古より釣れると評判のルアーカラー「レッドヘッド」。
赤と白のみで構成された単純なカラー。
しかし、現在でも初期カラーに入るほど根強い人気と実績あります。

「なぜ釣れるのか?」について考えてみましょう。
ポチップ
この記事のまとめ
ルアーカラー「レッドヘッド」は、古くから釣れると評判で、特にナイトゲームにおいてシーバスを狙う際に高い実績を持つカラーです。「レッドヘッド」が釣れる理由は主に3つ考えられます。1つ目は赤色が魚のエラを連想させ、小魚だと認識させること。2つ目は赤と白のコントラストが、どちらかを餌と認識しやすく、ルアー全体を小さく見せることで食いつきやすくすること。そして3つ目は自然界には存在しない色合いで目立つためです。また、ルアーデザイナーの見解によると、赤い部分がルアーの不自然な動きをカモフラージュし、より自然のベイトに近づける効果があるとされています。特に夜間に白色が目立つため、ナイトゲームでは特に有効なカラーです。
まずは結論の早見表から。レッドヘッドを「迷わず投げるべき場面」と「別のカラーに任せる場面」を先に押さえておくと、このあとの理屈がすっと入ってきます。
| 状況 | レッドヘッドの適性 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| ナイトゲーム(常夜灯・月明かりあり) | ◎ もっとも得意 | 白の視認性と赤のコントラストが最大限に活きる |
| 朝夕のマズメ | ○ 有効 | 薄明るい時間帯はシルエットと明滅が武器になる |
| 軽い濁り | ○ 有効 | 白ボディの輪郭がぼやけにくい |
| デイゲームの澄み潮 | △ ナチュラル系を優先 | フラッシング系のほうが見切られにくいとされる |
| 激濁り | △ チャート・ゴールドを優先 | より強いアピールが必要になりやすい |
| 灯りのない闇夜 | △ グロー系も検討 | 拾う光がないと白の存在感も落ちる |
ひとことで言えば、レッドヘッドは「夜・マズメ・軽い濁り」で輝く一軍カラーです。ではなぜそうなるのか、順に掘り下げていきます。
ナイトゲームでレッドヘッドがよく釣れる理由

ポチップ
「レッドヘッド」はシーバスルアーで実績があるカラー。
特にナイトゲーム(夜)で有効とされています。
ルアーはベイト(エサとなる小魚)を模したものだから、ベイトに合わせた形と色に寄せて、違和感をなくしたほうが釣れるんじゃないかと感じます。
しかし、市場にあふれるルアーは派手な色が多くなりました。
特にレッドヘッドは赤と白で構成され、水中にはまず居ないタイプのカラーリング。

……じゃあなんで釣れてしまうんだろうね。
レッドヘッドにある3つの釣れる要素!
なぜレッドヘッドは釣れるのか。その説は3つほどあります。
- 赤色をエラだと思いこんで小魚だと認識する
- 赤と白のどちらかを認識して食ってくるため
- 自然界にいないからこそ目立つ
根強い意見は(1)。
確かにエラは赤色だし、小魚を追いかけるとチラチラ見えるはずだから、間違いじゃない。
合理的に考えるなら(2)(3)ですね。
レッドヘッドは赤と白で二分されているため、どちらかの色をエサと認識するなら、ルアーの全長よりも小さく見えるから、口に入りやすい手頃なエサと思うのかもしれません。
特にナイトゲームで有効なのは、真っ暗な水中でも白が目立つからだといわれています。
ルアーメーカーが語る「レッドヘッドが釣れる理由」
「TAKLE HOUSE」のルアーデザイナーさんのブログで、レッドヘッドが釣れる理由が書かれています。
リップ付のミノーは泳ぐとき、尻尾を振っているように見えますが、このとき頭部も何分の一かで振れています。支点、つまり動かない部分が丁度レッドヘッドの色分けした位置ぐらいにあるのです。
ところが実際の魚は頭部をそんなに激しくは振りません。その点、リップ付のミノーの動きは変なのです。レッドヘッドの赤い部分は、この変な部分を見えづらくするのに役立っているのかもしれません。目立つのは後半部分が主ですから。レッドヘッドというカラーについて。 |K-TEN Laboratory
話を要約すると、より自然のベイトに近づけるには、頭を動かさないルアーを作るべき! みたいな内容。
たしかに自然に泳いでいる魚は頭をブンブン動かしません。
レッドヘッドの赤は魚でいう頭部に位置します。
赤色は魚に見えにくい色。レッドヘッドが動くと、頭の部分が魚から見えにくいため、泳ぐ姿を自然のベイトに近づけることができるのだと語っています。
てことは、レッドヘッドはリップ付きミノーで特に有効なカラーだといえるでしょう。
- ルアーが動くと白色の部分がめっちゃ自然なベイトの泳ぎに見える
- 夜は白色がより目立つので効果が高い
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裏取り編:明暗とシルエットの科学で「釣れる理由」を検証する

