雨の日に釣りをするのは損だらけ?

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梅雨とか秋雨だとか、うらめしい雨が続く季節があります。

季語として”雨”を詠めばオサレ感があるけれど、アウトドアにとっての雨はリスクだらけ。

「雨の日は釣れる!?」とよく云われていますが、そこにもある理由があります。

主観として、雨の日の釣りは投資に似ていると思う。

メリットよりリスクが勝る雨の釣り

釣行予定を立てると、もれなく雨雲が近づくのが私の運命《デスティニー》。

予定をずらすことができれば、それはそれで完結。でもど~~しても「この日しかできない!」て人もいます。

アウトドアでの事故で多いのは、熟練者からすると「なんでその日に行ったの?」ってパターンが多い。ようは”慢心”であり、ハードラックでダンスっちまうことも考えなかった結果──てことになります。

関係ない人からすれば、「台風の時になんでわざわざ田んぼの様子を見に行くの?」……なんて思うでしょう。

生活する糧が一夜にして全滅する恐れがあるならば、命にかえても様子を見に行くことも、同じ業種からすれば気持ちはわかるかと。

主題に戻すと、雨の釣りは──

少なからずメリットはあるが、正直リスクのほうが勝る。──でも確実なリターンを得るために戦略を練れば勝てる

で考えるのが適しているかと思います。

”投資”における勝ち方というのは、「メリット>リスク」を見出す”判断力”が重要です。

負ける時は少額で、勝てる時に張る』のがトレードの鉄則。経営、生活、果ては趣味の世界にしても同じこと。最善は理論で考えられますが、決断するのは自身の判断力に委ねられる。

これは魚釣りにも通じるところがあります。

──というわけで、”雨の日のメリットとリスク”について考えてみましょう。

雨の日に起こる5つのリスク

1.荷物が増えるし片付けも時間がかかる

晴れの日にレインウェアはいらないし、濡れた物をまとめる必要もない。ということは、用意する道具が格段に減ります。

片付けは道具の水気を取る必要があり、かなり時間を浪費するハメになる。

車の荷台やシートが湿るから、カビが発生して「お習字セット」のような臭いを発する可能性もあります。

2.防水機能がないリールは不具合が起こりやすい

内部のギアに水が入ると、グリスが硬化して動作が重くなる。サビの原因にもなり、OHするほうがいいような状況になりやすい。

防水機能のあるリールも珍しくなくなりましたが、ドラグノブを少しでも緩めている場合は、そこから侵入する恐れがあるので注意。

あとはプライヤーやフィッシュグリップなど、油を使っている製品はメンテナンスを忘れずに。

3.釣り場の危険性が高まる

足元が滑りやすくなるし、河川では増水の可能性が増す。お散歩している人達に見られると、余計な心配をかけてしまいます。

滑りにくい靴はありますけれど、”絶対に滑らない靴”はありません。

4.そもそも水中の状況がわかりにくくなる

波紋が邪魔で水中の様子を伺うことが難しく、濁りもあると深い箇所がわかりにくい。なので立ち込みでハマる危険性がある。

慣れている場所ならまだいいが、はじめての場所ではリスクが増すだけ。

場所によってはゴミが流れてきて釣りづらくなるので、いいことはないです。

5.釣れないとマジで落ち込む

びしょ濡れになり、水気をとったりなんだりで片付けがいつもの倍くらいかかったあと。湿気で曇るフロントガラスを恨めしくエアコンで退治していると、寒気でクシャミが出たりする。

