「この日に行きたいのですが」と今回の管釣り釣行を決めたら、もれなく台風が2回きた私です。
そんなこんなで前回より3ヶ月ほど経過した久しぶりの釣りは、ン年振りとなる淡水管理釣り場にて。
高地では紅葉がはじまっているところもある長野県。
その山あいにある平谷湖フィッシングスポットへ行ってきました。
訓練されすぎた魚たちが待ち受ける
淡水の管理釣り場は、もはや何年振りか思い出せないくらい久しぶり。
今後はちょくちょくフレッシュなほうをやりたいので、その一歩として、季節がら紅葉も楽しめる長野県の釣り場を選んだ。
山頂付近やスキー場がある所は赤くなりかけており、それを目当ての観光客も多く感じた。
日曜に台風22号が通過し、月曜には冬型が強まったので、3000m級の山では雪模様。
「気温10度ってどんな格好すればよかったっけ?」と、水温低下でお魚さんのやる気ナッシンを懸念していた。
──あらかじめ予定していた日を、前日に無理やりずらさないと釣りが難しい運命力は、ほんと勘弁してもらいたい。
HPでは前日と当日の気候と水温がチェックできるのがいいですね。
(推移を知らないと意味がないけど)
この日のために、ソルトのPEから巻き直したトラウト用フロロ。
買ってから最初に釣り上げたのは「カサゴ」という、稀有なトラウトロッドでスタート。
とりま昔からあったスプーンにちょっと買い足して15種ほど。
魚を持ち帰ることは考えてなかったので、C&Rのみのエキスパートエリアでスタートしたにわかです。
訓練されすぎたマスたちに翻弄される
「見える魚を釣るのは難しい」とは聞くが、こういう場所では見える魚しかいない。
軽いスプーンには向かない深めの水深。
水はクリアなので底まで見えるはずなのに、日陰になっているからドス黒い湖底に見える。
30cm前後の若いマスは上にいるので、まずは反応を見てみましょう。
派手めの色は追っかけてくるけど近づいてこない。
小さくすると距離を縮めてくるが、ヒョイパクとはいかない。ならばと大きくすれば見向きもしない……。
あれこれやっているうちにスレ掛かりした1匹はノーカンとして、手持ちで釣れるスプーンがあるか不安になってきた。
1gで小さめのスプーンなら、着水から2秒内で「やべっ間違った」的なアタリはある。
これで1匹仕留めたけど、スラッグ取るうちに口を離しているパティーンが多かった。
底の形状はほぼ砂地らしいので、ボトムも丹念にやってみたけど、魚が触れる感じもなし。むしろ魚の上にルアーが乗る感じはたまにする。
目の前でひらひらフォールさせると、「おっ?」て反応するヤツもいるが、その時点で無視されている気がする(哲学)。
巻きだとウォブンロールより動きが少ないローリングのほうが反応はよかった。
……となれば地味色しかないな。
黒色のローリングに替えたら「集魚剤かよ」てくらい集まってくる────
が、食わない。追いかけはするけど、それより早く泳いで食う気がないように感じる。活性が悪いよりも、そもそも興味がないように感じる。
まあそこで食わせるのがテクニックだろう。
が2g主体に選んだスプーンなので、そのうちの1gが重い。ソルトでの1gなんて小数点みたいなものなのにね。
「ハゼみたいに貼り付いているニジマスがいる」と気づいて写真をとったら動き出しやがった。
毎日のように同じようなルアー見てれば飽きるワナ
管理釣り場で実感できるのは「魚のスレ」
同行者のフライは入れパクレベルに対して、スプーンは目に入った瞬間「ヤバイヤツ」と思われている感じ。
こうなると1投ごとに交換するか、死角から鼻先にチラ見せで食わせる精密さがほしいところ。
20gのジグを投げる精密さは慣れているものの、数gのスプーンに慣れないやわらかタックルなので、そこがもどかしいところである。
見やすいアルビノくんを相手に練習していたが、いつのまにか周囲に居なくなっていた件。
時刻は16時にさしかかるところ──。
気温も下がって冬の寒さを先行体験している最中、ぼちぼち帰ろうかと考えつつ、釣行ブログで必要なものはなんだろうかと脳内で整理していた。
まだ魚の写真を撮っていないやん? んで黒のローリング1.5gで釣れたニジマスちゃんがコチラです。
ここだけ抜き出すとなんだかウマそうに感じる不思議! まあ写真撮るのがわずらわしかった理由もあるんですよ。
水面との段差がそこそこあるので、水中で網越しに魚へ手を当てて「ほーらこれが釣れた魚だよぅ」ってよくある構図で写真を撮ろうとすると……
もれなく寒水ダイブする未来しか見えなかったからですよ。
撮影するにはラバーネットのほうが確実にいいですね。買うの忘れてた。
今年はウェーディングをちょくちょくやろうと考えていて、管釣りにも使えるし丁度いいなと思っていましたが──
釣りの予定立てるとほぼ雨やら荒天になるので、釣りに行くことを9月頃から諦めてたのが私です。
「初見で攻略するなら」の最善手?
初見の管理釣り場攻略を考えると、1~5gのスプーンを1g刻みで最低5色ずつ、明るめから地味を揃えたい。
アクションもウォブリングとローリングで区別して、フォルムも細身から太めまで満遍なく欲しい。
なので別種50個くらいあれば、釣れるスプーンの選択肢には困らないと思う。
小型プラグでミノーとクランクがあれば、高活性と低活性で使いわけれるし、最終手段としてはスピナーなど振動を出すバイブ系やろなぁ。
今回は50cm以上のヤツが底付近にしかいなかったので、サイズ狙うなら”ハゼクランク”的なのでボトムネチればいいかなと。
──とまぁ、知らない場所ほどルアーの種類が必要になるのがルアーフィッシングでしょう。
でも慣れて「これしかない」と決め打ちできるホームな場所になれば、用意も少なくコスパが良くなるのも、辿り着くべき地点かと考えます。
スレた魚をどうにかするのを考えるのが楽しいので、月イチくらいで転々と行ってみたいですな。
帰りはR257からで、どんぐりの里で「山菜炊き込みご飯の素」にりんごを買いました。
愛知にあるけどいつも信州のリンゴがあったり、漬物や燻製などあったりと、物販眺めるだけでも面白いです。
地酒の生酒が気になったけど、あまり飲むほうじゃないからワンカップサイズでいいんだよなぁ。