ここまで紹介した「エラ説」「二分割説」「目立つ説」、そしてルアーデザイナーの「支点カモフラージュ説」。どれも説得力がありますが、実は光の物理の面からも、レッドヘッドが夜に強い理由はかなり説明がつきます。
赤い光は水中でいちばん早く消える
太陽の光にはいろいろな波長の光が含まれていますが、水は波長の長い赤い光からどんどん吸収していく性質があります。水深が増すにつれて赤、オレンジ、黄色の順に光が減っていき、深くなるほど青や緑だけの世界になります。ダイビングの世界では有名な話で、真っ赤な魚やサンゴも、水中では灰色がかったり黒っぽく沈んで見えるのです。
これをレッドヘッドに当てはめると面白いことが分かります。私たちには「赤い頭」に見えているあの部分は、水中のシーバスからは「赤」というより「黒っぽい影」として見えている可能性が高いのです。つまりレッドヘッドの正体は、実質的には「黒い頭+白いボディ」という明暗差そのもののカラーだと読み替えられます。
夜の魚は「色」ではなく「明暗差」でルアーを捉える
夜間や濁った水中では光量そのものが乏しいため、シルバー系の反射(フラッシング)はほとんど機能しません。この状況で魚がエサを見つける手がかりは、色の違いよりも、明暗のコントラスト・シルエット・動きだと考えられています。
白いボディはわずかな常夜灯や月明かりを拾ってぼんやり浮かび上がり、赤(=水中ではほぼ黒)のヘッドはくっきりした影になる。泳がせれば白と黒が交互に明滅するわけで、夜の水中でこれほど「気づかせる力」に特化した配色はなかなかありません。K-TENのデザイナーが語る「赤い部分が不自然な首振りを隠す」という説とも矛盾せず、むしろ補強し合う関係です。
古くからの経験則だった「レッドヘッドは夜に強い」は、光の減衰という物理と、夜の魚の見え方という2つの面から裏付けられる、というのが本記事の結論です。
なお、レッドヘッドに限らず「そもそもルアーカラーはどういう基準で選ぶべきか」という土台の考え方は、釣れる最強ルアーカラーを選択するベスト(万能)プラクティスで体系的にまとめています。カラー選びに迷いがちな方はあわせてどうぞ。
レッドヘッドが「効く」とされる場面を整理する

レッドヘッドは赤と白という強いコントラストを持つカラーなので、いつでも万能というよりは「効きやすい状況」がある程度はっきりしていると言われています。理屈で全部を説明できるカラーではありませんが、現場での使われ方を見ると、おおむね以下のようなシチュエーションで投入されることが多いです。
濁りが入ったときは、レッドヘッドの出番のひとつとされています。水が濁るとシルバー系のフラッシング(反射)が効きづらくなる一方で、白いボディはシルエットがぼやけにくく、赤いヘッドがアクセントとして残りやすいと言われます。激濁りまで進むとチャートやゴールドのほうがアピールは強いとされますが、軽い濁り〜常夜灯まわりの適度な濁りなら、レッドヘッドは「まず投げてみる一手」として選ばれやすいカラーです。
朝夕のマズメや、わずかに光量があるナイトゲームも相性が良いとされます。完全な暗闇ではなく、月明かりや常夜灯、空がうっすら明るい時間帯では、白の視認性と赤のコントラストが両方とも活きやすいと考えられています。逆に、街灯ひとつない真っ暗な場所では、後述のグロー系のほうが存在感を出しやすい場面もあります。
低活性で反応が渋いときに、ナチュラル系とは違う刺激を入れる目的で使われることもあります。元記事で触れた「赤と白に二分されることでルアーが小さく見える」効果や、弱った魚・出血を連想させるという説は、いずれも『〜かもしれない』の域を出ませんが、ベイトそっくりのカラーに見切られた魚へ別系統のシルエットを見せる、という考え方で投入される一手です。
まとめると、レッドヘッドは「クリアな澄み潮のデイゲームでナチュラルに攻める」というよりは、濁り・薄暗さ・コントラストが武器になる場面で力を発揮しやすいカラーだと整理できます。
レッドヘッドと定番カラーの使い分け早見表