……なんでこんな時に行ったんだろう

そして風邪をひき、生活に支障が起きかねない。

「雨の日は釣れやすいって聞いたんだけど…?」

その認識は間違いではない。……でも条件があります。

雨の日は釣れやすい”といっても、それは雨の温度によって変化します。

寒冷前線がもたらす雨など、水温が下がる雨は魚にとって大敵。急激に水温が下がると、それを嫌って生息レンジが下へと変化しやすいです。

風が吹くとなおさら水面温度が下がるため、それが顕著になります。

水面が雨粒で賑やかになると、回遊魚は逆に活性があがったりはします。

──しかし魚は恒温動物なので、急激な水温の変化には対応できず、人間でいえば風邪をひいたように運動能力が落ちる。

つまり、そういう影響を及ぼす恐れがない程度の雨なら、魚にとってはあまり関係ないわけです。

雨の日に大物を狙いやすい理由と使えるルアーカラー

岸釣りで代表される警戒心が強いクロダイとスズキは、雨が降っているほうが、大きいのを日中でも釣りやすいです。

その理由として、「こちらの姿や音を消せるため」がありますけど、雨よりも風で波立つほうが効果が高い。

人が釣りづらいと思う荒天ほど、流れの弱い岸の影に寄るか深い場所へ逃げるかの二択なので、居るべきポイントを絞りやすいことも挙げられます。

ルアーカラーの話に移すと、濁りが入ると普段は保護色の小魚が露見しやすく、捕食する側は見つけやすくなります。

なので普段人気がない”イワシカラー(ナチュラル系)”と”グリーン系”が、この時に効果を発揮しやすい。ようは暗く見える色

逆に明るめのゴールドやピンクは、泥水と色合が似ているのであまり効果は発揮できません。

まあ”波動”があるルアーならそれらも関係ないわけですが……。

人の少ない雨こそ普段入れない良ポイントでやるチャンスがある

雨の日に釣りをする最大のメリットはコレといっても過言じゃあない。

岸だろうが沖だろうが、魚を釣りたいのであれば、魚が居なければ成立しません。

じゃあ「魚が居やすい場所ってどこ?」といわれれば、それはポイント次第となります。

港内ひとつとっても、潮汐で流れが発生する箇所は均等なわけでもなく、どの場所にも必ず”魚が入りやすい場所”が存在します。

ようはそこが一級ポイントになりやすいわけ。けれども有名なポイントほど、日が昇る前から誰かしらが居たりと、競争率が激しい……。

でも雨の日ならば、好き好んで釣りに出かける人も少なくなります。

普段は必ず先行者がいるような状況でも、雨の日ともなれば人は少なく、釣りがしやすい。

雨の日でも1匹さえ釣れば、「この条件で釣れる」て線引もできるし、「雨でも全然イケるやん?」なんて思うかもしれません。

釣れた喜びがあれば、片付けも苦ではなくなるでしょう。

「雨の日に釣りに行く」場合の要点をまとめると

・天気予報で1日の推移に警報・注意報の有無を調べる

・体が濡れることを避けるよう防水装備はしっかりと(体温低下を防ぐ)

・おぱんつなど着替えの用意は忘れずに

ようは「釣りに支障がないレベル」で行くことを心がけましょう。

雨の日は危険がいっぱい。「あえて行く」の投資にメリットを見出せなければ、回避するほうが賢い。

リスク管理をせず自然をナメる人が事故をするケースも未だに多いのが実態です。

漁師でさえ休む日に海に近づくのは、ただの無謀です。

雨の日にアウトドアをするなら、濡れた物はとりあえずまとめて、衣類は全て着替えるほうがいいです。

濡れた物をまとめるには、こういったバッグがあると便利。

しかし、乾かす手間はプライスレス。

まあ雨の日だと、わざわざ水に浸けて水漏れ探すより、自然と漏れてくることに気づけたりするから、機能の確認として、メンテナンスの一貫で行くのもアリじゃないかな。

釣りにいけない日は、お家でサービスしたり、雑誌やブログなどを読んで知識を育むのも建設的かと。釣具屋にいって情報収集や物色などもいいですねぇ。

ちなみに私が雨の日に釣りをして、一番面倒だと思ったのは、ライフベストの乾燥です。

ポーチ外して浮力材抜いて脱水、だけするならついでに洗って……ふえぇ、部屋干し生乾きだよぅ。

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