになると、こんな感じで簡潔に伝えることができます。

 

 

最もやりやすい方法──初心者に説明する方式ではこのスタイルが定石でしょう。

この1コマだけで、「ロッドの構え方」「どのガイドにラインを通せばいいか」「ボビンにボールペンを通して足の指で挟めばいいんだ!」「電撃萌◯なら確実にスカートだよね…」などの情報が得られます。

 

タコ実釣に関しても──

ルアー(タコエギ)をキャストしてボトムを取り、なるべくボトムから離さないよう、ずる感覚でリトリーブする。

用語を知っている人には、これだけで伝えることはできます。

しかし、何も知らない人は「日本語でおk」となってしまいます。

 

 

これだけで「糸ふけ」がどういう状態であるか、硬い物にルアーが当たるとどういう感触が伝わり、水中ではどのような状況であるか……などの情報が明確にわかります。

文章だと、「キャストしてボトム──」くらいで大半がサヨナラするでしょう。

 

指南書は「全てを語る前にいかに飽きさせないか」が重要。

それなら文字量を減らせばいいですが、それだけで全て伝えるのは難しいジレンマも。

「ひと目でわかる絵」は、伝えるのに最も効果的な手法なのです。

JKにできる釣りならワイにもできるかも……

アリスちゃんがもしもショートパンツのパジャマ派だったら、リールにラインを巻く構図は私だけではなく、多くのムッツリが「ありがとうありがとう」と勝利の右手を掲げているであろうと感じます(豚並感)。

それはさておいて、1巻から2巻までを総合すると……

 

  • シーバスルアーからタコエギ釣りを実践から説明
  • エサを使う投げ釣りからウキ釣りも網羅。クサフグ兄貴は空を飛ぶ
  • タックルの選び方から準備まで。仕掛けの結び方も
  • 魚によって狙いやすいポイントから美味しく頂くまでの過程を学べる
  • 魚釣りにおけるマナー指南も兼ねている
  • 橘さんがオールラウンダーすぎて多くのにわかアングラーが瀕死

 

あれ? これ読むだけで、浜名湖で釣りをするには特に困らなくね?

浜名湖の初夏といえばタコ釣りだよね

活蟹のテンヤからはじまり、ソフトな疑似蟹テンヤと進化し、今ではタコエギが主流となったタコ釣り。

タコ専用タックルもシーバスほどではないが、ここではヒラメより多いかもしれないレベル。

そのくらい、浜名湖では人気のターゲットです。

 

前巻の引きでタコ釣りが予告されていましたが、2巻はおよそ半分がタコさんで占められている。

タコ釣りのシーズンは、梅雨の前から終盤が夏の終わりまで。

ちょうど今のタイミングが最良で、早く釣りにいくほうが数は釣れやすいが、小さめになります。

デカイのが多くなるのは終盤で、成長を考えれば当たり前の話になりますね。

実は高級のマダコが釣れる浜名湖

「駿河湾のタチウオはサクラエビを食べて育つから美味」とされているように、浜名湖のタコはクルマエビやワタリガニを食べて育つため、美味とされています。

知名度こそ低いですが、市場単価では全国屈指で、ブランド品として名高い「明石の蛸」の次点くらい重宝されています。

手軽に鮮魚が買える場所では、海外産と比べ高額になってしまうため消費者の手が伸びず、地元でもアカムツより見かけることは少ない。

 

「なら釣ってしまえばいいじゃない?」──てわけですね。

 

 

そのノウハウが詰め込まれているのが、つれづれダイアリー2巻です。

「浜名湖タコ釣りバイブル」は、もうこれでいいんじゃないかな……。

浜名湖の釣りは有名だが、ポイントはクローズドだったりする

釣具店がコンビニ並に点在し、魚種の豊富さも相まって、浜名湖は『釣りのメッカ』として全国区の知名度。……らしい。

ポイントを明かすことは、性癖を晒すより避けたい事柄なのは、同じ釣り人であればわかるでしょう。

負を代弁すれば、「混んで釣りがしにくくなるのは困る」わけです。

 

浜松市が舞台の釣りマンガを聖地化して紹介したとして、どれだけの集客があるかは未知数。

現状より釣り人が増えるのなら、現地のアングラーは良い気がしないでしょう。

釣具店は釣り客が多くなるほど稼げるかもしれない、けど人が増えすぎると既存客、そして地元民が離れやすい。

それは富士山が世界遺産となったことでも問題になりました。

釣りマンガがマナーを学べる機会になれば

釣り人が最初に訪れる場所って、やっぱり釣具等を販売している店舗なわけですよ。

でもそこだけで「釣り場のマナー」を全て知ることは難しい。

物を売ることが生きる糧なのだから、「買うのです」との文言が、web広告のように並ぶのも不思議じゃないし合理。

魚釣りをたった1人ではじめようとして、楽しく正しく学んでいくのは、意外と難しい。

 

釣りを知らなかったアリスは、釣り好きの音々子に興味を持つことがキッカケで、魚釣りの世界に足を踏み入れます。

健全アングラーの鏡でもある音々子と行動を共にすることで、間違ったこと危険なことを窘められ、安心安全で法令を遵守しつつ楽しめるよう学んでいくことでしょう。

 

 

これを読んで釣りをはじめた方は、アリスと同じように成長してもらいたいものです。

 

マナーが悪い人って、そういう人と出会えなかったから──と考えます。

「つれづれダイアリー」は、女子校正が普通に(?)釣りをするだけのマンガ。

登場人物は架空であっても、彼女たちが行っていることは、現実でも出来ること。

 

「これから釣りをはじめてみたい!」と考えている方は、アリスと音々子と共に学んでいってほしい。

アライブ本誌を購読するか、1話ずつ配信しているサイトを利用するか……。

それでも足りないと感じれば、健全なアングラーと知り合うのが進歩への近道でしょう。

アライブ本誌以外でも「つれづれダイアリー」が読めるウェブサイトのまとめ

つれづれダイアリーは、漫画を読める各ウェブサイトでも見ることができます。

まずはここから試し読みとして見るのがいいでしょう

 

 

掲載最新話は海釣り公園でサビキ釣りです。音々子サンの華麗なサビキテクが見れますよ。

 

俺、実はポニーテール萌えなんだ。

 

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海釣りがメインで、たまに淡水もやります。2018年は身近な浜名湖で、ポイントを転々と釣り歩いてマッピングしたい所存。

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とある浜松アングラーの一生