レッドヘッドだけで全状況をカバーするのは現実的ではありません。シーバスのルアーカラーは「細かい色味」より「カラー系統」で考えると整理しやすいと言われています。代表的な系統と、それぞれが効きやすいとされる状況を一覧にまとめました。あくまで一般的な傾向であり、その日のベイトや潮の色で前後する点は前提としてください。
| カラー系統 | 効きやすいとされる状況 | 主なねらい・特徴 |
|---|---|---|
| レッドヘッド(赤頭+白ボディ) | 軽い濁り/薄暗いマズメ・常夜灯まわり/低活性 | 白の視認性+赤のコントラスト。シルエットがぼやけにくい |
| パールホワイト系 | ナイト全般のオールラウンド | 夜にまず投げる定番。白の存在感で広く探れる |
| チャート(蛍光)系 | 濁り〜激濁り/デイのローライト | シルエットがはっきり出る強アピール。濁り時の切り札的 |
| イワシ・ナチュラル系 | 水が澄んだクリアな状況/デイゲーム | ベイトに似せて見切られにくい。フラッシングで誘う |
| ゴールド・赤金系 | 朝夕マズメ/濁り/曇天など光量が少なめ | 弱い光でも反射しアピール。光が届きにくい状況で有効とされる |
| グロー(夜光)系 | 真っ暗な夜/深場・広く探るとき | 自ら発光し最大級に目立つ。ハマると爆発的だがスレも早い |
ざっくり言えば、澄んだ水・デイはナチュラル系、濁り・薄暗さはアピール系という軸が基本になります。レッドヘッドはその中間〜濁り寄りに位置するイメージで、パールホワイトより一段コントラストを効かせたいときに選ぶ、と考えると使い分けがしやすくなります。
「フラッシング」と「シルエット」どちらで見せているか

カラー選びで迷ったら、ルアーを「光の反射(フラッシング)で見せたいのか」「影絵(シルエット)で見せたいのか」という視点で分けると整理しやすいと言われています。この二つは、効きやすい時間帯や水色がほぼ逆になるからです。
デイゲームや水が澄んだ状況では、シルバーやホロ系のフラッシングが主役になりやすいとされます。光が水中に届くため、キラッとした反射でリアクションを引き出す発想です。一方、ナイトゲームや濁った状況では反射が効きづらくなるため、はっきりした影=シルエットで気づかせるほうが理にかなうと言われています。レッドヘッドやパールホワイト、チャート、ブラックといった「シルエットが出やすいカラー」がナイトで定番とされるのは、この理由が大きいようです。
レッドヘッドは白ボディがシルエットを作りつつ、赤いヘッドでコントラストの境目を生むカラーなので、「シルエット側」の発想で使うのが基本です。デイの澄み潮でわざわざレッドヘッドを多投するより、ナチュラル系のフラッシングに任せたほうが噛み合う、という整理になります。
この「夜は影で見せる」という整理は、ルアーだけでなくエギのカラー選びにも通じます。エギ王Kの夜・濁り・日中のカラー使い分けでは、赤テープ系シルエットと490グローの切り替えを同じシルエット理論で解説しています。
ナイトゲーム実釣パターン:レッドヘッドの使いどころ

