かじられたワームを見て「ムヒョーw」としている人に知ってもらいたい

かじられたワームはバイトの証! それをSNSに「むほほー!」とアップしている人を見かけます。

──”かじられたワーム”はどこにいったのでしょう? それは魚がプラスチック製品を食べてしまった証です。活動家がDMを打つ準備をしているかもしれませんよ?

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ワームを食べれば魚もワーム臭くなる

ルアーフィッシングでゴム製品のワームは、その柔らかさから自然の生物に近い動きをします。なので警戒心が弱まり、硬いルアーより釣れやすい傾向がります。だからワームは人気のルアーなのです。

ゴム製品の素はプラスチックです。海洋環境の改善策に、マイクロプラスチック問題が必ず挙がります。ワームも例にもれず、自然が分解消滅できない”異物”であります。そして……

魚がワームを体内に入れてしまった場合、魚自体に健康被害が出ることはわかっています

ワーム禁止の淡水エリアが増えた理由

ワームによる魚への健康被害はいくつかあります。

  • 体内に蓄積しすぎて窒息、もしくは胃袋がパンパンになり死ぬ
  • 分解しようとする過程で体内に臭いが移る
  • 細かいゴムを排出し、水底に溜まって水質悪化
  • 悪化した水質のせいで二次被害

これに対してアングラー側の意見は、「しょせん魚だろ? 食べるわけじゃないし、釣るために存在してくれているなら、それでいいじゃん?」──みたいな意見が多い。控えめにいってクズいですよね。

ワームが水質悪化の原因であることは、残念ながら、バス釣りが盛んな湖面で認知されています。

水中に残るリグ(仕掛け)の中で自然分解されるのは、フック(釣り針)のみです。ワームとラインは水底に残り続けます。それを清掃する団体活動が行われてはいますが、アングラー達が関わることは本当に少ない……。

いくら啓蒙を行おうが、加熱するブームの影に隠れてきました。その結果、ワーム禁止を打ち出す水面も出てきています。

ワームの使用禁止エリア(2019年時)
  • 神奈川県 「芦ノ湖」
  • 山梨県 「河口湖」「西湖」

参考:日本釣振興会

現在、「芦ノ湖・河口湖・西湖」がワーム禁止水域です。

「言うほど多くないよね?」と思うでしょう。こことは別に、個人が管理する水域に野池など、小型エリアを含めれば、まとめるのがツライほど出てきます。ワーム禁止は禁止でもルアー釣り自体が禁止されているわけじゃありません。

ですが、釣りを正しく楽しまないアングラーが増えることで、釣り自体が禁止されるポイントも増えています。

自然分解プラスチックが環境を救う?

現在では生分解するワームも多くなりました。これは自然界に棲むバクテリアが、製品を食べて消化する画期的な技術です。

Design for Fisherman - BIODEGADABLE WORM
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生分解ワームは、「バークレイ」と「エコギア」が積極的に取り入れています。釣り大会で使うリグは生分解が条件になっていたりと、世間への浸透もそれなりになってきました。

環境に配慮した製品にはECOマークがあります。これは資金の一部を”募金”という形で、湖底・海底清掃の活動に充てています。……てことは、アングラー達も意図せず、環境を綺麗にする活動に参加していた!──ともいえます。なんだかお得。

生分解プラスチックは「レジ袋」にも活用されはじめています。

福助工業株式会社 エコレックス エコ&リサイクル

レジ袋製造大手の「福助工業」は、もし捨てられても自然分解されるレジ袋の開発を行っています。コーヒーチェーン大手のスタバは特に、プラから紙への転換が活発ですね。

現在は各企業がSDGsの取り組みを発信しています。レジ袋削減のため、独自に有料化を打ち出すスーパーや自治体も増えています。これらの活動は環境省が後押しをしていますが、根本的な解決と迅速な改善は、一人ひとりの意識改革があってこそでしょう。

捨ててもいいから捨てない努力への転換を

「ゴミはゴミ箱へ」──自然にゴミを放置しないためには、これを守ればいいだけ。

魚釣りは水中にリグを放り込むため、根がかりで残ってしまった場合、個人が回収するのもリスクが伴います。だから回収を行うダイバーへの投資が必要不可欠です。育成プログラムの確立など、業界が水質改善へのESG投資を行う必要性もあるでしょう。

個人に出来ることは、なるたけ根がかりをしないこと。そして、切れないリグを使うこと。

根がかりはテクニックで外すことが出来ます。引っ張ったり緩めたりを繰り返すとか、位置を変えてみるとか、あとは「回収機」を使うのも効果的。

根がかり回収機は、繋がっているラインに這わせて使います。ナス型オモリをスナップで繋げて先端まで届ける方法でもアリ。

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とある浜松アングラーの一生
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