理屈が分かったところで、実際の夜の現場でどう使うか。シーバスのナイトゲームを想定して、ポイントの撃ち方・レンジ・時合の3点に分けて整理します。
常夜灯・橋脚まわりの「明暗」を順番に撃つ
夜のシーバスゲームで最重要とされるのが、常夜灯や橋の照明が作る明暗の境界です。明るい側にはプランクトンや小魚が集まり、シーバスは暗がりに身を潜めて、明部から流れてくるベイトを待ち構えているのが基本の構図とされています。
攻める順番は「①明るい側 → ②明暗の境界 → ③暗い側」が定石。いきなり暗部へ撃ち込むと、そこに着いている魚を散らして場を荒らしてしまいます。流れがある場所なら、上流側の明部にキャストしてラインを張らず緩めず、境界へ送り込むドリフト(U字メソッド)が効果的です。
レッドヘッドはこの「境界をまたぐ釣り」と相性が良いカラーです。明部では赤白のコントラストで気づかせ、暗部に入った後も白ボディの存在感が残る。明暗どちら側でも仕事をしてくれるのは、二色に分かれたこのカラーならではの強みといえます。
レンジは上、リトリーブはゆっくりが基本
夜のシーバスは上を意識してベイトを追っていることが多く、まずは表層〜水面直下をデッドスロー気味のただ巻きで通すのが基本とされています。速く巻いてアクションを出しすぎるより、白ボディの明滅だけをゆっくり見せるイメージです。頭(赤)が影になって動きの不自然さを隠し、白い後半部だけが自然に揺れて見える——まさにK-TEN説の実践形といえます。
表層で反応がなければ、レンジを50cm〜1mずつ刻んで下げていきます。リップ付きミノーのレッドヘッドが定番とされるのは、この「一定レンジをゆっくり引ける」性質とカラーの相性が良いからでもあります。
時合は「潮が動く時間」と重ねる
カラーがハマっても、潮が止まっていては魚の活性が上がりません。潮汐表で上げ・下げの潮が効いている時間帯と、マズメや常夜灯の点灯時間を重ねられると釣果は安定しやすくなります。とくに流れの強い水道部や河口は、ドリフトでレッドヘッドを流し込む釣りの絶好の舞台です。
当ブログのホームである浜名湖なら、今切口周辺がまさにその代表格。ポイントの選び方や流れの読み方、ドリフトの実践はシーバスゲーム完全攻略|浜名湖・今切口でのルアー選び・ドリフト・ポイント攻略法で詳しく解説しているので、実釣のイメージ作りに役立ててください。
反応がないときのカラーローテーションの考え方

同じカラーを長く投げ続けると、シーバスがそのシルエットや動きに慣れて反応が鈍る(いわゆるスレる)と言われています。だからこそ、何投かして反応がなければ系統を変えてみる「カラーローテーション」が有効とされています。ポイントは、なんとなく色を変えるのではなく、何を変えているかを意識することです。
変える軸は大きく三つあると考えると分かりやすいです。ひとつ目は系統(アピール系とナチュラル系の切り替え)。反応がなければ、ナチュラル系からレッドヘッドやチャートのアピール系へ一段上げる、あるいはその逆を試します。二つ目はシルエットの濃さ。白っぽいカラーで気づかせるか、ブラックやチャートでくっきり見せるかを切り替えます。三つ目は明滅・発光で、最後の手段としてグロー系を短時間だけ入れる、という使い方です。
夜の港まわりを例にすると、まずパールホワイトやナチュラル系で様子を見て、反応がなければレッドヘッドでコントラストを足し、さらに渋ければチャートやゴールドでアピールを上げ、移動前の最後にグローを短時間だけ試す、という流れが一例として挙げられます。グロー系は強烈に目立つぶんスレを早めるとも言われるため、序盤から多投せず切り札に取っておくのが無難とされています。
レッドヘッドは、この流れの中で「ナチュラルとアピールの橋渡し役」として組み込みやすいカラーです。万能を狙うより、濁り・薄暗さ・スレ対策という得意分野で一手として差し込む。そう捉えておくと、古典カラーながら現代のローテーションにも自然に居場所が見つかるはずです。
カラーを替えても反応がないときは、季節によってベイトそのものが入れ替わっている可能性もあります。冬の代表例は、ハタハタパターンで使う「ブラストシャッド」の徹底解説でパターンに合わせたルアー選びを紹介しています。
レッドヘッドが効かない状況と代替カラー

ここまで持ち上げてきましたが、レッドヘッドは万能カラーではありません。苦手な状況をあらかじめ知っておくと、「投げ続けて時合を潰す」失敗を避けられます。
デイゲームの澄み潮は、もっとも分が悪い状況とされています。光が十分に届く水中では魚からルアーがはっきり見えるため、自然界に存在しない赤白の配色は違和感が先に立ちやすく、イワシ系などのナチュラルカラーやフラッシングに任せたほうが見切られにくいと言われています。
茶色く濁った激濁りも苦手です。白いボディの輪郭すら霞んでしまう水色では、シルエットがくっきり出るチャート系や、少ない光でも反射するゴールド・赤金系のほうがアピール力で勝るとされます。
月も常夜灯もない完全な闇夜では、白が拾う光そのものがないため、レッドヘッドの持ち味が半減します。この場合は自ら発光するグロー系か、逆に割り切って影を最大化するブラック系が候補になります。
もうひとつ見落としがちなのがベイトが極端に小さいパターンです。ハクやアミなどのマイクロベイトを偏食している状況では、はっきりしたシルエットがかえって不自然に映るとされ、クリア系の小型ルアーに分があります。「レッドヘッドに替えたのに反応が消えた」ときは、ベイトのサイズ感を疑ってみてください。
見切りの目安としては、通すコースとレンジを変えながら数投して反応がなければ、上で紹介したローテーションの考え方に沿って系統ごと替えるのがおすすめです。
シーバスだけじゃない!対象魚別レッドヘッド適性

レッドヘッドはシーバス専用カラーではありません。「白の視認性×赤(影)のコントラスト」という仕組みは魚種を問わず通用するため、ソルトルアー全般で定番カラーとしてラインナップされ続けています。主な対象魚ごとの適性を整理しました。
| 対象魚 | 適性 | 使いどころの目安 |
|---|---|---|
| シーバス | ◎ | ナイトゲーム・マズメ・軽い濁りの一軍。本記事のメイン対象 |
| タチウオ | ◎ | 夜行性で光への反応が強く、白+赤系はワインドやテンヤでも定番とされる |
| ヒラメ・マゴチ | ○ | サーフ用ルアーの定番色。朝マズメや波気で濁った日に強いとされる |
| メバル | ○ | 常夜灯まわりのプラッギングで白系シルエットが効く場面に |
| 青物(ブリ・サワラ等) | △〜○ | 基本はフラッシング系優位。曇天やローライト時の差し込みに |
とくにタチウオは、夜に灯りへ集まる小魚を捕食する魚だけあって、白いボディの明滅がよく効くとされ、赤白系はどのメーカーのタチウオ用ルアーにもほぼ必ず設定がある鉄板カラーです。ヒラメ・マゴチのサーフゲームでも、朝マズメの薄明かりや波打ち際の濁りでシルエットを出したい場面の定番として、多くのミノーやシンキングペンシルにラインナップされています。
「シーバス用に買ったレッドヘッドが、そのままタチウオやフラットフィッシュにも流用できる」——タックルボックスの一軍に据えやすい理由はここにもあります。
まとめ:レッドヘッドは「夜と濁りの一軍」として使い倒す

- 釣れる理由は「エラ説」「二分割説」「目立つ説」に加え、デザイナーの「支点カモフラージュ説」がある
- 物理的には、赤は水中で黒い影になり、白との明暗差が最大化される配色といえる
- 得意なのはナイトゲーム・マズメ・軽い濁り。澄み潮のデイ・激濁り・闇夜は代替カラーへ
- 明暗の境界をドリフトで流し込む釣りと好相性。レンジは上、リトリーブはゆっくりが基本
- タチウオやヒラメ・マゴチにも流用できる、タックルボックスの一軍カラー
単純な赤と白の二色に、これだけの理屈が詰まっているのがレッドヘッドの面白いところ。100年近く前から使われてきた古典カラーが、今もカタログから消えないのは伊達ではありません。次のナイトゲームでは、明暗の境界にレッドヘッドをそっと流し込んでみてください。

「なぜ釣れるのか」を知って投げるルアーは、信じて巻き切れるぶんだけ釣果も伸びますよ。






